宇宙との響働による青写真へのアクセス_具現の循環(先智慧・実行・後智慧)

前回、ブログの後智慧をしようとしていてディスカバリーを反芻していたら、アトランティスの後悔が深まってしまい大幅に脱線しました。

ただ、アトランティスの後悔を頂いた私たちに対して、創造の秘技を伝承して頂いていることも深まりましたので、そのことも大切にしつつ、更に具現の本質に迫っていきたいと思います。

ディスカバリーの第四章は、「変革の段階 宇宙の意志、青写真へアクセスする」というテーマが示され、具現について詳しく書かれています。

響働の三つのテーゼとして、次のように示されています。

響働の三つのテーゼ
第一のテーゼ:響働とは何か・・・・・・宇宙との共鳴
第二のテーゼ:響働の力・・・・・・鍵と鍵穴
第三のテーゼ:響働がもたらすもの・・・・・・3つの賜り物

非常に深い内容が書かれているのですが、その一つ一つを改めて確認していきます。

第一のテーゼについて、以下のような一節があります。

「このように響働とは、自らを開いて、宇宙全体、世界全体と一体となった生き方を示すことなのです。そして響働を生きる時、私たちは今その時その場に本当に必要とされている全体からの呼びかけに応えることができます。私たちは全体と一つになり、その時と場に生じた本当の必然と必要に生きることができるのです。」 ディスカバリー236ページより抜粋(以下ページ数のみ記載)

宇宙全体の進化の流れの中にあって、個としての人間が、宇宙の意志と一つとなって新たな創造を果たしていくことができる。

宇宙は人間を通して新たな進化を果たすことができる!、大いなる存在と人間の深い絆が感じられてきました。

「そして大いなる希望とは、私たちは自らが発するものによって、宇宙と響き合うことができるということです。たとえ、現状の人間がどのような限界を示していようと、誰もがこの『宇宙の和音』を奏でる可能性を持っています。そして、私たちが宇宙と一致した和音を奏でて生きるそのとき、そこに宇宙との響働の現実が現れることになるのです。」 237ページ

人間がどのような限界を示していても、宇宙と一致した和音を奏でて、響働の現実を現すことができる・・・。

それまで、何となく仲良くするの延長線上に「響働」という言葉を使ってきましたが、全く違っていました。

また、祈りをや禅定への取り組みの深まりと共に、少しずつ大いなる存在を感じるようになってきましたが、更に大いなる存在が身近に感じられてきました。

第二のテーゼですが、人間の歴史は響働によって導かれてきた事実を確認するために、歴史上の事実を示されます。

18世紀のヨーロッパ天然痘で、100年間に6000万人が死亡したと推計
 ↓
ジェンナーが種痘法を開発

20世紀前半、結核によっておびただしい人が生命の危機
 ↓
土の中から結核の特効薬としてストレプトマイシンを発見

第一次世界大戦による飛躍的な負傷者の増加
 ↓
直前にアンリデュナンが敵味方の区別無く傷病兵を助ける国際赤十字を設立
ナイチンゲールによる看護制度の確立

数世紀にわたる英国の植民地支配によって、祖国への誇りを失ったインドの民衆
 ↓
ガンジーのサティア・グラハ(真理把持)によるインド独立

このように、歴史上の事実を振り返りながら、《鍵と鍵穴》という世界の実相の捉え方を紹介されます。

「つまり、私たち人間が困窮する事態を鍵穴にたとえるならば、その扉を開く鍵がこの世界には存在しているということです。困難や危機という鍵穴に対して、必ずその扉を開くような鍵があるのです。」 239ページ

次に、「鍵と鍵穴」という世界の実相が教えてくれるものとして、次の二つを示されます
1.世界に存在する「痛み」にはそれを癒す力が必ず存在している。世界はそもそも《痛みと癒しの基本構造》を持っており、私たちはそのことを信じて世界と関わってゆくことができる。
2.その鍵を差し込む扉の開き手は、ただ思うにまかせて鍵を手にしたのではなく、世界から与えられる

そして、次のように締めくくられます

「自我の原理によって、自分がやりたいように事態に接している限り、私たちは決してその鍵を手に入れることはできません。私たちが、自らの中に魂の原理を強く打ち立て、世界に満ちる指導原理に調和し、宇宙の和音に共鳴したその時、鍵は私たちに授けられ、そこに新たな開けが準備されるのです。その時、人は、世界に厳然として存在していた困難を解決する智慧を授かり、その智慧は、試練と苦難の事態を開く力を導くのです。」 240ページ

