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ビデオ会の翌日の後智慧会への準備開始
日曜日のビデオ会終了後は、早く寝たため、翌朝早くから起きて、日本と同じように書写行に取り組みました。
ビデオ会前日のプロジェクト集会でのシートの取り組みが好評で、「後智慧の取り組みもよろしく!」と言われていました。
平日の夜の限られた時間の中で、神理実践の功徳をどのように隈取ることができるかプログラム構成を考え、シナリオについても準備しました。
あっという間に時間が過ぎ、インテルミュージアムに行く時間が迫ってきたので、取り組んだ内容への切磋琢磨をLineでお願いして家を出ました。
インテルミュージアム 移動失敗
電車に乗るために、駅へ向かったのですが、慣れない土地でトラブルが続発し、インテルミュージアムに行く時間がなくなってしまいました。
Googleエンジニアとの出会いまで時間ができてしまったのですが、早朝送ったプログラムに対してたくさんの切磋琢磨をいただきました。
そこで、駅で待っている間に、更に後智慧会のプログラムにアクセスすることになりました。
Google エンジニアとの出会い
プログラムの完成度を上げて、いよいよGoogleでのエンジニアとの出会いに向かいました。
Googleのオフィスに到着して驚いたのは、ドアを開けた瞬間に中から犬が出てきたことでした。
驚いてあの犬は何ですか?と聞くと、オフィスは犬を飼ってもいいということでした。
そして、GoogleのAさんの紹介で中に入る登録を済ませ、Googleの社員食堂でランチを頂くことになりました。
食堂は全部無料でレストランのようになっていました。
専用のバリスタもいらっしゃいました。
食事をいただきながら、Googleの強みについて、色々と教えていただくことになりました。
Googleで最も価値が高いもの
私自身も、大手自動車メーカーで、ソフトウェア開発の仕事に携わっており、NASA JPLなど、欧米の航空防衛宇宙産業から自動車メーカーに入ってきている、MBSE (MBSE:Model-Based Systems Engineering) という最先端の手法をこの5年ほど取り組んできていたのですが、Googleではどのような開発がされているのか非常に興味がありました。
ちなみに、アメリカの航空防衛宇宙産業から新しい技術が入ってくる流れは昔からあり、今では自動車業界で当たり前のように行われている、FTA(Fault Tree Analysis:故障の木解析)やFMEA(Failure Mode and Effects Analysis:故障モードと影響解析)も、50年以上前にアメリカの航空防衛宇宙産業から自動車業界に入ってきています。
少し、話がそれましたが、Googleで最も価値が高いものについてお聞きしたところ、それは「アイデア」だと教えてもらいました。
その次がダイアグラム(図)で、その次が自然言語で、ソースコードという順番があるということでした。
MBSEはSysML (Systems Modeling Language) というダイアグラムを使うのですが、Googleでもダイアグラム使われていて、ソースコードより価値があることが分りました。
しかし、最も価値が高いのはアイデアということでした。
GoogleとORACLEの違い
また、GoogleとORACLE(DBのソフトウェア会社)の違いについても教えてくださいました。
ORACLEはダイアグラムを書いて、コーディング(プログラムのソースコードの記述)は中国、インドに投げているが、Googleは内部でコーディングまでしているということでした。セキュリティーの問題と、なによりも速度を重視して内製しているということでした。
Googleの速度重視の文化
ソフトウェアの言語も、必要なものをニーズに合わせて選び、新しい言語で仕事を始める場合は、学習のためのトレーニングコースも内製されていて無料で受けることができるということでした。
目的達成のために、必要な、環境、言語、システムを自分で自由に選択できることを教えていただきました。
ランチの後で、オフィスにも特別に連れて行ってもらったのですが、オフィスもかなり自由度が高く、仕事中に卓球をしたり、瞑想ルームで瞑想したり、バーがあってお酒を飲む場所もありました。
さすがに仕事中にお酒を飲む人はいないらしいのですが、仕事の後でリラックスのために、お酒を飲んだりするそうです。
また、ソファーでリラックスして読書されている方もいらっしゃいました。
Googleでは、3ヶ月のタームで結果を出せるかどうかが何よりも重要で、手段はそれぞれに任されているということでした。
DXレポートから見る日本のソフトウェアの危機
アメリカに来たときに、大雑把な国で繊細さがないのは日本より劣っていると感じたアメリカの弱点は、ソフトウェア開発においては全部強みに転じていると思いました。
逆に、日本は時間をかけて、細かい点まで作り込んで品質を上げることにこだわり、古いものを捨てられない傾向が強くあるのですが、ソフトウェア開発においてはその日本の特性が悉くマイナスに働いてるように感じました。
経産相が発表したDXレポートでも、その日本の弱点について次のように指摘されています。
