駐車場事件の事実の把握
まずは、話しを聞かせて頂いたのですが、次々と話題が変わるのをじっくり聞かせて頂くところから始まりました。
そうして、徐々に神理の取り組みに移っていったのですが、前日取り組まれた7つの視点の事件について教えて頂くことになりました。
この事件は、一度取り組まれて、それほど大きな気づきがなかったので、チームとして取り組むのはやめようと話されていました。
しかし、残念ながら私は聞いていなかったので、何があったか教えてもらいました。
少し聞いていて、様々な人が関わっており非常に複雑で、もやもやしてきました。
整理しないと事実を掴むことも困難だなと感じ、曖昧にせずに、図を書きながら一つ一つ確認させて頂きました。
この事件に関わっていた人は、大きくは3つのグループに別れており、総勢6名が関わっていました。
事件としては、会場近くの駐車スペースが使えなかったことに関して、参加者の方からクレームを頂いた事件だったのですが、三つのポイントでどのようは判断がされていったのか、紙に書きながら確認していきました。
第一ポイントでは、会場近くのスペースは「止められません」とお伝えし、第二ポイントでは一転して「どうぞ使って下さい」とお伝えし、第三ポイントは初めは第二ポイントの指示で動き、その動きを見ていた第一ポイントから修正の指示が来て、会場から離れた場所に移動してもらったという経緯が分かってきました。
判断が変わっていることが面白いなと感じ、それぞれの煩悩を確認すると、第二ポイントだったPさんは快暴流であり、第三ポイントだったAさんは快衰退でした。
そこで、第一ポイントは、どなただったのかをお聞きすると苦暴流のお二人であったことが分かりました。
煩悩のバトンリレーによる問題の拡大
ここまでお聞きしていて、それぞれのポイントにおける判断に煩悩が入っており、問題を拡大させていったことが見えてきました。
ざっくり言うと、第一ポイントの担当者は拒絶で参加者の要求を受け入れなかったために、不満を持たれてしまい、第二ポイントで歪曲して要求に対してYESと答えてしまい、第三ポイントで依存して判断がころころ変わったために、更に参加者の怒りを増幅させてしまっていました。
このそれぞれの煩悩の傾向について、先生がお書き下さった内容を改めて確認させて頂いたところ、『「私が変わります」宣言』に詳しくお書き下さっていました。
『「私が変わります」宣言』の御著書の帯には次のような言葉が書かれています。
一人ではどうすることもできないような試練に直面している方でも、その重すぎる現実を引き受けて、魔法のテコのように、持ち上げて転換してしまう−。その転回点こそが、「私が変わります」という宣言なのです。
改めて御著書を読むと、「私が変わります」宣言が、歴史上のいかなる宣言にも優るとも劣らない、気概と決意を湛えるものであると示されていました。
「新しい力」の御著書もそうですが、2000年の初頭は、受発色について詳しくお書き下さっている本が発刊されていました。
今回の事件を通して見えてきた、受発色についてお書き下さっている部分について、御著書の内容を深めさせて頂きます。