これまで台湾のビデオ会に何度かプロジェクトで参加し、台湾のビデオ会を実施するきっかけを作られた、サンフランシスコ(以下SF)在住のOさんと春にお会いした時に、SFのビデオ会が秋にあるので、手伝いに来て欲しいと言われました。
台湾のビデオ会で足を怪我し、その時も色々とお世話になったこともあり、お応えしなければ申し訳ないという思いになってきていました。
アメリカには、仕事の研修でボストンに一度だけ行ったことがあり、ジョン万次郎の劇の調査でフェアヘーブンに行きました。
Contents
劇プロジェクトへのチャレンジ フェアへーブンへの旅
仕事ではなく、GLAのプロジェクトで行くのは初めての挑戦となるのですが、夏のかけ橋セミナーが開催されている頃に、台湾に一緒に行ってきた3名でSFに行くことを決定し、具体的なウイズダム作りを始めました。
遠いSF
ウイズダムに取り組み始めたものの、現地のことがなかなか引き寄せられず、なかなか捗らない期間が続きました。
また、3名は、普段は異なるプロジェクトを担っているため、会って話せる機会も限られていました。
「本当に行くのかなあ?」
そのような不安を抱えつつも、それぞれのリアリティーのある所から、宿泊場所や、現地でのスケジュールを決めていきました。
その結果、5連休(土日をつけて9連休)を取得することになったのですが、思いきって上司に相談したところ「業務の調整がつけば」という条件付きで、何とか休みも取れることになりました。
そのような調整の最中に、前回の講演会のブログで書いた通り、先生から思いがけずお声をかけて頂くことになり、遠慮気味の心に釘をさして頂き、神理をお伝えする使命感を抱いてSFのビデオ会に行くことになりました。
ウイズダム実践によるSFの現状の理解の深まり
SFに向かう、直前に、Oさんが来日されることになり、お会いしました。
ご一緒にウイズダムに取り組んだのですが、現状をお聞きする中で自分が想定していた以上に、日本とアメリカの間に大きなギャップがあることを教えて頂きました。
何とか日本で育まれてきた神理実践の醍醐味を、現地の皆さんとご一緒に体験したいと願いが深まり、SFに向かうリアリティーが深まっていきました。
SFでのもう一つのテーマ シリコンバレー探訪
SFに飛び立つ数日前に、シリコンバレーのツアーがあることを一緒に行くKさんから教えてもらいました。
私は仕事でシステムズエンジニアリングに取り組んでおり、シリコンバレーはITのメッカというイメージがあり、憧れていました。
会社の大きなアイデアコンテストで優勝チームにシリコンバレーでの研修が与えられたこともあったのですが、行けたのは全体の2%程で、残念ながら行くことができませんでした。
ビデオ会とともに、シリコンバレーでの情報収集も挑戦したいと思い、日程を調整して、早速ツアーに申込みました。
Facebook、Google、Apple、そしてコンピューター博物館を巡るツアーだったのですが、たった5時間なので、表面的なことしか分からないんだろうなあと思いつつ、予約しました。
ツアーに申し込んだことを現地のプロジェクトの皆さんとのLINEのグループで分かち合った所、そのグループの中に、Googleで働かれているIさんがいらっしゃいました。
そして、Googleのエンジニアとアポイントを取ってくださることになり、なんと現役のGoogleのエンジニアと出会えることになってしまいました。
SFに出発
金曜の午前中まで働いて、夕方からSFにフライトすることになりました。
不思議なことに、仕事においても、3ヶ月ほど取り組んできたテーマが丁度終了し、スッキリした気持ちで旅立てることになりました。
仕事もプロジェクトも、節目になるようなことがいくつも重なり、大きな転換点を迎えていることを感じつつ、いよいよSFに飛び立ちました。
飛行機の中で3枚のシート取り組み 青写真へのアクセス
出発の直前に、GLAの取り組みシートを整理したのですが、その中にセミナーで取り組んだ功徳の意識化のシートがありました。
