2019熊本先生講演会:父の病の呼びかけと人生祈念館奉納へのチャレンジ

今年は、熊本での先生講演会が開催されることになりました。

講演会の直前に母から連絡があり、父が急遽入院することになり、手術をすることになったと教えてもらいました。

Contents

父に届けられた光

最初、聞いたときにはすぐには引き寄せられなかったのですが、次第に父のことが大切に思えてきて、父の病気が治ってほしいという、祈るような思いが引き出されてきました。

父の病気のことを、GLAの友人、また先輩の皆さんに相談したところ、多くの方が父のために光を送ってくださいました。

改めて、GLAの皆さんに支えられている感謝を刻みつつ、私もずっと手術の間に、光を送らせて頂いたのですが、先生も光を送ってくださっているように感じられてきました。

そして、無事に手術は終わっていきました。

ワールドカップラグビーの試練

一週間前に、九州出身の方とミーティングする機会があったのですが、ワールドカップのラグビーとかぶっているため、熊本からの飛行機は既になくなっていることが分かりました。

とりあず、月曜日に東京に帰って来れればなんとかなるので、福岡空港の飛行機を調べたら、夜9時の飛行機がまだ空いていました。

当初、父は講演会に行く予定はなかったのですが、熊本の講演会の会場から福岡空港に送ってほしいとお願いすると、講演会に来てくれることになりました。

こうして、父と母が講演会に来てくれることになり、私も熊本の講演会に行くことになりました。

超巨大台風19号の試練

佐賀まで帰る手段を決めかねていたところ、超巨大な台風19号が近づいてきました。

土曜日に、佐賀に帰る予定だったのですが、東海道新幹線は始発から止まってしまい、帰れなくなってしまいました。

日曜日は、在来線は少しずつ回復していったのですが、東海道新幹線は動けることになり、日曜日に佐賀に帰ることにしました。

台風19号の後でも辛うじて動いていた新幹線

台風19号で、ずっとニュースを見ていて疲れてしまい、名古屋まで休んでから功徳の意識化に取り組み始めました。

帰省中の功徳の意識化の取り組み

先生から、功徳を意識化することで、カオスから光転の因子を取り出す力を育むことができると教えていただいてから、折あるごとに、功徳の意識化に取り組もうと考えていたのですが、電車の中で少しまとまった時間が取れるので取り組んでみました。

改めて、仕事においては恨みに固まった心が浄化されてきたこと。様々な試練はあっても、未来に対する希望を抱いて、挑戦をさせていただいていることが意識化されてきました。

GLAのプロジェクトにおいても、思い通りにいかないこともあるけど、少しずつ同志が現れて、願いに向かって響働への道が開かれてきていること、また、特別供養を通して、亡くなった親族に光が注がれて、光の世界に帰っていかれ、自分自身も癒やされてきたこと・・・。

GLAの学び、研鑽、奉仕、営みでの神理実践を通して頂いてきた功徳が、本当にどれほど大きくて、ありえない奇跡を頂いてきたこのかが意識化されていきました。

こんなに素晴らしいGLAの神理、高橋佳子先生のことを、知り合いにお伝えしていないのは本当に申し訳ないなと思い、直前だったのですが、自然と電車の中でメール等を使って大学時代の友人にお伝えしていきました。

そのような取り組みをしていると、あっという間に佐賀に到着してしまいました。

父の実家からの呼びかけ

ようやく家について、荷物をおいた瞬間に、父方の実家の気配がしました。

最初は不思議に思って、どうしたのかな?と思ったのですが、お祖父さんか、お祖母さんが来ているのかもしれないと思いました。

今回は、父方の親族には講演会のことを伝えていなかったのですが、祖父母が心配してくれているのかなと思い、思い切って叔母さんに連絡してみました。

急にお伝えすることになってしまったのですが、家族でGLAで学ぶようになって、家族の関わりが変わってきたことを自然とお伝えすることになりました。

親族の大きな問題として、遺産相続の問題があったのですが、当初、父は裁判を起こすと言っており、父の筋金入りの頑固さを兄弟はみな知っていたので、どうすることもできないと諦めていました。

