ここ最近は、比較的に順調に、仕事もGLAのプロジェクトも進んできていたのですが、第2回 TL SRSの直前に仕事とプロジェクトにおいて大きな試練が発生しました。
仕事においては、デザイン部門から、それまではデザインの基準をクリアーするデータを作成できたと高い評価を頂いて順調に進んできたのですが、担当者が変わった途端、一転して厳しい評価を頂き、更にこれ以上設計からの要望には応えられないとの返事がありました。
GLAのプロジェクトにおいても、不信感が引き出されるような事件が発生しました。
GLAのプロジェクトについては神理実践シートで転換したのですが、仕事の問題はそう簡単には転換できず、呼びかけを感じつつTL人間学シリースセミナーに参加することになりました。

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アウェイでの神理実践への共感
今回のセミナーでは、先生がお作りくださった神理実践シートに取り組ませていただきました。
通常はシートに取り組んでからミーティングで深めることが多かったのですが、今回は、何度も何度もお隣になったKさんとのツインミーティングがあり、京都というアウェイの地で、熱中症対策に取り組まれている苦労話を様々聞かせて頂きました。
私もデザインはアウェイなので、似ているところがあるなと思いつつ、ご一緒に深めてゆきました。
いつもと取り組みのリズムが違っており、少し戸惑う所もあったのですが、ミーティングを重ねるごとに、それぞれの状況への理解を深くしてゆきました。
前回のご講義で先生がお話しくださった、命の共鳴理論と、命の消費理論という2つの観点で深めていったのですが、実践報告された大学の先生がどのように転換されて、生徒との出会いが変わっていったのか映像を見せて頂きました。
命の消費理論から共鳴理論への転換による驚くような変化
ただご講演をお聞きしただけだと、「いいお話だな」と感動しつつも客観的に受けとめて終わっていたのですが、シートに取り組みながら見せていただくと、1つ1つの転換がぐっと自分に引き寄せられてきて、自分の抱えている問題に対しても解決への鍵が与えられるように感じられてきました。
そうして、問題の見え方が変わってゆきました。
当初は、相手が問題で自分は被害者であり、相手が変わらなければどうしようもないと受けとめていたのですが、命の共鳴理論に1つずつ転換してゆくと、相手の方から大事な議論すべきポイントを提示していただいていると感じられてゆきました。
そして、相手の困りごとを深く理解して、新しいツールでの解決方法を一緒に体験することで、見方が大きく変わってゆくのかもしれないと、受けとめ方が全く変わってしまいました。
セミナー前の、「もう道はない、終了」と思っていたところから、「問題を一緒に解決し、新しい次元に飛躍するチャンスへ導かれている」と変わってしまい、驚くような変化を頂くことになりました。
人生の深い後悔への涙の同伴
私自身にとっても大きな発見へと導かれたのですが、ご一緒にツインミーティングで深めていったKさんにも大きな転換がもたらされてゆきました。
少し前の伝研セミナーで、たまたまKさんの後輩にあたるMさんと同室になり、Kさんの仕事ぶりについてお聞きしていたこともあり、周りからはどのように見られていたのかを自然とお伝えしてゆきました。
Mさんの話を聞いたこともあり、実践報告の大学の先生とKさんは似ているところが多々あるなと感じていたのですが、ご本人はそれほど引き寄せられていないように見えました。
2日目の午前中も、Mさんとご一緒にシートを深めることになったのですが、途中でMさんの中に大きな発見があり、シートの取り組みの時間になっても、ご自身の発見をずっと話してくださいました。
よっぽど大きな発見だったんだろうなと思いつつ、受けとめていると、途中から後悔の涙を流されるようになり、ずっと泣き続けられるようになりました。
休憩に入ってもずっと涙を流されて、ご家族の苦しみなど色々とお話しくださったのですが、何か先生がずっと傍にいてくださって、受けとめてくださっているように感じられてきました。
