2025年のお正月は、姉と母はがんの治療で東京に出て来ているので、私だけ父のいる佐賀に帰ることになりました。
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永遠の生命の人間観を伝える願いを抱いての帰省
年賀状を書くために、神理実践シートに取り組んだところ、『新 祈りのみち』の「干渉したくなるとき(世話を焼きたくなるとき)」の祈りにある通り、ゴリ押しで神理を伝えようとして、伝えられなかった後悔が深まりました。
後悔を生き直し、皆さんの魂の願いにお応えし、永遠の生命の人間観をお伝えする願いを定めて、出会いに向かいました。

母方の叔母さんを通して伝わってきた救われた親族の光
まずは母の実家に行きました。
叔母さんはGLA会員ではあるのですが、集いにはあまり来られていませんでした。
姉のことを大変心配くださっていたのですが、先生に握手していただくたびに腫瘍マーカーが下がってきたことを伝えると、「先生ってすごいね、パワーをもらうことってあるんだね」と驚かれていました。
また、「永遠の生命の人間観」の映像を反芻した結果、姉が死ぬのが怖くなくなったと言っていたとお伝えすると、「ぜひ見たい」と言われたので見ていただきました。
見た後で、残念な亡くなり方をされた叔父さんが、年末に夢の中に出てきて、ニコニコしていたと言われました。
また、お祖父さんもお祖母さんも、みんな光の世界に行っていると感じていることを教えてもらいました。
昨年の特別供養で、お祖父さんが光の世界に帰られたと教えてもらったことをお伝えすると、とても安心されたようでした。
そして、福岡の新年の集いに一緒に行く話をしました。久しぶりに、校長先生になった従弟とも会えて、連絡先を教えてもらったので、新年の集いにぜひ参加いただきたいと思いました。
父方の実家への伝道のチャレンジ 重経緯の意識化
次に父方の実家に行くことになったのですが、父方にはかなり重い経緯がありました。
かつて、父の兄弟は佐賀に何店舗もの靴屋の同族経営をしていましたが、利益が衝突し、父が父の長男のSさんを助けようとして逆に靴屋を乗っ取ったと逆恨みされるようになりました。
それは私が幼稚園くらいの出来事だったのですが、高橋先生から神理実践報告を頂いた際に、一族の骨肉の争いに巻き込まれ、母はそのストレスから、私に折檻をするようになっていたことをわかち合っていただいたことがありました。
父にとっては、祖母に受けた虐待に近い待遇への恨みも重なっており、親族からはこの問題だけは絶対に解決できないと言われていました。私も、何十年と父からS叔父さんへの積年の恨みを聞かされ続けており、死ぬまでに何とか再結して欲しいとは願っていたものの、絶望的な状態がありました。
合同セミナー事前合宿でいただいた転換と伝道への覚悟
しかし、昨年の合同セミナーの事前合宿でタクシー会社のAさんが、同族経営で捩れに捻れていた状態を、息子さんが再結のご縁となられた歩みを教えていただきました。
自分にはどうすることもできない重い問題だと思い、初めから諦めていたのですが、これは自分への呼びかけだなと感じ、解決方法を模索し始めました。
昨年、家族で人生史セミナーを受講した時に、骨肉の争いとなった事件の経緯を詳細に教えていただきました。ヤクザがらみで色々と複雑な事件が起きていました。
その結果を、ZOOM会議で親族で確認しようとしたのですが、親族はZOOM会議などやった事がなく、なかなか話が噛み合わないまま終わってしまいました。それで今回の帰省は、S叔父さんがご高齢なこともあり、直接会える最後のチャンスと思い、誤解が解消されることを願って準備してゆきました。
永遠の生命の人間観の分かち合い
父の実家に行くために、父の実家のトラブルについてまとめた内容を見直し、できるだけシンプルにしました。父はS叔父さんに対して強烈な嫌悪感を抱いており、恨みの思いがずっと綴られていたのですが、そこから客観的な事実を抽出し、少しでも2人の間の行き違いが解消することを願って見直し、コンビニでプリントして準備しました。
実家で、親戚の叔父さん、叔母さんと事件について確認してゆきました。
その後、姉の治療がうまく行っていることをお伝えすると、皆さんホッとしたと言われていました。先生と握手していただくたびに腫瘍マーカーが下がってきたこと、さらに先生の映像を反芻する中で姉が死ぬのが怖くなくなったと言うようになったことをお伝えして、永遠の生命の人間観の映像を見ていただきました。さらに本の話題になり、あるご病気をされた方の実話に感動したと叔母さんが言われたので、『もう1人の自分』のご著書をプレゼントさせていただいたところ受け取ってくださいました。
Sさんは出てくる様子はなく、皆さんからSさんの愚痴を様々聞かされることになりました。この5年、同じことをずっと話していると言われ、かなり捻れていることを感じました。このまま会えないかなと諦めかけていたところ、皆さんから「会って来たほうがいい」と言われ、玄関まで行って、何度か声をかけてみました。