飛行機に乗りこんだものの、まだまだ準備不足を感じ、早速功徳の意識化に取り組んでみました。
目先、目先の要請に応えての歩みだったのですが、功徳を意識化する中で、その歩みが俯瞰して見えてきて必然の糸で結ばれてゆき、先生、神様の具現のための道具に既になっていたのかもしれないと初めて思えてきました。
更にTHE GATE SRSで降ろしていただいたカオスを深めるシートに取り組みました。
それまで、遠くに感じられていたSFのことが急速に引き寄せられてきて、神理実践によって、何とかSFのカオスに光転への道を開いていく主体者になっていきたいと心が定まっていきました。
3枚目のシートとして、昨年まで取り組んでいた、人天経綸図の書写に久しぶりに取り組みました。
宿命の洞窟から始まったこの人生の歩みが、善我を育み、真我に至り、使命を果たしていく歩みに思いを馳せていきました。
特に今年はセミナーで善我を育むための行を具体的にご指導を頂いた上で、「響働がテーマです」と先生からご指導を頂き、命作網のみなさんに光を送るようになり、関わりが大きく変わってきていました。
神様からの光が、命作網の皆さんに届けられ、光のネットワークを広げていく使命への道が、アメリカから始まっていく予感を感じました。
飛行機に乗った時は、まだまだ準備ができていない不安があったのですが、3つのシートにじっくりと取り組むことで心の準備が整い、挑戦しようという心が定まって落ちついて行きました。
そうして、カナダの首都バンクーバーを経由し、SFの空港に到着しました。
SF到着 合理的で大雑把な印象・・・
空港に到着すると、チェックアウトが大変かなと思っていたら、そのまま外に出られました。後で調べたら、AIR CANADAだったので、カナダに入国した際に手続きが終わっていたことが分り、合理的で無駄がないと思いました。
また、空港は道路も大雑把な作りで、日本のほうが質が高いなと思いました。
現地のプロジェクトを担われている、Gさんが迎えにきてくださっていました。早速日本から持ち込んだ、先生の新刊「自分を知る力」をお届けしました。
最初の宿は、ビデオ会が開催されるホテルの近くをとっていたのですが、サンフランシスコのことを色々と教えていただきながら、宿の近くまで送ってもらいました。
宿はAIR B&Bで取っており、一般の人が住んでいない民家をお借りすることになっていました。そこで、現地で生活するためのスーパーを確認し、何とか生きていけそうだなという感覚を摑んで、金曜の夜のプロジェクト集会に向かいました。
SFの学び舎の美しさに感動!
Googleマップを見ながら迷いつつもSFターミナルに到着しました。
今まで見たGLAのターミナルの中でも、最高クラスの美しさに驚いたのですが、SFにいらっしゃる、TLアートの書道家の加藤シオーさんの作品が飾られていました。感動しつつ、ターミナルでの出会いに向かいました。
最初に、数年前に先生が海外の会員さん達に、今後のヴィジョンについてご指導くださった映像を見せて頂き、是非自分達も、SFの皆さんと先生のヴィジョン具現のためにお応えしたいと改めて願いを深め、翌々日の準備に向かいました。
活発な準備会のミーティング
プロジェクト集会では、当日のための具体的な準備が進められていったのですが、様々な問題点が顕在化し、活発な議論が重ねられていきました。
活発になり過ぎて、発散しないかなと心配した部分もあったのですが、当日来られる皆さんのお世話の話になると、皆さんの心が一つになっていくのを感じて、本当に会員さんお一人お一人を大切にされていることが伝わってきました。
ミーティングの最後に、飛行機で準備してきた心をもって、神理実践シートにご一緒に取り組むことを提案させて頂きました。
東京の講演会で、環境チームの皆で取り組んで、様々な発見があったので、提案したところ、神理実践シートに取り組みながら、準備をすすめることになりました。
翌朝、早めに起きて、そのことをテーマに神理実践シートに取り組み、一路シリコンバレーに向かいました。
