GLAの恒常的なプロジェクトとして、東京本部のセミナー等を支える運営プロジェクトを担ってきているのですが、9月に新しいメンバーを加えてのプロジェクトがスタートしました。
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運営プロジェクトの世代交代
12月の感謝の集いでの合唱団プロジェクトも終わり、運営PJの展開をどのようにもっていくか、窓口を担う皆と、話し合うことになりました。
運営プロジェクトも、諸先輩が次の働きにシフトして行かれる中で、95年に青年塾がスタートしたときに集ってきた仲間が、徐々に中心となってきていました。
一緒に窓口を担うメンバーも、青年塾時代に10年以上一緒にプロジェクトを担ってきたメンバーがほとんどで、気心が知れた仲間と、一緒にウイズダムに取り組むところからスタートしていきました。
運営プロジェクトウイズダムの青写真へのアクセス
年末、年始にかけて、運営プロジェクトとして、新年の集いのウイズダムに取り組むことになりました。
まずは、運営プロジェクトの願いと、困惑の現実について、更に深く意識化していくことになりました。
先生がお示し下さっているGLAのヴィジョンに対して、運営プロジェクトとしては何を果たさなければならないのか、そして未来からの呼びかけに対して、現状はどうなっているのか、皆さんと熱く語り合う場が持たれていきました。
運営プロジェクトへの願いが明確になるほどに、自分の内側からも更にプロジェクトを担う必然が明確になり、様々な打ち合わせにも参加するようになっていきました。
ドライバーズチームサブリーダーへのチャレンジ
1月になって新年の集いのプロジェクトが発足し、集中プロジェクトとしては初めて、サブリーダーの働きを担うことになり、ドライバーズチームを担当することになりました。
リーダーのN君は、青年塾時代に10年近くお世話のプロジェクトを担ってきた仲間であり、久しぶりに同じチームのプロジェクトを担うことになりました。
ただ、いざプロジェクトがスタートすると、かつてと同じようにN君に対して、優位—支配/差別の受信、発信で関わってしまい、N君が反発をする事件がありました。
数年の時間が経過しているのに、自分の受信、発信はあまり変わっていなかったんだなあと後悔を深め、今回は、N君との関わりを再結し、新しい関わりを生み出すことを願って、プロジェクトの誓願に取り組ませて頂きました。
ドライバーズチームとしての神理実践への挑戦
ドライバーズチームのウイズダムへの取り組みを通して、集いが終わった後に荷物をトラックに積み込む際に、波動戦争が起きやすいことを教えてもらいました。
また、前回荷物の整理をしているときに、他チームのプロジェクトの皆さんが、搬出する荷物をどこにおけばいいのか分からず、混乱が生じていました。
そこで、今回は波動戦争が起きないように、スムーズに荷物を運び込む願いを定め、神理実践にチャレンジすることにしました。
そのための縁の整えとして、事前のプロジェクト集会で、搬出のルールについて、ヴィジュアルに表現して分かち合わせて頂きました。
いくつかの施策が実施される毎に、N君は興奮気味に「今回は記録更新、凄い」といって、歓ばれており、私も嬉しくなっていきました。
遠隔からのバスを誘導しているときの写真
新年の集いが終わっていよいよ搬出が始まったのですが、最初はウイズダムに定めた通り、従来よりも綺麗に荷物が整理されていきました。
「神理実践によって光転したんじゃないか!」と手応えを感じつつ、トラックの場所に向かいました。
すると、業者のトラックの方が、リーダーのN君に対して厳しい口調で叱責し、リーダーのN君は一杯一杯になって、アタフタと走り回っていました。
その後も、問題は収束することなく、連鎖していってしまいました・・・。
プロジェクト集会での後智慧の深まり
新年の集いが終わって数日後、後智慧の場が持たれることになりました。
場外ターミナルの先輩も入って下さって、当日の事件について改めて振り返っていったのですが、事件の全体について改めて確認していくと、N君は被害者意識が強くなって「こんなに頑張ったのに、なんでここまで責められないといけないんだ、もう二度とプロジェクトはやりたくない」という想いに呑み込まれていきました。