神理による、人生の重要な転換点に立ち会わせていただいている恩恵をずっと感じていたのですが、その方が先生とつながる場に立ち会わせていただけるような同伴をさせていただくことが、自分の魂の願いなんだろうなと改めて感じさせていただきました。
先生のご講演!先生に深く救われている恩恵の意識化
高橋佳子先生のご講演では、先生が問題と集団の意識の関係についてお話しくださった部分があったのですが、どうにもならないと思っていた問題に対して、先生が明確に構造を見抜いてくださったように感じました。
そして、今抱いている葛藤との関係が見えてきたのですが、それを超えてゆく道として、「心の力」を解放してゆく道を教えてくださいました。
今回のシート取り組みを通して見えてきた転換への道と、先生のご指導の内容がつながって、理論を実際に生きられるように既に導いていただいていたことを感じました。
仕事における具体的な道の開き方、そしてGLAのプロジェクトにおける葛藤についても、非常に深い転換へと導かれ、何か本当に先生に救っていただいたと実感しました。
頂いた恩恵を胸に、更に稲穂の心の神理実践によって、皆さんの光によって支えられながら、使命の働きへと導かれるように、菩提心発掘の歩みを深めてまいります。

自分自身だけが取り残されている寂しさの意識化
少し時間を巻き戻して、TL人間学シリーズセミナー中に生じた事件について分かち合わせていただきます。
初日の夕食後のパートで、先生のかけ橋セミナーにおける具現を見せていただく機会がありました。
今年の青年の目覚めは、本当に驚くような転換が次々に連鎖していくように見えたのですが、その背景にはこの8年間に先生が100回以上、「チームさきがけ」にご指導を重ねてくださっていたことが分かち合われました。
そのご指導を通して、次なる共同体のフロントを背負うメンバーが輩出し、職員になる方も生まれていったのですが、先生が関わられたところは、明らかに光転しているように見えてきました。
青年塾の最後の数年間は、自分にはどうすることもできない重い問題に、挫折感を抱いて卒業することになりました。
その後、重い問題を先生が根こそぎ転換していってくださっていったように見えたのですが、自分だけ取り残されているような寂しさも感じられてきました。
これは大きな葛藤を自分の中に抱えてしまい放置したままだと思い、シートに取り組もうとしたのですが、時間がなく中途半端なままとなっていました。
くすぶっている恨みから「稲穂の心」の菩提心による転換への誘い
翌日、先生のご講演が終わった時に、今回もセミナーの前に抱えていた問題が根こそぎ光転へと運ばれていくような感覚を頂くことになったのですが、どれほど大きな助力の光が注がれていたのかなと思ったときに、セミナーのたび毎に光転へと運ばれ続けてきた恩恵が深められてゆきました。
その想いを抱いて、セミナーが終わってから神理実践シートに改めて取り組んでみると、「投げやりになるとき」の祈りが心に響いてゆきました。
『つまづいてもつまづいても立ち上がり
挫かれても挫かれても強くなり
たたかれてもたたかれてもたくましくなり
だまされてもだまされても信深くなり
嫌われても嫌われても愛は大きくなります。』
自分だけが取り残され、私にはもうどうすることもできないという諦めの思いがあったのですが、まだ道は続いていると感じられてきました。
そして、私が志半ばで投げ出さざるを得なかった問題を、先生がそれ以降、いやそれ以前からもずっと光転へと運び続けてくださっており、青年講演会の具現、そして未来の日本と世界を救う具現の御業を見せていただいている恩恵の思いの方が強くなってゆきました。そして、私も先生の御光の中を歩ませていただいていたことの恩恵を少しずつ感じさせていただけるようになりました。
今年は「稲穂の心」の菩提心御守を頂きながら、どこかで根底にある恨みがくすぶっているような感覚があったのですが、その闇と正面から向き合い、転換する歩みへ向かうよう誘われてきているようです。
1つ1つ菩提心発掘の歩みを深め続け、世界に対する透明なまなざしと美しい志を得て、実るほどに――自らが成長し、実りを結ぶほどに、頭を垂れる――感謝の念を深くしてゆく「稲穂の心」が完全な姿で現れてゆく道へとむかって参ります。