シリコンバレーツアーへ出発 Facebookの危機感
午前中から昼過ぎにかけて、シリコンバレーのツアーに参加しました。
駅から歩いて5分ほどの所が待ち合わせの場所で待っていると、ドライバーのおじさんが到着し、イタリア人と、日本人の3名でツアーを回ることになりました。
最初にFacebookの本社に到着しました。「いいね」マークの撮影ポイントに向かったのですが、Facebookの裏にはSun Micro Systemsのマークがありました。
実はFacebookの前は、この場所にはワークステーションを作っていたSunがあったらしいのですが、Sunが倒産し、その場所にFacebookが入っていました。(ちなみに、大学の研究室でSunのマシンを使ってソフトウェア開発していました)
わざわざSunのマークが残されているのは、従業員へのメッセージであり、GAFAの一つとなっているFacebookも、Sunのように潰れてしまうかもしれないというメッセージ込められているということでした。
コンピューターの歴史との遭遇
次に訪れたのは、コンピューター博物館でした。ここには、コンピューターの起源を遡って、どのように進化してきたのか、その歴史が展示されていました。
世界で最初のコンピュターは、織物の糸のパターンを記憶し、機械で自動的に大量生産するために作られていました。
その後、CPU、メモリー、ハードディスクにおける技術革新がそれぞれ起こり高機能化、サイズダウンされていき、初のパーソナルコンピューターであるAppleが作られました。(IBMは主に汎用機の分野で進化していました。)
何と、Appleの最初のパソコンApple 1は、木のボディーで作られていました。
その後、Windowsが発売され、そしていよいよスマートフォンとしての、iPhoneが発売されていました。
iPhoneはジョブズの独創なのかなと思っていたのですが、その直前に、BLACKBERRYという、似たような端末が流行っていたことが分かりました。
Iphoneが偉大だったのはアプリのシステムなど、新しいビジネスモデルを作ったことにあったということでした。
私もソフトウェア開発に携わっているのですが、壮大な人類の歴史の果てに、今の自分の仕事もあることが感じられてきました。
ブラックボックスだったソフトウェア開発の進化の歴史に触れて、土台の部分から全部繋がっていくように感じました。ITのメッカであるシリコンバレーに、その歴史をわかり易く解説したコンピューター博物館があるのは、必然だと感じました。
Googleにもあった危機意識の象徴
その後、Googleのオフィスに訪れたのですが、冷戦が終了して軍が縮小し、シリコンバレーの企業は次々に倒産していったらしいのですが、倒産した会社をGoogleが買収していったことを教えていただきました。
システムズエンジニアリングの起源を辿っていくと、ミリタリースタンダードが出てきており、不思議に感じていたのですが、シリコンバレーは軍需産業とともに成長してきており、パソコンの発展の背後に軍需産業があったことが見えてきました。
(インターネットも、元々は軍の技術だったというのは有名な話ですね。)
Googleの社内に巨大な恐竜のモニュメントがありました。
変化できなければ、最強の生物だった恐竜も滅んでしまったように、Googleも長くは続かないことをメッセージで伝えており、Facebookの戒めと同じだと感じました。
Appleビジターセンターとジョブスの家訪問
最後にAppleのビジターセンターを訪れました。
巨大な円盤のようなオフィスの一部が見えたのですが、ARで全体を見える体験コーナーがありました。
そして、シリコンバレー在住のIさんが迎えに来てくださり、なんとジョブスの家に連れて行ってくださいました。
アップルの社長とは思えないほどの、質素な家だったのですが、シンプルで美しい製品を開発したジョブスの人柄を思わせるような家でした。