・既存システムが、事業部門ごとに構築されて、全社横断的なデータ活用ができなかったり、過剰なカスタマイズがなされているなどにより、複雑化・ブラックボックス化
その結果として
・この課題を克服できない場合、DXが実現できないのみでなく、2025年以降、最大12兆円/年(現在の約3倍)の経済損失が生じる可能性(2025年の崖)
日本のソフトウェア開発の危機的な状況は、数値的にも明かになってきているのですが、Google社員と出会い、この数値の背後にある実態の違いをまざまざと体験することになりました。
これは勝てないなというか、完全に負けており、日本人の特質に縛られて、周りを気にしている場合じゃあないなと思いました。
シリコンバレー 21世紀のゴールドラッシュ
意外にもGoogleでは、正社員は2割で、8割は派遣社員ということでした。
能力のある人は、推薦されて正社員になるそうで、正社員になると一気に給料も上がるようでした。
後で分かったのですが、1850年代のゴールドラッシュの時は、世界中から一攫千金を求めて多くの人がこの地に集まり、人口が一気に3倍になっており、それから発展してきていました。
現在のシリコンバレーは、まさに21世紀のゴールドラッシュで、世界中の優秀な頭脳が、一攫千金を求めて、IT産業に集まってきているエネルギーをまざまざと感じました。
テスラの自動運転との遭遇
Googleでの衝撃的な出会いの後で、この地域で働いている新入会員さんのAさん出会うことになっていました。ちなみに、Aさんは元マイクロソフトの社員だったそうです。
AさんはGoogleまで迎えに来てくださったのですが、車はテスラに乗られていました。
Aさんがスマホで操作すると、離れているところにパーキングされているテスラが動き出して、近くに迎えに来てくれました。
高速道路での自動運転モードも体験したのですが、周りの車の様子を完全にトラッキングしていて、見ていてとても安心でき、完全に手放しで運転を任せられていました。
Aさんは、運転が好きなので、普段は運転するらしいのですが、仕事が忙しくてメールチェックをする時は、自動運転を使っているということでした。
自動運転の技術では、GoogleやAmazonよりも、テスラの方が進んでおり、来年には一般道での自動運転ができると言われていました。
AIチップを開発するテスラの圧倒的技術力
日本に戻ってきて、日経Automotiveの記事に、テスラ初の本格量産車「モデル3」を分解した特集記事が書かれていました。
多くの自動車メーカーがECU(電子制御ユニット)を、2020年に分散型からドメイン型へと移行するのに、テスラでは2019年にその先の中央集中型へと移行しており、トヨタやVWよりも6年も先行して理想形を作り上げたと書かれていました。
また、テスラは独自でAIのチップを開発しており、自動車業界の地図を書き換えてしまうほどのインパクトがあるとも書かれていました。
最近の記事で、GAFAの帝国的な支配に対して反発するような動きが世界中で起きており、AIという新しい技術によって、次なる体制に移行する可能性があると書かれていたのですが、テスラはその筆頭だと思いました。
元々EVが主流になった時に、エンジンという参入障壁がなくなってしまい、既存の自動車産業は改めて競争にさらされると言われていたのですが、更にAIの進化まで重なってしまうと、ソフトウェアが弱点になっている日本の自動車業界は一気に不利な状況となってしまいます。
電気業界は、早い時期に競争力を失ってしまいましたが、自動車業界も世界の競争に勝てなくなると、日本は今よりもっと貧しい国になってしまうと予想されます。
国難だからこそ魂の学が求められる時代へ
最近、改めて『最高の人生のつくり方 』のご著書の反芻を始めたのですが、ご著書の冒頭に、「『最高なんてほど遠い』」という章があり、「日本の相対的貧困率はOECD諸国中第6位、1人親世帯の場合は第1位という不名誉な事態です。・・・普通のサラリーマンとその家族が貧困層に呑み込まれる可能性も少なくないと言われています」と書かれています。
更に、人口減少の問題、超高齢化の問題、次の「未来が希望を失うとき」の章では、若年層が未来に強い希望を抱けなくなっていることに触れられています。
私はITの視点から日本の危機を感じていますが、先生はもっと多側面から、日本の危機の実態を明かにしてくださっており、更に更に厳しい時代の到来が避けられないと改めて思いました。
その上で先生は、「どうして『最高の人生』なのか」という章で、「たとえどれほど厳しい現実があっても、人間には、そこから驚くべき可能性に満ちた人生を生み出す力があるという真実です。」と書かれています。
そして、「『マキシマ』を取り出した人たち」の章で、
「青写真に行き着いたからこそ、取り出すことができる人生の力の源泉―――。
それは『マキシマ』(maxima 最高を示すmaximumの複数形)とでも呼ぶべきものです。
人生を最高の次元に飛翔させる 『マキシマ』―――。先に紹介した方々は、人生に内在する『マキシマ』を取り出すことに成功したということなのです」と書かれています。
日本の危機を知れば知るほど、絶望的な思いになるのですが、試練があるからこそ、『マキシマ』を取り出す必然が高まると考えると、こうして先生に出会わせていただいて、神理を学んでいることも、魂の願いとつながっているのかもしれないと思いました。
