アフターコロナに向かって、肉体の赤信号を受信し内外合一の治療の実践

アフターコロナに向かって、前回は「病気にならない食事の極意」を読んでの実践について書かせていただきました。

同時期に肉体の改善に取り組むことになったのですが、TL医療の実践を志されている、温故堂という治療院に通い、思いもかけない弱点の顕在化と、神理のライフスタイルへの転換がもたらされることになりました・・・。

Contents

頭に血が行かなくなる恐怖体験

コロナが始まってしばらく経った頃、在宅ワークで、疲れが蓄積し、背中がとても痛くなる症状が出てきました。

いつもは効率優先でシャワーで済ます所を、お湯につかってストレッチしたりして、自分でできる改善を試行錯誤してゆきました。

しかし、ある日の明け方に、夢うつつの中で、頭に血が行かなくなる体験がありました。

このまま死んでしまったらどうしよう、と思ったのですが、これはいよいよ危険になってきたなと感じたのですが、どうすればいいか分からず、悶々としていました。

症状の原因の探究を大切にする治療院「温故堂」の噂

ある時、友人と食事をしているときに、温故堂というTL医療の実践を志されいる治療院に行った話を、その場にいる3人から聞かせてもらいました。

1人はぎっくり腰になったらしいのですが、温故堂に行ってその原因が分かり、症状が改善したということでした。

もう1人は苦・暴流の方で、普段は色々と厳しい視点を持たれているのですが、温故堂は指摘が全部当たっていたと高く評価されていました。

3人目は、本人ではなく、会社の上司に勧めたらしいのですが、最初は不信感を持っていた上司が、悪い点を全部指摘されて驚かれ、今では2週間に1度通われているということでした。

前から噂は聞いていたのですが、これはいよいよ行ってみた方がいいかなと促しを感じ、早速、温故堂のHPを調べて行ってみました。

西国分寺での苦・暴流の発見

初回は、早めに西国分寺の駅に着いたので、待っている時間に、近くの公園に行きました。

丁度、高橋先生のご著書「自分を知る力」の苦・暴流の所を読んでいたのですが、苦・暴流はいつもイライラしてい怒りをカウントしていると書かれていたのですが、自分はそんなにいつも怒ってないし、周りからは苦・暴流に見えないと言われることも多く、自分には当てはまらないのかなと感じていました。

しかし、ふと公園で取り組みをする時間を持ったときに、風に揺れる草木の姿が心に入ってきました。

優雅だなと思ったときに、それとは対照的に心の中のざわざわしているノイズが意識化されてきました。

電車の中では隣の立っている人の髪がかかってきてイライラし、食事をしながらも隣の叔母さんの態度にイライラし、そして暑い中なかなか公園にたどり着けずにイライラしていました。

理不尽な目にあっているんだから、怒って当然と怒りを正当化していたためわからなかったのですが、こんなにずっとイライラしていたんだと初めて気づき、やっぱり自分は苦・暴流も強いんだなという発見がありました。

問題の原因は外側ではなく、自分の内側にあったことをしみじみと感じつつ、治療院へ向かいました。

治療の翌朝の頭に血が通う実感

早速治療院に到着すると、すぐに診療が始まりました。

横になっていると、ジャラジャラと足元で音がしてきました。

何をしているのかは分からないのですが、秘密の儀式?の邪魔をしてはまずいかなと思い、遠慮してずっと黙っていました。

しばらくすると、ジャラジャラと音を立てていた作業は終わり、筋応用機能学(Applied Kinesiology)に基づいた徒手による筋骨格調整、またYNSA(Yamamoto New Scalp Acupuncture)という針治療をしていただきました。

頭に針を打っていただいたのですが、しばらくすると、何故かいつもの背中の痛みが再現してしまい、自分の感知できない領域での治療が進められていることを感じました。

一通りの治療が終わってから、体の状態について教えていただきました。

頚椎と鎖骨がずれているという話だったのですが、これまで柔術で、首を締められてきたことなども蓄積し、危険な状態になっていたということでした。

お聞きして、一つ大きな謎が解けた部分があったのですが、頚椎がずれているため、血管が圧迫されて、頭に血が行きにくくなっているということでした。

実は最近、在宅勤務になってずっと家にいると、昼過ぎから気分が悪くなってきて、強烈な吐き気に襲われることがありました。

再現性がある症状だったため、当初は、マンションの1Fに飲食店が入っているので、その影響で軽い一酸化炭素中毒になっているのかなと考えていました。

ただ、マンンションの管理会社に問い合わせたところ、そのような問題は、他の住人からは上がってきていないという回答があり、4Fにいる自分にだけ症状が出ているのは変だな?と思っていました。