しかし、出て来られる様子はなく、諦めかけていたところ、叔母さんが来てくださって、部屋の中まで連れて行ってくださいました。
S叔父さんの臨死体験に現れたお坊さん
Sおじさんは、脊椎環狭窄症の治療をした後で、痛みのためにベッドから出ることもできない状態になられていました。
姉の治療の話をする中で、姉が死の恐怖から癒された、永遠の生命の人間観の映像も見ていただいたところ、叔父さんが臨死体験をされた時にお坊さんに導かれた話をしてくださり、あの世を信じていると言われて驚きました。
さらに数年前にお渡しした本のことを覚えられていて、ご自身から「高橋佳子さんの本は読んだんだよ」と言われて、まさか読まれたとは思っていなかったので驚きました。
そこで、病気で苦しんでいる叔父さんのために「病苦を受けとめるために」の祈りを一緒になぞらせていただくと、「この通り」と言われました。『新 祈りのみち』はその場でプレゼントさせていただきました。
まさかの叔父さんの入会
叔父さんはご自身の悩みも話してくださったのですが、なんでかわからないけれども、お金を他人に何千万も貸して、一円も戻った事がない、裏切られ続けてきたことを話されました。そこで、魂にはカルマがあり、わかっているのにやめられない、何度も同じことを繰り返すことをお伝えし、神理を学ことでその謎を解くことができることをお伝えしました。
そして、祖母が余命わずかという時に入会していただいた後で元気になった話をすると、祖母が亡くなる時に、姉が臨終の時の祈りを読んでくれたことを覚えられていて、何か一つは宗教に入っていたほうがいいと感じていると言われたので、じゃあ入会手続きさせていただきますねというと、承諾してくださったので、入会の手続きをさせていただきました。
叔父さんの入会から開かれた次なる次元
骨肉の争いの事件を確認し、父とのぶつかりについても教えていただき、父はいつもS叔父さんに対して反発しており、弟として自分を頼ってくれるような事が全くなかったこと。また、祖父とS叔父さんが折り合いが悪く、祖父が父や弟のKさんに頼って指示を出されていたことに対して不満があったことなども教えていただきました。
これまで、ずっと父や、他の兄弟のS叔父さんに対する不満は聞いてきていたのですが、直接本人から話を聞いたのは初めてでした。でも、話を聞かせていただいて、問題というのはどっちか片方が悪いのではなくて、双方に何かしら問題があるんだなと思いました。私自身も一方的に理不尽に感じることもこれまであったのですが、何かしら自分にも問題があったんだろうなと思いました。
また、S叔父さんは、物に対する執着はあまり持たれておらず、車も、家も質素でもいいと考えられていました。仕事をすることが好きで、職人として一生懸命仕事をしていると、自然とお金が入ってくると言われていました。
私自身もどちらかというと職人として仕事をしてきてはいたのですが、今の仕事は大会社で安定はしているので、自立することに不安がありました。しかし、Sさんの生き様を見ていると、一生懸命職人として尽くしていたら、自然と必要なお金は入ってくるものなのかも知れないと思いました。職人として生きていく道をこれから、模索して行ける希望をいただきました。
Sさんとの再結を通して、一つ大きく欠けていたピースが何か揃ったように感じたのですが、これまでとは不連続な道が開かれる希望を感じました。
最も遠くて、親族の嫌われ者だった叔父さんが、1番の理解者だったのかもしれないと思うと本当に不思議な感じがしますが、あの世でずっと心配し、見守ってくれている祖母が導いてくれたように感じました。これから叔父さんにもずっと光を送り続けて、親族の再結へと向かってまいります。
出会いの後で、菩提心チャレンジシートを振り返ったところ、「稲穂の心」によって運ばれていたことが見えて来ました。改めて、先生、神様によって導かれている感謝が深まりました。
改めて病を通しての神理実践の深まりへ
こうして振り返ると、姉の病の同伴を通して、ウイズダムに取り組んだり、永遠の生命の人間観の映像を反芻させていただいたり、ずっと取り組んできていました。
取り組みを通して、姉も死ぬのが怖くなくなったと言うようになりました。
また、高橋先生も折あるごとに姉に関わってくださり、握手をするたびに腫瘍マーカーが下がる奇跡をいただいてきました。
そして、TL医療の先生方にも何名も関わっていただき、TL医療の先生方とも連携して、ご一緒に菩提心チャレンジで治療をさせていただく中で、危機的な状況をご一緒に乗り越えることができました。
その歩みを自然と分かち合わせていただくと、皆さんが先生、GLA、神理に対して共感してくださるようになり、自然と入会につながってゆきました。
まさに命懸けの神理実践となりますが、このような生き方を本当は願っていたのかもしれないなと感じています。更なる神理実践の深まりへと向かって参ります。