後智慧継続は難しいかな?と思うような場面もあったのですが、「新祈りのみち」の『「後智慧」のための祈り』に立ち返りながら、失敗から多くのことを学べることが後智慧であることを改めて確認し、ターミナルの先輩と一緒になってN君を励ましつつ、更に後智慧の取り組みを深めていきました。
リーダー像の転換
事実が明らかになるにつれて、N君自身の様々な思い込みがあったことが見えてきました。
- 自分が頑張ることで、皆を楽させてあげられるのが良いリーダー。
- ターミナルにもあまり情報を共有せずに、楽させてあげられるのが良いリーダー。
このリーダー像について改めて皆で吟味し、真のリーダーについて、求めていきました。
- 皆がフロントに立って活き活きと働く縁となるのが真のリーダー。
- 事前にターミナルに情報共有し、一緒に背負って頂くのが真のリーダー。
リーダー像について、吟味しつつ、その根本にあった心の傾向についても見つめていきました。
快の回路の繰り返しの発見と砕き
N君は何でも自分で引き受けようとしていたのですが、「興奮中毒」として、手応えを求めてきたことが意識化されていきました。
しかし、この快の受信によって、「こんなにできた、凄い」と思っている間は、カオスから暗転の現実を引き出してしまうことが見えてきました。
N君は、どんなに改善し続けても、思わぬ所から問題が発生してしまう繰り返しを越えることができなかったそうなのですが、長年の失敗を繰り返してきた真の原因がようやく分かってきたと言われていました。
そして、プロジェクトがなければ、絶対にこのような気づきは頂けなかった、きっと過去世もこのような発見ができずに失敗を繰り返してきていたんだと思う・・・。と話されていました。
繰り返しからの脱出
N君は、この後智慧を通して、その後の生き方が傍から見ていても、明らかに転換していきました。
プロジェクトにおいても、前よりも積極的に参加されるようになり、同志との再結の歩みを深めて行かれました。
職場での後輩との関わり方も変わったそうで、後輩が活き活きと働き出し、可能性を出させなくしていたのは自分だったと後悔を深められていました。
また、先日の「善友の集い」では、「聞く行」に取り組まれ、ドライバーの方の痛みと歓びを分かち合うことができ、波動戦争をとうとう転換できたと教えて下さいました。
私自身にとっての後悔と願いの深まり
今回、N君との再結を願ってのプロジェクトだったのですが、こうしてギリギリの所で光転へと運ばれていきました。
ただ、私自身と今回の事件とのつながりは見えていなかったのですが、その後先輩から切磋琢磨を頂いて、自分自身と今回の事件について振り返っていきました。
「歪曲」の受信の発見
あるミーティングの場で、新年の集いの搬出についての後智慧を皆さんに伺う機会がありました。
「今回は片付いていて良かった」という評価をもらえるのかなと期待していたのですが、皆さんからは自分が知らない問題が様々起きていたことをご指摘頂いてしまいました。
本当にあるがままの事実が見えておらず、自分がやったという事実ばかりを「歪曲」してきたことが見えてきました。
今回の事件についても、事前に問題があることを察知して対策を打つこともできたはずなのですが、私はN君の好意に甘えて、自分の仕事を優先していました。
「快」の回路で自分の手応えのあることだけをやっているときは、本当に「痛み」、「混乱」、「停滞」、「破壊」の現実が掴めなくなっていたんだなあと痛感しました。
大本にあったニヒリズムの意識化
この歪曲と同時に、「どうせ世界は助けてくれない」というニヒリズムが、世界にいかに支えられているのかという事実を見せなくさせて、孤軍奮闘しながら世界不信を深めていく構造ができていたことが見えてきました。
でも、改めてその「歪曲」の受信を「正直」へと転換したときに、本当は皆さんの願いの光、神理実践の光によっていかに支えられていたのかが感じられてきました。
仕事においても、プロジェクトにおいても、問題の原因は本当に自分自身だったんだなあという後悔が深まっていきました。
(続く)