先生との出会いの必然_人類一万五千年のアトランティスの後悔を生き直す時

前回は、一つ一つの記事を振り返って、後智慧を深めました。

もう一つの側面として、アクセスの統計結果からの後智慧に取り組み始めたのですが、改めて先生の説かれる創造について学び直したいと思い御著書を色々と読み返していったのですが、衝撃と共に深めることになりました。

Contents

先智慧→実行→後智慧 という具現のサイクル

GLAのプロジェクトは、先智慧→実行→後智慧という具現のサイクルをとても大切にされています。

最初に先智慧としてのウイズダムに取り組みます。

願いを明確にし、現状として現れている問題を意識化し、問題を生み出している煩悩を、菩提心に転換することで最短距離での課題解決の道を歩むことができます。

そして、ウイズダムに従って実行した後で、後智慧に取り組みます。

具現の循環
「Discovery」 252Pより抜粋
https://www.sampoh.co.jp/books/discovery/

後智慧に取り組むことの重要性

「問題への解決に取り組むウイズダムは好きだけど、実行という山場を終えて、後智慧に取り組むのは面倒くさい」と感じられている方もいらっしゃるかも知れません。

現代という時代を考えても、どんどんアウトプットを出すことが評価される傾向もあるため、ある側面仕方がないのかも知れません。

しかし、後智慧にはウイズダムに匹敵するような重要な意味があると感じています。

後智慧に取り組むことで頂いてきた功徳

具体的に、後智慧に取り組むと、どのような功徳があるのか、GLAのプロジェクトをやってきた経験から、未熟ながらもまとめてみます。

・実行した結果をきちんと評価し、願いに対して何が生み出されたのか確認できる。
・良かった点、足りなかった点を意識化し、次なる課題としての改善点が見える。
・後悔と願いが深まり、更なる実践に向かうエネルギーをチャージすることができる。
・中期長期のプロジェクトの場合、全体の計画に対してどれくらい進んできたのか把握でき、改めて計画の見直しにつなげられる。
・一つ一つ生み出されたプロセスを整理することで、問題解決のスキルを身につけることができる。
・その手法を体系化することで、次の世代に伝承していくことができる。

このような功徳があり、後智慧に取り組んでから先智慧としてのウイズダムに取り組むことで、問題解決力を飛躍的に向上できると感じています。

逆に、後智慧に取り組まないで進めてしまうと、そのうちにエネルギーが枯渇して疲弊し、進化がストップし、悪循環のサイクルに入っていきます。

そのような苦い経験も何度かする中で、改めて後智慧の大切さを痛感するようになってきました。

御著書「ディスカバリー」 創造の秘儀へ

プロジェクト経験の中から後智慧の重要性は深まってきているのですが、個人的な意見ではなく、改めて先生がどのように「先智慧→実行→後智慧」の具現のサイクルをお説き下さっていたのか確認したいと思い、御著書「ディスカバリー」を読み返してみました。

ウイズダムの構成
「Discovery」 271Pより抜粋
https://www.sampoh.co.jp/books/discovery/

上図はウイズダムの説明ですが、苦集道滅の一つ一つの項目に、後智慧の深まりが反映されることになります。

「ディスカバリー」のイントロダクションの中に「創造の秘儀へ–人類一万五千年の後悔を行き直す時」という章があります。

そこには、アトランティスの後悔について書かれているのですが、改めて読み返して衝撃を受けました。

この御著書が発刊された20年ほど前に、先生はこのイントロダクションとともに魂の所以に遡る瞑想をして下さったことがありました。

その当時は、自分には魂の記憶が蘇るようなことは起こらず、思い出している人を羨ましく見ていたのですが、アトランティスに対してはあまりリアリティーを感じられませんでした。

しかし、改めて読み返したときに、自分の中にも深い後悔と願いがあることが内側深くから感じられてきました。

人類の一万五千年前の後悔を行き直す道を開かれる先生

イントロダクションには次のようなことが書かれています。

一万五千年前に、欲望のままに内なるエネルギーを解放し、内なる闇が外に現れ滅んでしまったアトランティス。

そのあまりにも深い後悔によって、人間は内なる力を封印してしまった。

内なる力を封印した人類は、創造の力を得るために、外なるエネルギーとして物質に秘められたエネルギー解放する方向に向かい、20世紀末にいたってその力は頂点に達しようとしている。