改めて響働の力「鍵と鍵穴」について深めたときに、魂の原理を生きることを通して、世界の基本構造と調和し、困難を解決する鍵が授けられることが分かりました。

自らの魂が抱く様々な動機や必然に対して、それらを受けとめる世界をもっと信じて歩むことができる希望が感じられてきました。

第三のテーゼは、響働によって、鍵が鍵穴にはまるとき、その時と場にもたらされる限りを超えた智慧と力として、三つの《宇宙との響働による賜り物》を示されます

宇宙の源からのエネルギーの湧出
内なる促しと外なる促しの一致
ミクロとマクロの共振

そして、先に紹介した歴史上の3人にどのように賜り物がもたらされていたのかを示されます。

《宇宙の源からのエネルギーの湧出》はナイチンゲールです。彼女は、2年間の戦場での看護活用による身体的消耗が激しく、生涯寝たきりの生活となります。しかし、病院のベッドの上から一万通以上の手紙と論文を執筆し、看護制度の確立と整備のための活動を続けます。その超人的ともいえるエネルギーの湧出は、宇宙の源からのエネルギーの湧出によってもたらされていました。

《内なる促しと外なる促しの一致》はアンリデュナンです。デュナンは内なる促しに従って国際赤十字を創設しますが、その後ほどなく数百万人以上の人命が奪われた二つの世界大戦が勃発します。世界がその組織を必要とする前に、デュナンはその現実を世界に生み出していました。

《ミクロとマクロの共振》はガンジーです。インドは数千以上の言語、数百の民族が混在し、無学文盲の人も少なくなく、全国の民衆に伝えていくのはかなりの困難がありした。ガンジーは説得ではなく、インドという全体が必要としていた智慧を受信し、民衆に向かって発信しました。その時、個と全体の共振現象が起こり、人々は難しいはずのサティアグラハを身を持って生きました。

そして次のように締めくくられます。

「このように響働の現実が起こるとき、それまでの時代の前提を超越させる智慧が現われ、そこには思いもかけない力が注がれ、そしてその力が事態を転換させゆくのです。」 242ページ

ここまで響働について深めてきて、自分の中にあった虚無感が根底から覆されていくような衝撃を受けました。

私は幼い頃、ニュースか何かの番組を見ていて次のように感じたことがありました。「どんなに努力して、たとえ総理大臣になったとしても、人間は自由には生きられない・・・」

そのような人間不信を幼い頃から感じていました。

しかし、先生が示される人間観、世界観はそのような人間不信を超える智慧と光に満ちていました。

響働の智慧を深めていく中で、改めて「ビッグクロスとの再結」が深まっていきました。

次に第一のテーゼ、第二のテーゼを振り返られた後に

「これら二つの命題からも導かれるように、宇宙は、その時代において人類が必要としている現実をこの世界に生み出そうとしています。そして、そこに生きる人間は、その宇宙に流れる意志に共鳴して、その人生をそこに奉仕することができるのです。
 大切なことは、その生み出されるべき現実には、世界の側にその基本的な設計図が存在するということです。その設計図を、私は《青写真》と読んでいます。私たちが真の具現を志すにあたっては、世界との共鳴を通して生まれるべきその青写真をこの世界に顕現させなければならないのです。」 243ページ

と、青写真について示されます。

この「青写真にアクセスする」という言葉は、GLAの中でもよく使われています。

私自身もウイズダムのテーマとして、「〇〇の青写真にアクセスするためのウイズダム」として取り組むこともよくあります。

しかし、「響働」という言葉に托された宇宙と人間の関係への理解を深めた上で、世界の側にある基本的な設計図としての「青写真」を受けとめると、その意味が大きく変わってゆきました。

青写真にアクセスしていった人類の歩みの例として、ライト兄弟がフライヤー号という飛行機の青写真にアクセスしていった歩みが紹介されます。

1997年頃のプロジェクトで、セミナーのためにライト兄弟の先人研究に取り組んだことがあるのですが、ここでちょっとだけ脱線してその時に分かったことを一部ご紹介します。

