青年塾セミナーから始まった2015年の層別セミナーですが、次なる豊心大学セミナーが開催されました。
今回は、東京本部がメインでプロジェクトを担うことになったのですが、私も先生のいらっしゃる場に行きたいという思いから、プロジェクトに申し込みました。
Contents
プロジェクト起動
これまでやったことがないプロジェクトをやってみたいと思って、記録とホテル担当を希望していたのですが、蓋を開けてみると安全防災のプロジェクトとなっていました。
数年前に担ったときには、自然環境も厳しい中、チーム内の響働もできず、歓びよりも苦しい思いが残ったプロジェクトとなっていました。
ただ、チームが決まったからには引き受けさせて頂こうと思い、事前のチーム展開に参加すると、古くからの友人のK君がリーダーであり、開けのセミナーでも同じグループのSさんも一緒であることが分かりました。
初回のチーム展開の時に、昨年の安全防災チームの困惑をお聞きすると、新潟地区のメンバーと地域を越えての響働について、様々な課題があったとお聞きしました。
当初、その問題を解決する方法として、K君から新潟のメンバーが多くなりすぎないように、メンバー構成を調整する話を聞きました。
私も「その方がいいかな?と」思いました。
しかし次の瞬間、ふと最近の先生のご指導でよく使われるカオスの図が心に浮かびました。
この事態もカオスなんじゃないかなと感じたときに、昨年と同じような暗転を引き出すか、光転を引き出すかは私たち自身の心にかかっていることに気付きました。
そして、もし光転したらと思った時に、その地区自体の未来が光転していくんじゃないかと思えてきました。
リーダーのK君にもそのことを提案させて頂いたところ、この試練を神理実践で乗り越えていこうと共感が深まりました。
チームの願い 誓願への取り組みの深まり
そこから、スクラップアンドビルドを繰り返しながら、チームの願いに皆でアクセスし、以下のような願いに到達しました。
・参加者お一人お一人が先生との絆が深まり、「未来は変えられる」青写真に到るために、安心安全にセミナーを受けて頂ける場を具現します
・先生とご一緒に一人一人が神理実践に挑戦し、それぞれのテーマを超えて「未来は変えられる」プロジェクトの一転生を生きる。
今回は徹底して神理実践に取り組んで、プロジェクトを通して「未来は変えられる」セミナーを体験しようと願いが深まっていきました。
禅定への取り組み_転生を通して蓄積してきた智慧
今回は、3日間のセミナーであり、前日の夜からプロジェクトはスタートすることになっていました。
事前の東京でのチーム展開を終えて、木曜の夜に八ヶ岳に到着しました。
明け方に、地上の星で、禅定に取り組ませて頂きました。
取り組みを深める中で、ふと信次先生が書かれていた本の内容が思い出されました。
信次先生の御著書の中には、私たちは魂として何度も転生を繰り返し、智慧を蓄積してきているので、神理を学ぶことを通してその智慧を思い出していくことが重要であると書かれていました。
私の魂にも、様々な智慧が蓄積されているんだろうから、その智慧に光が注がれて道が開かれていくようなイメージがふと湧いてきました。
2013年の6月に高橋信次著作集「心と人間シリーズ」として、「心眼を開く」という御著書が発刊されていますが、「般若波羅密多への道」という章に次のような一節があります。
心の窓というものが、なぜ開かれるか。転生輪廻の自覚は、今日の演台である般若波羅密多への道であります。
「心眼を開く」 23P〜25Pより抜粋
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般若とは偉大なる智慧であります。知識と智慧は別物。波羅とは行くということ、到達するという意味です。密多とは、内在された智慧の宝庫を指しているのです。
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般若心経は学問からでは理解できません。なぜかというと、般若心経は、心の在り方と行い方、空の実在の世界と色の現象の世界について説いているからなのです。
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私たちは、まず自分自身が行じ、正しい心の物差しを通して、生活を正していくことです。偉大な智慧は、そうした心と行いによって生まれるものであり、般若波羅密多の境地は、そうした過程のなかから作り出されて行くのです。
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また、学ばないのに偉大な智慧に到達出来るのは、心の窓がひらかれ、過去世を思い出すことによって、過去世に学んだその智慧が現れるのであるということを知りました。心の窓は、八正道にもとづく実践によって開かれます。そうした人びとが数多く出て来ています」
