2023 TL SRS 第3回 業界のパラダイム転換への挑戦

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報告内容が未完成状態でのセミナー参加

TL SRSの翌々日に、職場のテーマの大事な報告会がありました。

通常は、一週間ほど前に発表する内容の骨子を定め、報告書も完成してきていました。

しかし、一週間前には発表する内容がなく困っていたのですが、最後の一週間で重要な発見が次々にあり、その確認に時間をつかったために報告書がほとんどできていない状態となりました。

発表する内容自体が充実したのはよかったのですが、どのように発表するのかが明確になっておらず、「こんな中途半端な状態ではまずいな」と思いつつTL SRSに参加することになりました。

セミナー頼みになってはいけないと思いつつ、何かこの場で発見することが重要なのかもしれないと期待しつつ、セミナーに参加しました。

シートを介在とした限界の発見

セミナーでは、先生がお作りくださった神理実践シートに取り組むことになりました。

シートを介在に、改めて報告に向かう思いを整理してみると「うまく報告して評価されたい」という気持ちがあることが意識化されてきました。

また、「これまでプロセスの不備のためにどれだけ苦しんできたか分からせたい」という不満や恨みに通じる思いもあったことが見えてきました。

更に、報告内容が整理できていないことへの焦りもあり、この気持ちのまま進めてしまうと、解決すべき項目が曖昧になってしまい、変革につなげられなくなってしまう未来が見えてきました。

同じような境遇の同志との出会い

途中でミーティングをはさみながら、シートの取り組みは深められていったのですが、今回はMさんという一度も話したことがない方と一緒のグループとなりました。

相手の背景も知らず、専門も違うために、最初は何を話しているのかさっぱり分からないところからの始まりでした。

しかし、お聞きしているとS社でイメージセンサーの半導体を開発されていることが分かってきました。

日本の多くの半導体が世界シェアを失っている中で、S社の半導体は世界シェアNo1を取っていることは知ってはいたのですが、途中からその技術についても詳しく教えていただくことになりました。

なるほどと納得することが多くとてもすっきりしました。

またMさんはMBDやMBSEについても詳しく、Deep Learningについても様々実践されており、私自身の取り組みや、苦労してきたことについても、短時間でご理解くださいました。

私の会社も世界シェアNo1ですが、抱えている悩みについても共通点が多くあり、表面的に外部から言われていることと、内部に抱える矛盾ゆえの葛藤はどこもあるんだなと思いました。

『新 祈りの道』によってもたらされた問題解決への道

不思議な出会い感謝しつつ、シートの取り組みを深めていったのですが、「もう一人の自分」にアクセスするところでは、『新 祈りのみち』の「干渉したくなるとき(世話を焼きたくなるとき)」の祈りに導かれました。

プロセス改革という仕事のため、2つの組織の間に入って調整することになったのですが、相手の組織を裁くような思いとともに、干渉する気持ちがあったことが意識化されてゆきました。

「試練を乗り越えられるように

本当に自律できるように

手を差し伸べたいと思います。

その人が

人生の主導権を確かにすることが

わたくしの歓びです。

その人が輝くことを願うからこそ

本当の助力ができるように

どうぞ導いてください。」

『新 祈りのみち』 「干渉したくなるとき(世話を焼きたくなるとき)」

という祈りの言葉を深めると、相手の方が輝くご縁になることが重要だったんだなと責める思いが変化してゆきました。

思いの変化に取り組みつつ、発表内容をどのようなフレームワークで分かち合うか考えていったのですが、ふと「Vプロセスで整理できるんじゃないかな?」というアイデアが浮かんできました。

システムズエンジニアリングの中ではVプロセスはかなり重要な位置を占めていますが、これまで発見した事象をVプロセスで整理すると、非常に分かりやすくなり、同時に改革のヴィジョンも描けることが見えてきました。

パラダイム転換によって見えてきた問題解決への道

更に、今回は経営、医療、教育、福祉、法務の5つの分野におけるパラダイム転換のシートも与えていただいていました。科学はパラダイム転換の表がなかったため、他の分野の転換を参考にしつつ、どのようなパラダイム転換が必要なのかを考えてゆきました。

すると、TL経営のパラダイム転換が必要なことが感じられてきました。

改めて古いパラダイムに縛られていて、魂の学のパラダイムに転換できていないことを実感しました。同時に、今回のテーマにおいて、部署間の再結が呼びかけられていることが見えてきました。

ChatGPT、Deep Learning の情報交換

夕食休憩は、科学の皆さんとインド料理を食べに行ったのですが、Mさんとは更に深くプログラミングの話題で盛り上がり、私の方からはAIを使ったコーディングとしてChatGPTの活用方法を紹介させていただきました。

Mさんからは、Deep Learningを言語分野に適用する際、意図した回答をさせるにはどうしたらいいのかについても、様々知見を持たれていて非常に勉強になりました。