しかし、GLAの弁護士の方が関わってくださり、奇跡的に父は裁判を起こさない判断をしていました。

もし、GLAの弁護士さんとの出会いがなかったら、親族間でもっとドロドロの大変な状態になっていたと思うことなどをお伝えしました。

そのような話の流れの中で、叔母さんの方から、実は次なる遺産相続に関する新たな問題が起こっていることを教えて下さることになりました。

父が手術で入院した時に、叔母さんも、お見舞いに来てくださっていたのですが、そのことを言い出せないまま帰られていたことが分かりました。

叔母さんは、講演会への参加を検討下さったのですが、どうしても外せない予定があり、残念ながら参加できませんでした。

ただ、叔母さんにお伝えした結果として、自分の方から父に遺産相続に関連する問題を伝えなければならなくなってしまいました。

遺産相続問題再燃の危機

父が仕事から帰ってきた時に、手術の時にGLAの仲間が光を送ってくれていたことを伝えました。

父は口では、「自分は信じてないのに」と言っていたのですが、嬉しい気持ちが伝わってきました。

その後、恐る恐る遺産相続の問題を伝えていったのですが、予想に反して父は怒ることもなく、逆に問題の行方を心配しているようでした。

後で母と話したら、母も父は当然怒り出すと予想していたらしいのですが、怒らなかったので驚いたと話していました。

翌日思うところがあって、GLA創立50周年の神理劇「高山右近」の期間に反芻していた、GLA誌の「階梯」の文章の中から、鏡味さんという経営者が、面倒を見ていた方から裏切られた時に、普通なら怒って当然の状況にあって、敬意を持って対応された文章を父と一緒に読みました。

父は、「こんな人見たことない」といって、鏡味さんの対応に驚いていたのですが、「たしかにこんな人は100万人に1人くらいしかいないかもしれないけど、神理を学ぶと、このような判断ができるようになり、先生が書いてくださっているように、問題を引き寄せない智慧を生きられるようになるらしいね」と伝えると、妙に納得しているようでした。

私自身も、この鏡味さんの判断の部分には、大変に衝撃を受けていたのですが、右近から学んだ智慧が父の判断にも影響を与えることになりました。また後から考えると、病を通して、GLAの皆さんが光を送ってくださり、内なる変化が起こっていたのかもしれないと思いました。

神理実践シートによる母の転換

また、この親族間の試練については、別の側面で母も大変にとらわれていたのですが、一緒にGGPの神理実践シートに取り組みました。

先生がお示しくださったステップに従って、神理の言葉を深く受納していくと、試練の意味が変わっていきました。

豊心大学セミナーでおろしていただいた善我の御言葉を一緒に振り返っていったのですが、「こういうふうに変わればいいんだ」と、深く納得できたようで、親族で関わりの再結に向かう願いを確かにしていました。

お化け屋敷からの呼びかけ

夜も更けてしまい、皆が2階に上がってしまい、居間には自分一人になってしまいました。

一人で居間でパソコンの作業をしていると強い恐怖心が引き出されて、寒気がしてきました。

「あ、やばい、また来た」と思ったのですが、恐怖心に飲まれてはいけないと思い、GLA40周年の善友の集いの映像に立ち返ることにしました。

かつて高校生の時に、この家で恐ろしい霊的現象が立て続けに起こり、このままだと殺されてしまうという思いから、宗教団体を探し、結果としてGLAにたどり着いていました。

少しでも先生、神理の光が伝わるといいなと思ってご講演をお受けしていたのですが、この試練があったからこそ、GLAに集うことができたと思うと、恐怖心は感謝の思いに変わっていきました。

「地」から流れてきた恨みの解明へ

翌朝、Google Mapを見ていて、家の近くに高木城跡という文字が見えました。よくよく調べてみると、この辺りはかつて、高木城というお城があり、戦国武将の龍造寺によって滅ぼされていたことが分かりました。

その話をしていると、更に母から、この辺りは佐賀の乱が起こった時に戦場だったことを教えてもらいました。

佐賀の乱というのは、不平士族の明治新政府への反乱なのですが、佐賀が起点となって全国に広がっていったようです。

二重の戦場の跡地だったことが分かり、浮かばれない霊がいたのかな?と思ったのですが、家族の中で恨みは共通のテーマでもあるのですが、この土地から流れ込んできていた部分もあったのかもしれないと思いました。

今年の劇は戦国時代のキリシタン大名、高山右近だったのですが、劇にはその時代の魂を御供養する意味もあるらしいのですが、今年の劇をとおして、戦国時代の多くの魂が救われていく光の流れに導かれて、高木城に関連する魂も救われていったので、「地」の秘密が明かになったのかもしれないと思いました。

人生記念館への奉納へのチャレンジ

伝研セミナーの時に、人生祈念館を拝観したのですが、係の方が人生祈念館の申し込み方を教えて下さり、申込書を頂きました。

今回、直前に父が救急車に運ばれて、緊急入院したことがあり、まだまだ元気だから急がなくてもいいかなと思っていたのですが、年齢的にもいつ何があったもおかしくないので、思い切って奉納を進めたいと考えていました。