改めて読み返してみると、信次先生という偉大な魂が、仏教やキリスト教を学んでいなくても、当時の法を説かれ、多くの過去世の弟子達が集ってきたことを示されていたことが分かりました。
(ちなみに、この時体験したことの意味は、セミナーの最後の方で明かされていきました・・・)
巨大な日輪
それから朝のチーム展開が始まったのですが、空には巨大な日輪が現れました。
私も、20年近く八ヶ岳に来ていて、こんなに巨大な日輪は初めて見たのですが、地元の人も珍しいと言って写真を撮られていました。
最終的に、セミナー期間中毎日日輪は出現していました。
お昼が近づいてきて、参加者の皆さんが到着され始めたのですが、更に日輪の輝きは増していきました。
私はHさんとご一緒に、バスの降り場の働きを担うことになったのですが、バスを降りられた皆さんに日輪が出ていることをお伝えしました。
バスを降りられた皆さんは、空を見上げて、一様に驚きと感動の声を上げられました。
「こんなの生まれて初めて見た」
「八ヶ岳に来れて本当に良かった」
「今回のセミナーは、何か特別な意味があるんですね!」
そうやってセミナーに来ることができた感動を体験されていました。
その反応を見ていて私も嬉しくなってしまい、積極的にバスを降りられる皆さんに日輪の事をお伝えしていきました。
その様子を見ていた場外ターミナルの責任者のXさん方から、「混雑するので日輪のことは伝えないで下さい」と指示がありました。
私も、確かにそうだなと思いつつも、せっかくの奇跡的な現象をお伝えしないのはもったいないと思い、こっそり伝えるようにしました。
同じプロジェクトをやっているHさんにも、指示があったことをお伝えしたのですが、
「そうは言っても、言わないのはもったいないですよね!」と、愚痴で響き合ってしまいました・・・。
セミナーインセミナーとしてのプロジェクト活動
セミナーのオープニングが始まり、安全防災チームとして、研鑽の時間が持たれることになりました。
私はHさんと一緒に、日輪事件を介在に、「正見のまなざし」の御経文に取り組むことになりました。
GLAのプロジェクトは単純な奉仕活動では無く、セミナーインセミナーとして、プロジェクトというもう一つのセミナーとして行われています。
研鑽奉仕一如の精神が非常に大切にされており、プロジェクト活動を通して、ウイズダム、実行、後智慧という具現の智慧や、成長の智慧、響働の智慧を学んでいくことができできます。
Hさんは、プロジェクトへの初参加であり、全てが新しい体験だったのですが、同伴者の方にも入って頂いて、一緒に「正見のまなざし」のシートへの取り組みを深めていきました。
正見のまなざし_日輪事件への取り組み
「正見のまなざし」の御経文は、10年以上前に下ろされたのですが、非常に深く、取り組む度に様々な発見を頂きます。
一つの事件に対して、先生がお示し下さった7つの視点から捉え直していくと、自分自身の事態に対する視点が偏っていたことが見えてきました。
そして、より事態の真相が掴めるようになり、思いの偏りも自然と解消されていきました。
Hさんも、取り組み始めたときは不満の思いが強かったのですが、ターミナルのXさんに対して思いを馳せられるようになり、Xさんの場を守りたいとうい願いを発見されていきました。
そして、セミナーを通して、安心安全な場を作りたかったのに、自分は真逆の行為をしていたことに気付かれ、後悔の涙を流されていきました。
神理は本当だった!心と現実のつながりへの確信の深まり
後悔が深まった心で、次に、どのように生き直すか願いを深めていきました。
すると、場外ターミナルのXさんと願いを共有し、響働して場をお守りしたいという思いが溢れてきました。
シートにその願いを記し、まずはXさんに、本当はどのように思っていたのか教えて頂こうと話し合いました。
シートの取り組みが終わり、外に出たところでXさんとバッタリ出会いました。そこで、取り組んだシートを共有させて頂きたいとお願いしました。
もしシートに取り組んでいなかったら、ちょっと距離を置いて、自分から話しかけることはなかったと思います。
その後、Hさんと一緒に地上の星の防災をしているところに、Xさんがやってきました。
Hさんはシートに取り組んでの後悔と願いを率直に分かち合われました。
そして、Xさんの気持ちを聴かせて下さいとお願いすると、「参加者の皆さんの安全をお守りするために、そのような指示を出していたんです」と話して下さいました。
やっぱり願いは同じで、響働する同志だったことが分かりました。
Hさんにとって、今回のシートへの取り組みは非常に大きかったようで、シートを通して事態の見方が分かり、敵だと思っていた人が同志に変わっていく体験をされて、本当に心が現実を作っていることを実感されました。
