時間が経ってしまいましたが、ペイフォワード2の続きです。
先生と同行二人の歩みによる親族間の恨みの浄化へ_ペイフォワードへの挑戦2
弁護士さんとの出会いに向かうウイズダムを定めた上で、福岡で開催される新年の集いに家族全員で向かいました。
Contents
おばあちゃんとの入会の約束
福岡に行く前に、ばあちゃんの病院に向かいました。
94歳になろうとしているおばあちゃんは、長い入院で体力が落ちてきており、食事も流動食をかろうじて摂っている状況でした。
これが最後の出会いになるかも知れないという想いをもって出会いました。
普段は東京にいるため、おばあちゃんの介護のことなどほとんど関われなかった後悔がありました。
その条件の中で自分に何ができるだろうかと考えたときに、おばあちゃんにGLAに入会していただくのが一番おばあちゃん孝行になるんじゃないかと思いました。
先生は、毎年年末の祈りの場で、その年に亡くなった会員さんお一人お一人の名前を呼んで、御供養をして下さっているのは知っていました。
そこで、おばあちゃんにGLAの入会の手続きをしてくることをお伝えし、親戚にも了承して頂きました。
福岡への道中での神理実践の分かち合い
病院を出て、一路、福岡国際会議場へと向かいました。
会場に向かう道中、父とじっくり話す時間があり、職場で抱える非常に難しい課題に対して、神理実践によって道が開かれてきたことを話しました。
それこそ億を超えるような規模のプロジェクトを推進するためには、上の人との信頼関係を構築しなければならないが、神理によって心を立て直し続ける日々の中で、そのような関係を築けるようになってきたことを伝えました。
仕事のことなど、これまでほとんど話したことはなかったのですが、改めてGLAの学びは現実を切り拓く実学であることを伝えました。
祝福の中でのおばちゃんの入会手続き
会場に到着し、プログラムが始まっていきました。
父は、前日の深夜までの仕事のために疲れて寝ていましたが、実践報告の部分は聞いていました。
先生のご講演が終わり、家族皆で入会コーナーへと向かいました。代理で手続きをすることに少し躊躇する想いがあったのですが、母が背中を押してくれました。
そして、父も温かく見守ってくれている中で手続きをすることが出来ました。
入会の手続きが終わると、係の方が花束を下さいました。
辺り一面が祝福の光に満たされて行くのを感じ、歓びが溢れていきました。
そのまま母にお願いして、おばあちゃんの入院通知を出してもらいました。
前回母が入院して手術をしたときにも、入院通知をGLAに提出していたのですが、先生が本当に手術の時間に光りを送って下さるのを感じました。
おばあちゃんも入会して会員になったので、早速入院の通知を出す段取りを整えました。
ここ最近は母が生活実践に通うようになり、GLA佐賀ターミナルのお世話役の皆さんとの関わりが深くなってきたため、スムーズに話しを進めることが出来ました。
TL医療の先生との出会い
おばあちゃんの入会手続きの後で、救護室に立ち寄りました。
これまで母にGLAの信頼できるお医者さんに看て頂きたいという願いがあり、福岡のU医師に相談したことがありました。
その後、ずっと母のことを気にかけて下さっていたのですが、まだ一度もお会いしたことがありませんでした。
U医師が救護室にいらっしゃることが分かったので、家族で出会いに行きました。
そして、初めて父と母をU医師に紹介することが出来ました。
本当に温かく家族のことを見守って下さっている想いが伝わってきて、離れて暮らしているだけに、それだけで本当に安心する想いになりました。
また、U医師に、おばあちゃんの延命治療についても、父は相談することが出来ました。
おばあちゃんが入会したことをU医師に伝えると、「おばあちゃん元気になるかも知れない、これまで何度もそういう奇蹟を見てきたから」と話されました。
ただ、直前に病院に行っていたときの様子を見ていたので、信じられませんでした・・・。
M弁護士との出会い
その後、母と姉は先に帰らなければならなかったため、父と一緒にM弁護士と出会うことになりました。
M弁護士は、ずっと父の想いを受けとめて下さいました。
父は、朝一緒に作ったウイズダムがどこに行ってしまったのかと思うほど、過去の裏切られた事件の詳細を話し出してしまいました。
私は、ずっと横にいたのですが、途中から気分が悪くなってきました。
どんどん気分は悪くなっていって、吐き気をもようすほどになりました。
なので、ほとんど話すこともできず、ただ横にいてひたすら二人の会話を聞いているくらいしかできませんでした。
時々父の語ることに対して、「それは10年前の事件です」とか少し情報を付け足すので精一杯でした。
父にかかっていた、積年の恨みのエネルギーに呑まれそうになっていたんじゃないかと思います。
M弁護士から頂いた同伴
父は一通り、過去に体験した恨みつらみを話し終えた所で、M弁護士は法律的な対処方法について話して下さいました。
まず、10年以上前の遺産相続関連の内容は、既に時効になっており、一銭も戻ってくる可能性はないことをきっぱりと話されました。
更に、今後の遺産相続については、調停委員に相談に乗ることを勧めて下さいました。
それよりも、一番大切なのは、おばあちゃんの最後をどのように親族で一緒に支えていけるかであり、具体的に兄弟同士で相談する場を設けた方がいいと話されました。
これまで、会うとすぐに喧嘩になってきたことを話すと、それだったらルールを決めて、例えば、出会いの時間は30分だけにして、過去のことは一切話さないというルールにしてはどうかと提案下さいました。
そして、どうせ一銭も戻ってこないんだったら、過去のことは水に流すことを伝えてあげてもいいんじゃないかと提案下さいました。
親族間のトラブルの背景にあった家族の形の変化
このようなトラブルを抱えている家庭は非常に多く、父も長男ばかりが大切にされることに強い不満を持っていたのですが、その歴史的な背景を教えて頂きました。
昔から長男が大切にされてきたのは、後で親族全体を守る義務があったために、大切にされてきたということでした。
しかし、核家族化が進む中で、長男はそのような責任を果たすことなく、大切に育てられるという部分だけが残ってしまい、バランスが崩れてしまってきたということでした。
そうして他ならぬ、M弁護士さん御自身が苦労されてきた体験まで分かち合って下さいました。
GLAの会員さんをお守りするネットワークへの感謝
約2時間ほどの出会いだったのですが、普段は頑固な父が、とても素直にM弁護士のアドバイスを聞いている姿は驚きでした。
それだけ、弁護士としての専門性を持たれている方の話しには説得力があることを感じました。
相談が終わると、父はスッキリしたようで、いつにない笑顔で身軽になって帰って行きました。
お話しが終わった後で、お礼をさせて頂きたいとM弁護士に話しました。
すると、「会員さんをお世話するのは私たちの義務ですから」といって、お礼の気持ちはGLAに喜捨して下さいと言われました。
そして、颯爽と次なる案件へと向かって行かれました。
その姿にとても感動しました。
こうして、お医者さんや弁護士さんといったGLAの専門家の皆さんに支えられて、親族間の問題に光が射してきました。
先生は、東日本大震災が起きた直後に、会員さんの「魂」「人生」「生活」を守るとお話しされていましたが、本当にそのような会員さんを守るネットワークが生まれてきていることを体験させていただき、改めてGLA共同体との絆を深めさせて頂きました。