お聞きすると、遠隔の方は豊心大学の前後で奉納できることが分かり、来年の豊心大学セミナーの時にできたらいいなあと考えていました。

ただ、ご供養よりもハードルが高く、本当にできるのかなあと不安がありました。

少し早めに家を出て、熊本に向かいました。

レストランでお茶を飲むことにしたのですが、プロジェクトの皆さんの食事会場になっていて、家族でプロジェクトの一員に入れていただいているような状況となってしまいました。

しばらくして、思い切って人生祈念館の申込書を机に出して、人生祈念館に父方の祖父母を奉納したいと切り出しました。

「お金が勿体ないんじゃないか」と、父が言ったのですが、「おじいちゃんも、おばあちゃんも喜んでくれると思う。人生祈念館の光の柱の一つになりたいというのは、おじいちゃんの願いなので、是非させてほしい」とお願いしたら、申込書を書いてくれることになりました。

そして、年末に祖父と祖母の人生史に取り組んで、来年の豊心大学の時に、人生祈念館に奉納する話が進められることになりました。

親族を先生におつなぎするという自分自身の魂の願いが叶えられることになり、大きな仕事を一つ果たせて肩の荷が降りたように感じました。

父の魂に深く受納された先生のご指導

そうして、いよいよ講演会のプログラムが始まりました。

前半のプログラムはある旅館の経営者の話であり、後半の神理実践報告も経営者の神理実践の物語でした。

父も、かつては経営者として、佐賀で多くの靴屋を経営し、結果として全てのお店を閉じることになりました。

講演の内容をお聞きしていて、先生が父のために話してくださっているんじゃないかと感じるような場面がいくつもあったのですが、ずっと集中して先生のお話を聞いていました。


講演会が行われた益城郡は熊本地震の最も被害が大きかった場所でありその記録が刑事されていました
グランメッセの外観

先生のご講演が終わってから、福岡空港まで車で送ってもらったのですが、講演会の感動について家族で話す場となりました。

話の中で、父が詳細に実践の内容を話していて、ノートをとっている自分よりも詳しく覚えていて驚きました。

講演会が終わって、東京に戻ると、父から電話が入っており、ありがとうと伝えてくれました。

母はいつも東京に戻ると連絡をくれていたのですが、父から連絡があったのは初めてだったんじゃないかと思います。

こちらからも、おかげさまで熊本講演会に参加できた感謝をお伝えし、同時に、「二千年の祈り」を読んでほしいと、改めてお願いしました。

父が、唯一映画の感想を話してくれたことがあったのですが、それは「パッション」というイエス様の映画だったのです。私自身、今年の劇を通して、イエス様の歩みを深めることができたので、ぜひ読んでほしいとお願いしました。

父は、「分かった」と言って読んでくれることになりました。

未だに「自分は宗教嫌いだから」と言っていましたが、一歩一歩、本物の宗教であるGLA会員としての歩みを深めてほしいと願っています。

熊本講演会を振り返って功徳の意識化

今回の旅も、多くの転換を頂くことになったのですが、なんでこのような転換が起こったのかな?と思った時に、父の病に対して、GLAの皆さん、そしてきっと先生が光を送ってくださったことが大きかったのかもしれないと思いました。

「病は呼びかけ」という、先生の神理に導かれていたんだと思います。

また家についた時に、実家の気配がしなかったら、遺産相続の問題があることもわかっていなかったので、祖父母も助けてくださったのかもしれないと思いました。

そのお陰様で、父の心に変化が起こり、遺産相続の問題が回避され、人生祈念館の奉納への道が開かれ、講演会の深まりももたらされたのかもしれないと思うと、本当に多くの助力を頂いていたのかなと改めて感じました。合掌。

2 thoughts on “2019熊本先生講演会:父の病の呼びかけと人生祈念館奉納へのチャレンジ”

  1. お父様の緊急入院も、ワールドカップや台風による交通事情も、遺産相続の問題も、磁場の影響も。普通なら暗転してしまうような現実に直面しても、光転の因子だけをを取り出して道をつけてゆくbuyanさんの受発色力は、功徳の意識化やご映像の反芻やシートの取り組みなど、日々のライフワークによって育まれていたのですね。そうやって人は菩薩になれるのですね。合掌。

    1. Junjinoさん、そう考えると、いくらでも暗転して終わってしまう危険性もあったんですね。改めて神理実践によって、免れた災厄と、頂いた功徳の大きさを深めさせていただきました。
      ふと、改めてこの前のご講義のことを思い返していたのですが、歪曲→独尊で自分のお陰と煩悩を強めていく振り返りと、自らの愚かさを深めつつ、それでも頂いている恩恵の自覚を深める後智慧は、全く違うと気づかせていただきました。

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