厳しい試練だからこそ、人類の希望となる魂文明の実態が、「マキシマ」を取り出す1人ひとりによって生み出されていく希望を感じました。
改めて、『最高の人生のつくり方―グレートカオスの秘密』のご著書を、これから反芻しようと思いました。
Aさんとの出会いの深まり
Aさんに、インテルミュージアムにつれて行っていただいて、CPUの動作原理などへの理解を深めた後で、Aさんのオフィスで出会いの時を持ちました。
Aさんは、『魂の冒険』のご著書を読まれていて、ユニバース体験についても、関心を持たれていたので、自分自身の体験も話すことになりました。
Aさんはもともとキリスト教を学ばれていて、深く納得されていました。
Aさんは、アメリカにもっと神理を広げていかなければならないと何度も言われており、命作網のお一人なんだなと改めて感じました。
後智慧を通して功徳の意識化の深まり
夕方の後智慧会では進行を担わせていただいたのですが、直前に何度も切磋琢磨を頂き、密度の濃い後智慧の取り組みとなりました。
最新の神理実践シートに取り組んでの功徳も意識化していったのですが、長年超えられなかったカルマの転換につながるプロジェクトになったという感動の分かち合いがあり、集いが終わった後も、プロジェクトでいただいた功徳の歓びの循環が続くことになりました。
皆さんの功徳をお聞きしながら、とても感動したのですが、お1人お1人の背後に、先生のご存在がずっと感じられて、一切は先生に導かれての歩みであったと改めて感じました。
合同セミナーで、響働についてのアドバイスを頂いたこと、その後プロジェクトにおいても、仕事においても響働について試行錯誤してきたこと、そして、環境チームでの実践、そして先生講演会終了後にお声をかけていただいていたことも、全てが必然の糸でつながっていきました。
日本から遠く離れたアメリカの地で、先生とはいかなる御方であるのかを教えていただくことになりました。
ヨセミテでのユニバース体験
ビデオ会のプロジェクトを環に結び、アメリカの旅の後半戦はアメリカの大自然へと向かいました。
翌朝、サンフランシスコを離れて、ヨセミテ国立公園に向かいました。
地球上で最も壮大な景観と言われている、ヨセミテのグレーシアルポイントで、禅定をしてみました。
「大自然生きとし生けるものへの祈り」を読んで、禅定をしたところ、天使に見守られているような気持ちがしてきました。
更に祈りを深めてゆくと、眼前に広がる絶景の背後に働いている神の力への感動が溢れてきました。
そして、人間に分有されている神様の力の不思議に思いを馳せていきました。
そうして光を受けていることをイメージしてゆくと、神の御光が届いていることを感じました。そして、神の光が、命作網の光であったことに気づかせていただきました。
セコイアからのメッセージ
ヨセミテ公園で一泊したのですが、夜空は満点の星空が広がっていました。
翌朝セコイアの森に向かいました。ちなみに、前日通ったグレーシアルポイントへの道は冬季になったので閉鎖されてしまい、ギリギリ行くことができた奇跡を感じました。
途中で野生の熊を初めて見ました。
地球上で最大の生物が、この地のセコイアであり、樹齢2700年もある、グリズリージャイアントと出会いました。
昔の映像で、先生が木に触れられて、木の精霊と対話されているのを思い出して真似してみました。
巨大な木に手を触れて、挨拶して、心を通わせると、つながりが感じられてくるように思いました。
私はアメリカに高橋先生のビデオ会のためにきたことを伝えると、巨木の一つは自然環境のことを心配していて、アメリカに神理を広げてほしいというメッセージをいただいたように感じました。
思い込みかもしれませんが、パワーを頂きました!
世界に広がる神理の光
水曜日は、GGP(グローバル・ジェネシスプロジェクト)に参加しました。
いつもは、東京で受けているのですが、東京の仲間が司会を担っている姿をアメリカで見せていただき、名前の通り、本当にグローバルな学びを頂いていたんだなと、改めて感動しました。
最後に、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジやフィッシャーマンズワーフを見て、日本に帰ってきました。
日本に帰ってきてからも、サンフランシスコの皆さんとのつながりがずっと続いているのですが、たくさんの光を見せて頂くことになりました。
高橋先生の神理をお伝えしに行ったのに、逆にサンフランシスコの皆さんの信仰心の光、そして先生が送ってくださっている光に照らされっぱなしで、こちらのほうがたくさんの光を頂くことになりました。頂いた光をお返しすべく、またサンフランシスコに行かせていただきたいと思いました。
Google地図で自宅に居ながらにして全国のターミナルに降り立ち外観や周辺の様子を見ます。昨日は自宅に居ながらにしてGGPの集いに参加しました。まるでアポロキティーシュバラーの境地を手に入れたような感じです。
先生が自宅にいながら学べる環境を、今回のコロナの試練を通して作ってくださっており、進化し続ける共同体に感動しています。
アボロキティーシュバラーの観自在力に向かって、今回の試練を通しても、成長していきたいですね!