そして、亡くなられたばかりのCharieさんの家に花束を届けるのについていきました。Charieさんは、先生のご著書の英訳をされていたことが後で分りました。車で移動する間中、太陽の日輪が見えていました・・・。
途中、喫茶店で休憩し、色々とお話しする機会があったのですが、英語は話せるかと聞かれて「そんなには話せないけど、ある程度は」と謙遜してお伝えすると、キリッと睨まれて、そんなんじゃあアメリカじゃあ生きていけないとご指摘を受けました。日本語ができると言って採用すると、挨拶くらいしか分からないようなこともあるそうで、謙遜は美徳ではなく、自分の強みをドンドンPRして、売り込んでかなければ生きていけないということでした。
前日のPJ集会でバラバラに感じたのも、アメリカの「地」として、ドンドン主張して、自分の意見を通す「地」の影響もあったのかな?と思いました。
プロジェクト集会での神理実践シート取り組み
SFのターミナルに戻り、翌日のビデオ会の準備の一環として、神理実践シートにご一緒に取り組みました。
日本からやってきた同志に切磋琢磨を頂きながら、ギリギリまでアクセスして一緒に取り組んだのですが、想定以上に皆さんの喜怒哀楽が伝わってきて、皆さんの思いに応えるように、シートをご一緒に深めていきました。
この頃、日本の先生講演会で作った環境チームのグループLineでは、功徳の意識化の循環が日々届けられていました。
そのシートを通して頂く功徳の実感などもタイムリーに共有しつつ、短時間で、大変に集中した取り組みとなりました。
シートで見えてきた、新しい行為を生きる目標を明確に定めて、更に具体的な準備を進めていきました。
アメリカで道を求める同志との出会いの歓び
当日のプロジェクトでは、私は久しぶりに映像チームを担い、映像やスピーカーの配線をしました。
そして、皆さんが続々とやってこられ、いよいよビデオ会がスタートしました。
前半の映像が終わった後、休憩時間となったのですが、今年は新聞に広告を出したところ、3名の方が、広告を見て来られており、私はサクラメントという町からやってこられた日本人のMさんと出会うことになりました。
自己診断チャートを見ると、快・暴流の傾向が強く、煩悩地図を確認していくと、思い当たるところが、たくさんあると言われていました。
そこで、『新・祈りのみち』 の、「有頂天のとき」の部分を、一緒に読んでいくと、更に深く共感されていました。
「こんなにすごいのに、なんで知られていないんですか?」と言われたので、「高橋先生はマスコミは使われないんですよ」と伝えると、「じゃあ、口コミで広がっているんですね」と言われて、深く納得されていました。
とても深く共感されたので、入会を誘うと、二つ返事で「入会します。サクラメントに学びの場を作りたい」と言われて、早速入会コーナーで入会されました。
初めてのアメリカの講演会で、道を求めてきた方と出会うことができ、導かれての出合いを頂いたことへの感謝の思いが溢れてきました。
アメリカに飛び立つ直前に、青年塾時代の仲間が、長いアメリカ生活を終えて、日本に戻ってきていて、アメリカのことを教えて頂く機会があったのですが、現地の日本人で道を求めている人は結構多いと聞いていたのですが、本当にそうなんだなと実感しました。
ここから神理の光が、 更にアメリカに広がっていく希望を感じました。
(続く)
少ししか出来なくても『出来るよ』とアピールする感性と、まだまだ成長の余地があると思って『出来ません』と答える感性とでは、信念によって変化する現実に大きな違いが出ますね。最善の現実を青写真として現象化するには長い長い道のりをブレずに精進する根性がいると思いました。
丁度、昨年の善友の集いの前田医師の神理実践をお聞きしていたのですが、不眠不休の歩みの中で、日本の小児医療が抱える大きな問題を前田医師が解決されていたことを教えて頂きました。重い困惑も、ギリギリの神理実践の中で、道は開かれていくのかなと感じました。
グレートアンビションに導かれ、時代社会の抱える困惑を解決する神理実践に憧れました。