飛行距離100mの壁を越えるのは人類にとっての長い間の夢でした。

有史以来、多くの人々が試行錯誤しながら様々な飛行機を開発するのですが、誰一人として100mの壁を越えることはできませんでした。

しかし、ライト兄弟がフライヤー号を開発することで、飛行距離は飛躍的に伸び、地球一周、果ては宇宙飛行さえも瞬く間に可能になっていきました。

Airfight 01 01

ライト兄弟のフライヤー号

今となっては流体力学という理論や計算式があるため、必然的に飛ぶための羽の形や位置をコンピューターの計算によって導き出すことも可能です。

物理の法則は変わらないので、飛ぶための最適な形というのは、世界の側が既に持っているということだと思います。

基本的な設計図としての「青写真」とはそういうことなんじゃないかと思います。

Plane cfd

CFDソフトでの解析結果

また、Discoveryに戻ります。

最初からその答えを知ることはできないので、青写真にアクセスしていく歩みが必要になってゆきます。

先生は、青写真にアクセスする基本的な営みである、具現の循環の図の中に、先智慧、実行、後智慧を示されます

Junkann

その上で、先智慧について次のように定義されます。

「それでは《先智慧》とはいかなるものでしょうか。
先智慧では、今自分の目の前に現れている現実に基づいて、私たちがその時に世界から呼びかけられていることを予め洞察します。そして次に、その洞察がもたらす直感に基づいて、どのような心の構えといかなる方法によって、新たなる現実をつくり出してゆかなければならないかの目標と方策を定めます。それは、いわば青写真のヴィジョンと、そこに向かうステップについて、「仮設」を立てることにも似ています。」 251ページ

更に後智慧についても定義されます。

「しかし、私たちの先智慧が十全であるとは限りません。むしろ先智慧は智慧足らずで、仮設が「真実」、つまり「青写真」とずれて存在するところから始まるのが普通です。
だからこそまた、実行して後、その結果を振り返って智慧を抽出する必然が生じるのです。それを《後智慧》と呼びます。私たちの立てた仮説が青写真に則していない時、その仮説によって導かれた現実の中には、必ず世界の実相に調和していないための歪みが現れています。その歪みを鋭く感知して、そこから世界が私たちに発しているメッセージを読み取ります。すなわち、実行した結果の中から、自分たちが立てた仮説がどのように青写真から外れていたのかを読み取り、それを修正して、少しずつ仮説を真実の青写真に近づけてゆくのです。」 251ページ

この先智慧、後智慧を繰り返しながら少しずつ青写真にアクセスし、Discoveryの瞬間に仮設が真実と一致すると示されます。

「ブログの後智慧をしたい」から始まった歩みでしたが、ようやく後智慧まで到達できました。

ここまで、宇宙との響働、青写真へのアクセス、具現の循環(先智慧・実行・後智慧)について、ディスカバリーに書かれている内容を一つ一つ確認していきました。

重要と感じた場所を一部抜粋させていただきましたが、説明足らずで分かりにくかった部分も多々あると思いますので、是非、この機会に御著書を読み返してみることをお勧めします。

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取り組みを通して、何度も何度も読み返しながら、これまで使い慣れてきたGLAの言葉の意味を改めて確認していきました。

GLAではよく、GLA用語がよく分からない新人さんのために、新しい言葉は新しい世界を開くので、一つ一つのGLAの用語も覚えていきましょうと誘われます。

私は、新人さんではありませんが、一つ一つの言葉の意味がこんなにも深いのかと改めて驚いてしまいました。

先生が新しい言葉を生み出されることに対しても、それまで特に意識したことは無かったのですが、これまでの人類が知らなかった新しい世界観(それは元々あった根源の世界観とも言えるとおもいますが)を示されるために、新しい言葉を生み出して下さっていたことがようやく分かってきました。

そして、私の魂が転生かけてずっと探し求めてきた「神理」に、辿り着くことができていることに改めて気づかせて頂きました。

ただ、与えられている神理の言葉の深みを、どれだけ深く受けとめられるかは境地にかかっていると思うので、神理実践を深めつつ、先生の御著書の反芻行に取り組んでいかなければならないと改めて思いました。

そして、神理の深みを少しでも体験し、魂に刻んでいきたいと願います。

次こそ、ブログの後智慧に取り組みます!!

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