8月のお盆の季節を迎え、GLA夏期特別御供養の季節がやってきました。
前回の特別御供養において、先生のある対話ご指導をお受けしていて、幼くして亡くなった魂にも、特別御供養をしてあげることの大切さを感じたことがありました。
そこで、幼くして亡くなった、従姉妹のPちゃんの御供養をしたいと母に相談しました。
Contents
御供養させて頂くことの困難
Pちゃんは、私が一歳になったばかりの頃に亡くなられており、ほとんど記憶がありませんでした。
姉の話では、お葬式の時に、Pちゃんの亡骸に対して、「Pちゃん、起きんばいかんよ(起きないといけないよ)」といって、起こそうとしていたと聞いたことがありました。
これまで、おじいちゃんやおばあちゃん、おじさんの御供養に取り組んできて、特別御供養がどれほど大きいか実感していたので、Pちゃんに対しても御供養をして差し上げたいと考えていました。
しかし、Pちゃんのお母さんはGLAの会員ではなく、初めの頃は一緒に御供養に参加して頂きましたが、最近は参加されなくなっていました。
また、Pちゃんの特別御供養をすることに対して共感的ではありませんでした。
Pちゃんのが幼くして亡くなってしまったことに対して、複雑な思いを抱えられていたんだと思います。
母の神理実践起動
その流れを転換してくれたのは、母でした。
今年の、豊心大学セミナーに参加した母は、すっかり元気になってしまい、Pちゃんの特別御供養に対しても、積極的に取り組みたいと語ってくれました。
母に同伴しつつ、どうしたらPちゃんの御供養に取り組めるか一緒に考えて、準備を進めていくことになりました。
特別御供養のための行スタート
そうこうしているうちに、特別御供養の日がどんどん迫ってきました。
もうそろそろ特別御供養のための行に取り組まなければならないと思ってはいたのですが、目先の要請で一杯一杯になっていたときに、夏風邪を引いてしまいました。
会社からの帰りの電車の中で、気分が悪くふらふらしていた時に、ふと目の前にある情景が浮かんできました。
それは、Pちゃんが交通事故で、亡くなるときのシーンのようでした。
「もう取り組みなさい」という呼びかけかなと感じ、そこから毎晩、新祈りのみち「供養の祈り(供養行の歩みとして)」に取り組むようにしました。
行の取り組みの深まり
この期間は、かけ橋セミナーのプロジェクトと、仕事でも重要な課題が重なって、高い負荷がかかっており、睡眠時間も充分にとれない状態ではあったのですが、それでも祈りだけは欠かさず深めていきました。
亡くなられた魂が、どういう状態にあるのか分からないため、最初は恐る恐る取り組んでいました。
しかし、回数を重ねるほどに、Pちゃんとの心の距離が縮まっていったようで、親しみが湧いてきました。
祈りの道の中にも「心の同調回路を開く」と書かれていますが、祈りが深まるほどに、少しずつ同調回路が開かれていきました。
家族との出会いによる取り組みの深まり
特別御供養の前日に、実家に帰りました。
今回は、母も姉も、祈りの道への取り組みを、数週間前から始められていました。御供養を重ねるほどに、祈りの大切さを実感するようになったんだと思います。
そして、自分の知らなかったPちゃんのことを色々と話してくれました。
どのような事故だったのかも改めて教えて頂き、それに関わった皆さんの悲しみが感じられてきました。
また、たまたま事故現場を通った時に、事故の詳細についても教えて頂きました。
Pちゃんが亡くなる数日前に、急に身辺整理をしていたこと・・・。
母がPちゃんのためにランドセルを買ってあげていたこと・・・。
また、母は今回の供養の取り組みを通して、Pちゃんのお母さんとの出会いを深めていかれていました。
そして、ボタンの掛け違えのように生じていた誤解が解けて、恨みが浄化されて、再結が深まったことなども話してくれました。
こうして少しずつ、御供養への準備が整えられていきました。
お墓参りの功徳?
