もうすぐ感謝の集いですね。
東京では当日に向けて菩提心合唱団での練習が行われています。
私も今回はメンバーの一員として、練習に参加させて頂いています。
TLミュージックの先輩が、様々にご準備下さっており、歌の練習と、神理の研鑽が同時に深まる中で着々とレベルアップしてきています。
特に、歌の練習の途中に、止観シートの取り組みがあるのですが、止観シートに取り組む前と、後では、まるっきり一人一人の歌声も、全体の合唱の水準も変わってしまうのは、何度体験しても驚くばかりです。
本当に、心と現実がつながっていることを、集団で体験させて頂いています。
今回のプロジェクトの初めに、誓願の書に取り組ませて頂きました。その中で、「自分はできるという傲りを砕き続け、三つの自覚を深め続けます」と書きました。
三つの自覚とは、「愚かさの自覚」「忍土の自覚」「恩恵の自覚」の三つのことで、先生は御著書の中で、三つの自覚を深め続けることで、魂を煩悩の支配から守ることができると書かれています。
前回の練習において、止観シートを書いていて「自分はできる」というつぶやきがあることを発見し、このヒロイズムを克服することを願いました。
その直後に、先輩の会員さんから歌い方の個別指導をしていただく機会がありました。
その先輩は、私の声が、倍音になっているところと、普段の素の声になっている部分があり、できるだけ倍音を出した方が良いよと切磋琢磨を頂きました。
倍音になると、自分の声が全体の中に溶け込んでしまい、自分を消すことで、逆に、より強く自分の個性が出てきて声を響かせることができると教えて頂きました。
同時に、全体の響きの中で歌えるようになると、もっと楽に歌えるようになり、全体との一体感も感じられて歓びが溢れてくるということでした。
実は、普段歌っていても、何か一人で孤独に頑張って歌っているような状態になることが多く、少し違和感を感じてました。
それは、ヒロイズムで歌うため、煩悩地図にあるとおり「歪曲-独尊-孤立」を強めてきたんだと思いました。
思えば、仕事においても、心の奥で「私はできる」とつぶやいてきたのですが、中々理解されずに孤立してきた部分もありました。それもやはり「歪曲-独尊-孤立」になってきたんだなと改めて思いました。
そのような気づきがずっと心の中で連鎖していきました。
先生は、煩悩に対する善我として、「歪曲」に対しては「正直」、「独尊」にたいしては「愚覚」を設定して下さっていますが、「愚かさの自覚」を深めることが自分にとっては本当に大切なんだと思いました。
また今回、この先輩の関わりもそうですが、TLのミュージックの先輩や、何より全てを支えて下さっている先生、神様への感謝の思いが自然と深まってきました。
「恩恵の自覚」を深めて、合唱団の皆さんと、そして全国の皆さんと心を一つに、感謝の集いでの大合唱に向かっていきたいと願います。
先生、神様、そして全国の同志の皆さん、よろしくお願いします。