かつてのアトランティスが内なるエネルギーの解放によって滅んでしまったように、今度は外なるエネルギーの解放によって、人類は再び破滅の危機を迎えている。

そして、両方の時代に共通しているのが、人間の心の「光」と「闇」の弁別というテーマであり、そのテーマに応えるために、ディスカバリーを通して内なる光と闇を弁別し、一万五千年前に封印してしまった内なる力を解放し、人類進化の次なるステージに向かうことが書かれていました。

真創世記に書かれていたアトランティス

アトランティスの時代は、一万五千年前ですが、先生は何万年、何十万年という人類の歩みを見据えて、必要な神理をお説き下さっていることが感じられてきました。

アトランティスの後悔を深めていて、ふと先生が19才の時に書かれた御著書、「真創世記 黙示編」にアトランティスのことが書かれていたことを思い出し、改めて読み返してみました。

黙示編には、アトランティスのことが更に詳しく書かれていたのですが、もっと長いスパンでの人類の歴史についても触れられていました。

GLA会員として、先生とご一緒に歩ませて頂いている私たちは、意識、無意識にかかわらず、遙かな時を超えた挑戦をご一緒にさせて頂いていることを感じました。

真創世紀
真創世紀

ディスカバリー発刊から20年を経て思うこと

ディスカバリーで、先生は初めて煩悩地図の理論について書かれていました。

あるセミナーでお聞きしたのですが、先生は1980年代の初頭に、人間の闇の心の探究を始められたそうです。

そして、25年近くの歳月を経て、次に光の心の探究として「12の菩提心」について説かれるようになったと聞いたことがあります。

自分には想像すら出来ないような長いスパンを通して、一貫した神理をお説き下さっていることは、驚愕以外のなにものでもないのですが、改めてディスカバリーから振り返ったときに、人類の根源的なのテーマである、「人間の心の光と闇の弁別」というテーマにずっと取り組んできたことを思いました。

そして、心の探究から、更に深い魂の領域へと進んできており、昨年末に発刊された「魂主義という生き方」へと繋がってきていることを感じました。

真創世記のミカエルの宣言への理解の深まり

真創世記の冒頭に「ミカエルの宣言」が書かれています。

その一節に次のような文章があります。

「私のもとへ集い来り 語られる天使達の普遍的神理は
やがて久遠の法となり形づくられていくのである」

最初はよく分からなかったのですが、しばらくして神理実践報告のことかな?、とも思ったのですが、何かスッキリしませんでした。

今回、光と闇を弁別できずに滅んでしまったアトランティスの後悔を抱いた私たちが、時を超えて先生の下に集い、光と闇の弁別について、ずっと教えて頂いてきたことが見えてきました。

先生にとって、私たちと共に歩まれる必然って何なんだろう・・・と思っていたところ、先生の最新刊のプロフィールの中に次のような一節がありました

『日々の生活を魂研鑽の機会として生きる「魂主義」を提唱し、その実践原則と手法の体系化に取り組む。』

先生は、私たちとの歩みを通して、手法の体系化に取り組まれている・・・。

と思ったときに、ミカエル宣言の一節がつながっていきました。

先生は、アトランティスの深い後悔と願いを抱き、光と闇の弁別というテーマを抱いている私たちを導く過程を通して、神理を体系化し、伝承して下さってきた・・・。

神理実践報告をされている方だけではなく、会員として歩む全ての皆さんと共に、先生は道を説いて下さってきたことを思いました。

かつて、ある講師の方から、先生が地上に出られるときに名だたる天使が一緒に地上に出させて下さいと名乗りを上げたそうなのですが、先生は天使の提案を断って「私はあの後悔深き者達と一緒に出る」と言われていたとお聞きしたことがありました。

先生は敢えて厳しい道を選ばれたんだなあという印象でしか受けとめていなかったのですが、そこにも強い必然と、深い意味があったことが分かっていきました。

改めて深まった先生とご一緒に歩ませて頂く魂の必然

そして、もう一つの見えてきたこととして、「真創世記 黙示編」には、数十万年というスパンでの歴史観と今後の人類の進化の方向性について書かれていました。

ディスカバリーには、その内容をイントロダクションとしてアトランティスの後悔を生き直すための具体的な実践方法が書かれていました。

その後の20年をかけて、先生は神理の実践方法を更に進化し続けて下さってきました。

一回一回の先生のご講演に感動してきましたが、その背後には数十万年を超える遙かな人類の歴史があり、先生は歴史の転換点となられる御存在であることが改めて感じられてきました。

先生とはいかなる御方であるのか全く分かっていないという思いは深まるばかりではありますが、「先生とご一緒に歩ませて頂く」そのかけがえのないいのちに応えていきたいと改めて願いを確かにしました。

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