前回の特別御供養の時に、親戚周りをして、仏壇で祈りをさせて頂いたところ、亡くなられた他の親族も御供養の場に来られていたことを感じました。
そこで、今回は先祖に呼びかけるためにお墓参りをしてみました。
最初に、母方のお墓に行きました。一通り掃除をして、祈ろうとすると20匹くらいの蚊が襲ってきました。
それでも、何とか祈りに取り組んだのですが、とても祈りに集中できるような環境ではありませんでした。
次に、父方の納骨堂にも行ってその場でも祈りました。
比較的に静かで落ち着いた環境ではあったのですが、あまり思いを馳せるような気持ちにはなりませんでした・・・。
その後の御供養の場では、今回は親族のことはあまり感じられませんでした。
普段あまり行かないお墓よりも、普段から祈りをあげているお仏壇の方が、より親族に通じやすくなっているんじゃないかと感じました。
こうして、久しぶりのお墓参りを終えて、福岡の九州本部へと向かいました。
特別御供養の準備の出会い
九州本部に到着し、同伴者の方との出会いの場がありました。
御供養に取り組むに当たっての願いについて母と相談し「Pちゃんに高橋佳子先生をお伝えし、共に神理を学ぶことが出来ますように」という願いを定めました。
こうして、願いを定めて御供養の場に向かいました。
祈りの場に到着すると、Pちゃんの写真が祭壇の上に飾られていました。
そして、司祭の方の誘いと祈りがあり、お一人お一人の御霊の名前が呼ばれていくと、場の空気が変わっていきました。
その後、東京で二日前に行われた特別御供養の場における先生の祈りの映像をお受けしました。
私も一心に先生の祈りに心を合わせていきました。
祈りは更に深まり、あの世とこの世の門が開かれていきました。
その後、3組のご家族への先生の対話ご指導をお受けしました。
一組目の方は、よく知っている方へのご指導で、昨年なくなられたお父さんの思いを先生が伝えて下さっていました。
二組目の方は、東京で同じチームでプロジェクトをやっていた方で、そのご家族への対話でした。
お母さんが幼くして亡くなられていたことは教えてもらっていましたが、そのお母さんが、先生を通してご家族に語りかけてこられました。
亡くなったお母さんから、家族への愛情に満ちた言葉、そして亡くなった後もずっと見守ってこられていたことが、先生の口を通して語られていきました。
そのことを聞いていていて、私も泣けて泣けて仕方がありませんでした。
それは、私自身が感動する以上にPちゃんの魂からの思いが伝わってきていたようで、先生を通して語られる、親子の愛、それを超えて一切を導かれている、先生、神様の愛情が光となってダイレクトにPちゃんの魂に届けられているようでした。
Pちゃんの魂には生きていた頃のことが色々と急速に思い出されてきていることが伝わってきました。
そして、生まれてこられてきた事への神様への感謝の思い、両親や家族への感謝と愛する思いで一杯になられていくことがダイレクトに伝わってきました。
多くの光の天使に見守られる特別な結界の中で、Pちゃんの魂に光が注がれていたんだと思います。
Pちゃんからのバトン
先生のご指導が終わって、その後5分間、亡き魂との対話の時間がとられました。
Pちゃんの魂に思いを馳せていったときに、伝わってきたのは「先生に会いたかった」という願いであり、「生きて先生と会えることがうらやましい」という思いでした。
Pちゃんも過去世からの御縁があって、先生に会いたいという願いをもって生まれてきていた魂の同志であったようです。
しかし、幼くして亡くなったために、生きて先生と出会えなかったことを悔やまれていました。
そして、自分だけではなく、親戚の小さい子達も同じように、先生を求めて生まれてきている御縁のある魂であることを教えて下さいました・・・。
その後、先生が祈りをしてくださって、あの世とこの世に開いていた門が閉じられていきました。
Pちゃんとお母さんの癒し
御供養が終わって、写真をお借りしていたPちゃんのお母さんに、写真を返しに行きました。
その場で感じた、Pちゃんが生まれてきた事への感謝の思い、家族への感謝の思いで一杯に成られていたことをお伝えさせて頂きました。
それを聞いただけで、お母さんは涙ぐまれて「それを聞けただけで私の方が癒された、ありがとう」と感謝の言葉を掛けて下さいました。
Pちゃんの魂が光の世界に帰って行ったことが、言葉を超えて伝わったんだと思いました。
そして、これから毎日、Pちゃんへの御供養に取り組むねと言われていました。
御供養を通して頂く功徳
御供養に取り組む度に感じることがあります。
それは、あの世の魂がGLAの特別御供養を通して、光の世界に帰って行かれることによって、親族間の絆の再結が起こっていくということです。
御供養された魂は、御供養の場の中で、肉体的にも精神的にも光が注がれて癒しが起こっていきます。
その結果、現在も生きている人々との間にあった、わだかまりやこだわりが浄化されていくようです。
亡くなられた方との絆の再結は、生きている親族間の再結につながり、親族が仲良くなることにつながってきているようです。
目に見える以上に、様々な功徳を頂いていることを感じます。
Pちゃんに、親族への伝道を勧められているように感じ、本部で買った昨年のかけ橋セミナーの映像と、講演会のちらしをお渡ししてきました。
天上界からの祝福 虹の奇蹟
その後、車で帰る途中、姉がミラーに虹が映ったと言いました。
確認しても虹は見えなかったので、気のせいじゃないかと思いました。
しかし、反対側に、巨大な虹があることに気づきました。
丁度、田んぼにさしかかったため、車を降りて虹を見ました。
すると、初めは縦に伸びていた虹が、上の方にも伸びていって、最終的には空一面に半円を描くようにつながっていきました。
そして、南の空へと消えていきました・・・。
母も、姉も、生まれて初めて、こんな虹を見たと言って感動していました。
虹は天上と地上をつなぐかけ橋であると聞いたことがありますが、改めて特別御供養の場で起きた奇跡について教えて頂いているように感じました。
そして親族への伝道へ
その後、親族周りをしていったのですが、親族の皆さんにも魂としての必然と約束があるという思いを抱いて尋ねていきました。
そして、特別御供養の場での体験のことなどもお伝えしました。
何とか秋の講演会には来て頂きたいと願っています。
今回の帰省で、もう一つ大きかったのが母の転換でした。
帰省中に、止観シートへの取り組みや、ウイズダムへの取り組みを同伴させて頂いたのですが、一貫して呼びかけられていたのは、これまでの依存契約で周りから守ってもらう関わりから、お世話する側に回る事への呼びかけでした。
別れる間際に「GLAはお金を払ってボランティアしているから凄いねえ。大変だけれども、それでも魂としては歓びなんだろうねえ」と核心に近いことを話していました。
きっとこれから、母も佐賀ターミナルをお世話する側に少しずつ回ってくれるんじゃないかと思います。
その母とも響働し、Pちゃんや見守って下さっている今は亡き親族とも響働しながら、これから御縁のある皆さんに、先生神理をお伝えしていく使命に応えていきたいと思いました。