そして、神理によって現実を切り拓く体験ができたことを歓ばれ、神理を深める歓びがチーム全体に分かち合われていきました。
プロジェクトの事件を通して見えてきた自らの未熟
今回の取り組みは、私自身とっても大きく、これまでの自分の仕事に対する姿勢についても改めるきっかけとなりました。
私は、仕事において業務システムの改革プロジェクトを担当しており、既存のシステムを担当している人達からは快く思われていない所があります。
これまで、既存のシステムの問題点のために苦労してきたこともあり、現場のメンバーと一緒に愚痴が響き合うようなことも度々ありました。
自分としては、既存のシステムに不満を持つ人が増えれば、現実が変えられるんじゃないかと考えていたので、機会を見つけてはそのような話しをしていました。
しかし、今回の事件では、Hさんと愚痴が響き合ってしまった結果、Hさんは継続して日輪の紹介を続けられたために、参加者の要請に応えて日輪のカメラ撮影担当になってしまい、本来業務としての誘導ができなくなりました。
Hさんとの間で響き合った愚痴は、決して光転には繋がらず、自分から離れたところで暗転の現実を拡大していってしまいました。
職場で自分が発していた不満や愚痴は、現場の仲間と響き合って共感が生まれたところで、本当の光転にはつながっていかないことを感じ、後悔が深まりました。
それよりも、自分の内側に願いの光を見出し、不満を持っていた相手に伝えて相手の心からも光の心が引き出される方が、全体の光転につながっていくことが見えてきました。
一回のプロジェクトは一転生_プロジェクトを通して頂いた智慧
ほんの数時間の体験だったのですが、これまでの人生の繰り返しの縮図を見せて頂いたように感じました。
プロジェクトでは皆さんが神理実践に挑戦しており、皆で心と現実のつながりについての発見を深めながらはたらきを担うため、短期間で沢山の気づきや発見が起こっていきます。
初日だけで、愚痴によって壊される現実と、願いによって開かれていく現実の両方を体験させて頂き、自分自身の深いつぶやきを転換し、価値観が大きく変わる体験を頂いてしまいました。
まだ、始まって数時間なのに、本当に大きな気づきを頂いたなあと思ったのですが、更にプロジェクト体験は深まっていくことになりました。
先日のセミナーでお世話になりましたtakeda という者です。
快暴流の歪曲の回路を超えるためには、手応えを求める心を何とかしないといけないと感じておりまして、その意味でもbuyanさんからのご指摘のとおり集中プロジェクトに参加させていただこうと思っております。
ウイズダム作成の観点からこの記事を読ませていただいたところ、いくつか気になるところが出てきましたので、またご意見を伺ってみたいと思いました。
『「未来は変えられる」青写真に到るために、安心安全にセミナーを受けて頂ける場を具現』という願いの部分に関するものなのですが、安全ということに焦点を絞ってみますとバスの発着所での混雑は一般のところよりも安全のレベルが少し低いように見受けられるようにも思われました。(今年はまだ行っていないので現在の状況はわかりませんが・・・・。)以前八ヶ岳のセミナーに行きましたところ、バスの後ろにタクシーが止まっていたのに運転手が気づかないで、バックしようとしてベンチで見ていてひやりとしたことがありました。これは一般の企業の生産部門では、ヒヤリハットと呼んでいいものだと思いますが、安全防災チームにもこうしたヒヤリとした事例についてまとめたものがあると思いますがいかがでしょうか。
通常のバスの発着所ではバックしないで外に出られるようになっているように思いますので、未来について永続的な安全を考えたレイアウトなり、発着所の整備なりについての構想がありましたらそれも教えて頂けたらと思います。
リスクアセスメントというものを工場では進めていまして、その中では、誰か大きな事故を起こさないと現実は変えられないものだ、というのが自分によく出てくる煩悩みたいです。
神理に従えば力があるということが、そうした意味で今ひとつ実感できていない部分がありますので、支障があるようでしたらこのコメントは非表示にしていただけたらと思います。
こちらこそ、お世話になりました。コメントありがとうございます。
集中プロジェクトへに参加されるんですね。
きっと快暴流を超える願いを立てて参加したら、色々と気付き、発見があると思います!
よかったら感想とか教えて下さい。
駐車場でそのような、危ないシーンがあったんですね。
ヒヤリハットのような事件は、後智慧として保管されていると思います。
私も次に担う機会があれば、その点も共有したいと思います。
発着所の整備については、私には分からないですね。