その話をしたところ、一酸化炭素が問題じゃなくて、体の血流が悪いために起こっている問題であったことを教えてくださいました。散歩すると、症状が出ないのも、散歩で血流が改善していたことが分かりました。

明け方に、頭に血が行かなくなる恐怖体験の原因も分かり、改めて危険な状態になっていたことを実感しました。

問題点を教えてくださったメモ

これは、しばらく通った方が良さそうだなと思い、2週間後の予約をして、一旦家に帰りました。

翌朝、頭に血が通う感覚があり、治療によって体の内部が改善されたことを実感しました。

通院日の記憶ミス!! → 症状の疑問解消へ

2週間経って、再度治療院に伺ったのですが、開口一番、「昨日の予約だったのにどうしたの?」と言われてびっくりしました。

スマホで日程を確認すると、確かに、診療日は1日前になっており、記憶ミスをしていました。

間違ったことを謝罪し、改めて1週間後の予約をして帰ることにしたのですが、最近感じていた疑問について、少しだけ質問させていただきました。

それは、慢性的な腰痛と、背中の痛み、仕事に集中しているといつの間にか呼吸が浅くなって苦しくなる症状があり、自分でできる体操がないかお聞きしました。

すると、それらの原因は全部連動しており、改善のために、G.Live(GLAのネットでの研鑽)の途中にある、健康講座のスクワットをやってくださいと言われました。

膝を前に出さない正しいスクワットをすることで、バランスが整って腰痛が解消し、腰が治れば他の症状も連鎖して治ってゆくということでした。

そして、腰椎の1番と5番が問題を抱えているということと、潜在意識と顕在意識のバランスが取れていないことも教えていただいたのですが、時間がなかったので???を抱えつつ、一旦帰ることにしました。

「病気にならない整体学」を通して思いもかけない弱点の顕在化

それから、膝が前に出ないように気をつけつつ、正しいスクワットをするようにしたのですが、腰のストレスが緩和されて、楽になってゆきました。

ただ、腰椎とは何なのか医学的な知識を知らなかったので、もう少し知りたいと思っていた所で、コンビニで「病気にならない整体学」という本が売られていました。

パラパラと見てみると、腰椎の説明が書かれており、自分でできる体操の方法なども載っていました。

これは丁度いい本があったと思い、さっそく買ってみました。

腰痛を解消する体操はまさかの禅定(結跏趺坐)

腰痛に効く体操を探した所、なんと結跏趺坐が腰痛対策として効果があると紹介されていました。

これまで、GLAのセミナーで禅定の時間があり、結跏趺坐と半跏趺坐が紹介されていたのですが、結跏趺坐は足が痛いので、いつも半跏趺坐しかやっていませんでした。

また、そもそも禅定の取り組み自体、最近はあまりやらなくなっていました。

腰痛は、禅定をやっていないことへの呼びかけだったんだと思い、腰痛改善も意識しつつ、結跏趺坐をしての禅定に取り組むようにしました。

すると、慢性的な腰痛が改善してゆきました。

それまで、1時間ほど立っていると、途中から腰が痛くなってきていたのですが、その痛みを感じなくなってゆきました。

また、禅定を通して、息を吐き切って深い呼吸をすることにも取り組んだのですが、呼吸が浅くなってしまう問題も解消されていきました。

そして、潜在意識と顕在意識のバランスが取れていないという問題も、はじめは何を言われているのか、サッパリ分からなかったのですが、禅定を通して表面意識のざわめきを抑えて、魂に重心を置くように転換することを呼びかけられていたのかなと思いました。

禅定の取り組みは更に進み、最近は聖堂もオープンしたので、聖堂で禅定に取り組むようになりました。先生、神様の願いに応えようとしている、源なる魂の願いに回帰することへ誘われてきています。

2度目の通院を通しての治療への理解の深まり

こうして、様々な謎が解消する中で、再度、温故堂に向かいました。

2度目の治療もジャラジャラと音がする道具を使っての検査があったのですが、思い切って、何をしているのか聞いたところ、詳しく教えてくださいました。

ジャラジャラと音を出していたのは、加島式色彩治療探索棒という金属の棒で、それぞれ異なる周波数を持っており、肉体の状態によって、共鳴する棒が異なるということでした。