パラダイム転換の提案へ

二日目の午前中の研修では、科学の皆さんの多くは医療の分科会で受講することになりました。

登壇されていたのは、かつて青年の頃に一緒に横浜地域をお世話していた仲間だったのですが、人間関係の悩みをシートを介在に転換されてゆく姿を見せていただきました。

それまで、私自身も部署と部署の対立関係に挟まれていて、どこか被害に遭っているような感じがあったのですが、部署間で響働してこれなかった後悔と願いが深まるにつれ、再結が願いなんじゃないかと思えてきてとてもすっきりしました。

そうなると、1年後、5年後、10年後のヴィジョンについても、はっきりと行くべき道が見えてきて、本当はこうなることが願われているんだなと思えるヴィジョンが以下のように見えてきました。

設計とデザインが一緒に取り組むことで、もっといい開発ができるようになってきたはずにそうできなかった後悔が深まり、再結へと向かう。

としました。更に1年後、5年後、10年後と未来のヴィジョンにアクセスして行った所、本当にこうなったらいいなあと思えるヴィジョンが見えてきました。それまであった小さなこだわりが溶けていって、自由な空のような心で未来が描けるようになりました。

また、ミーティングで深めつつ取り組んでいったのですが、途中でふと、「これって技術者観だよな」と思う瞬間がありました。

そのことを同じグループのH先生に話したところ、「科学は範囲が広すぎるから、できれば各分野ごとのパラダイム転換を提案して欲しい」と言われました。

パラダイム転換を提案することなど全く考えていなかったのですが、パラダイム転換をご一緒に作っていける希望を感じました。

このような転換を頂きつつ、いよいよ先生のご講演に向かいました。

業界のパラダイム転換へ

先生はそれぞれの業界におけるパラダイム転換についてお話しくださいました。

「魂の学」の人間観、世界観と業界のパラダイム転換がつながってゆくことを感じました。

そして、実践報告として、福祉分野のKさんの物語を分かち合ってくださいました。

Kさんは、中京時代に一緒にプロジェクトをしていた仲間だったのですが、昔は、快・衰退、苦・衰退で、この人大丈夫かな?と心配されるような方でした。

しかし、実践報告の内容をお聞きすると、福祉の現場に発生している本当に重い困惑を転換され、利用者さんが孤立した状態から家族との再結へと導かれ、痛みが癒され感謝の心で亡くなられていくようなご縁となる実践をされていました。

そのようなKさんへと成長されてゆく過程には、ご家族の大変な試練を、先生と同行二人で超えてこられたKさんの信仰者としての歩みがありました。

20数年前のKさんとは、まったく異なるKさんとなられていて、このように人間は成長してゆくことができるんだと大変感動しました。

同時に、私自身もKさんのように導かれてきていたんだなと実感しました。

先生はご講演の最後に、一瞬先に何が起こるか分からない、まさかの時代だからこそ、問題解決の力を増大させることを誘ってくださいました。

業界に新しいパラダイムを生み出すことは、このまさかの時代だからこそ実践できるのかもしれないなと感じ、私もぜひ現場で実践してゆきたいと願いを確かにしました。

仕事とGLAのプロジェクトへのセミナーでの転換の波及

セミナーが終わって、翌日報告資料をまとめていったのですが、セミナーで頂いた発見や、見えてきたヴィジョンを基に資料を作成しました。

おかげさまで報告もうまくいって、来年はデザインと設計の共創によって新たな要件を生み出し、現場適用していくことになりました。

これまでの設計とデザインの対立構造が転換するような感覚があったのですが、先生のパラダイム転換のヴィジョンの中で導いていただいているように感じました。

その直後に、GLAのTLアートの先輩との共創の打ち合わせがあったのですが、こちらも同様にデザインの検証の必要性が明確になり、これからご一緒に要件を考えてゆくことになりました。

先生が10年前に「仕事でやっていることがGLAの役に立ちますよ」とおっしゃられていたことが、本当に具現化されてきているように感じ、改めて導いていただいている感謝をもって更なる神理実践に向かいたいと思いました。

2 thoughts on “2023 TL SRS 第3回 業界のパラダイム転換への挑戦”

  1. 誠実で正義感の強い人が、当たり前のようになってる「批判→正論」を「共感→愛語」に転換することや、発表の場に臨む時、「素晴らしいと言われたい」とか「不足や不備に苦しめられたことを伝えたい」と動機を看破して方向性を見なおすことによって宇宙と一つになって自然と現実を変えていくことになるんだなあと思いました。

    1. Junjinoさん、生まれっぱなし、育ちっぱなしの煩悩に飲まれている自分から、先生に導かれる中で宇宙との響働、解決への道へと誘っていただいているようですね。合掌

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