実際に実験していただいたのですが、腰痛が改善傾向にある時に共鳴する棒を握ると、握力に大きな変化が出ました。

肉体の中身を直接調べることができないので、こういった、探索棒を使って、肉体の機能を診る一助にしているということでした。

この検査方法自体も、アメリカや日本で何十年という時間をかけて進化してきており、患者さんと治療師の、双方にとって楽に調べられるようになってきたということでした。

機能を中心に考える治療の根本にある「魂の学」とシステムエンジニアリングの親和性

また検査は、肉体の「機能」を調べているということでした。

「機能」という言葉を聞くと、仕事柄、システムズエンジニアリングのことが思い出されるのですが、システムズエンジニアリングでは、人間の要求を徐々に分解し、最後に機能要求にまで落とし込み、機能要求を具体的なものであったりソフトウェアに割り当ててゆきます。

精神と現象を結ぶ「魂の学」と、人間の要求を、具体的なシステムの具現化にまでつないでゆくシステムズエンジニアリングは、自分の中ではつながっていて、「魂の学」の具体的実践の一つがシステムズエンジニアリングであると受け止めています。

人間の体を機能の集合体と捉えるこの治療法は、魂、心、肉体のつながりを示す魂の学の理論とつながっているように感じたのですが、まさにそのようになることを願いとしているということでした。

実際に、沢田先生が治療された事例として、TL医療の対話の医療の一つの段階「聴く」を実践された時に、患者さんの心が癒され、肉体の機能が回復したことがあったと教えて下さいました。

腰痛の背後にあった 3つの「ち」

今回腰痛と、背中の痛みと、頭の負荷が集中している問題が解消されていったのですが、そうなってしまった原因として、「猫背はいけない」と親に言われていたことが、沢田先生と話す中で思い出されてきました。

ちょっと寒くて背中を丸めていると、「猫背はいけない」と怒られていたので、無理に胸を張っていたのですが、無理に胸を張っていたことが腰痛の原因となっていました。

今回、肉体的な治療と共に、そういった3つの「ち」の呪縛を解くことが同時並行で進められてゆきました。

アフターコロナに向かって、内外転換の時

冒頭に、苦・暴流の発見があり、問題は外ではなく内側だったという気づきあったところから今回の物語は始まっていました。

計らずも、肉体の不調も、一酸化炭素と外に原因を見ていた所から、内側の血流に原因があることを発見し、更に禅定の取り組みの深まりとともに、意識の浄化と肉体の改善が連鎖しながら進んでいったように感じています。

結果として、当初はもう治らないのかなと諦めかけていた、慢性的な痛みが、解消されてゆきました。

沢田先生からは、もう治ってきているので大丈夫と言っていただきましたが、3ヶ月に1度通って、メンテナンスしていただこうかなと考えています。

この期間は、『自分を知る力 』 のご著書の反芻に支えられての歩みだったのですが、この本の帯に書かれている「自分を知ること――。それは人生最強の力」というお言葉を、治療の側面からも深める歩みとなったと感じています。

アフターコロナに向かって、肉体の健康についても、より深く魂の学を理解し、内外合一の神理実践へ向かってまいります。

治療のまとめ(苦集道滅)

改めて現れていた症状がどのように改善されていったのかを、「魂の学」で教えてもらっているウイズダム発想、苦集道滅という視点でまとめます。

◯苦(問題)

・腰痛

・首の痛み(頭まで)

・左肩の痛み

・背中の痛み

・在宅ワーク中の吐き気

・呼吸困難

・潜在意識と顕在意識のアンバランス

◯集(原因)

・ずれの蓄積による血流悪化

・効率優先で肉体のケアをないがしろにするライフスタイル

・神理実践のライフスタイルの未実施

・柔術での関節技によるズレの蓄積

・猫背はダメというフレージング

◯道(方法)

・温故堂での治療

・禅定(結跏趺坐)

・G.Liveのスクワット体操

・「自分を知る力」のご著書の反芻行

◯滅(結果)

・慢性的な痛みの改善

・潜在意識と顕在意識の調和による世界との響働へ・・・

2 thoughts on “アフターコロナに向かって、肉体の赤信号を受信し内外合一の治療の実践”

  1. 歩く時もデスクワークも運転も無意識に背筋を真っ直ぐにする癖があります。姿勢が良いと言われます。腰を痛めた時に起立筋が緊張し過ぎと言われました。起立筋を緩めるスイッチは腹筋に力を入れることだと知りました。

    1. 背筋を良くしようとして、緊張するということがやっぱりあるんですね。
      禅定をして、長く息を吐くこと、丹田に意識を集中することは、色々な意味で体のバランスを取り戻す効果があるのかなと改めて思いました。
      GLAで教えていただいている行は、本当に無駄がなく、様々な効果があることが今回わかりました。

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