今年の3大功徳に取り組ませて頂きましたが、GLA合唱団の歩みを入れるかどうか、正直迷いました。
プロジェクトに関しては、元々どれか一つにしようと考えていて、劇で青年塾での十年来のテーマに道がついたことを優先する結果となったのですが、合唱団でも本当に大きな功徳を頂きました。
改めて、GLA合唱団に参加させて頂いている感謝を深め、一メンバーとしての歩みを記させて頂きます。
Contents
今年の到達点、感謝の集いにおける「開闢の時」
感謝の集いに参加された多くの方は聞かれたと思いますが、新曲「開闢の時」はいかがだったでしょうか?
終わった後の感想をお聞きすると、多くの皆さんから感動の声が寄せられました。
また、今回の結果として特徴的だったのは、パシフィコ横浜の会場だけじゃなく、全国の衛星中継先の会場からも感動の声が寄せられました。
「感動のあまり、魂の震えが止まりません。」といったお声もあり、魂に直撃するような感動を体験された方も多くいらっしゃったようです。
感謝の集い具現へのチャレンジ
新曲が本格的にスタートしたのは、先生ご生誕の集いの合唱が終わった後でした。
今回は、作曲をされたTLミュージックの皆さんからも、「一緒に曲を作っていきましょう」と言われていたのですが、練習を重ねる度に、曲が進化し続けていきました。
最初は主旋律だけだったのですが、4声の合唱になり、オーケストラの前奏が入り、そして感謝の集い直前にはプロの演奏家の皆さんが入っての練習となりました。
当所、新曲に対するインパクトをあまり持てなかったのですが、驚くほどの進化が重ねられ、非常に力強い曲に変わっていきました。
指揮者としてご指導して下さる羽岡さんも、一回一回の練習を全力で取り組んで下さり、歌う側の私たちも、羽岡さんのパワーに導かれるように、エネルギーが引き出されていきました。
この曲のスタートは、次の一節から始まります。
「希望満ちあふれ、心輝いて
永久の約束が 果たされる今
はるか時を超え ここに集い来た
君と伝えよう この歓びを・・・」
曲の冒頭から、魂の歓喜が思いっきり表現されているのですが、歌詞を深めることを通して、内側深くから歓びが溢れてきました。
「開闢」に込められたいのちへのアクセス
前日の、パシフィコ横浜でのリハーサルが終わった時点で、爆発寸前のような熱気が溢れてきました。
そして、とうとう当日の朝を迎えたのですが、私は毎日取り組んでいる「風の心」の菩提心の書写行に取り組みました。
その後、禅定を通して祈りを深めていったのですが、次の一節が心深くにしみ入ってきました。
わたくしは
いつも想い続けます
風起こる深淵を
光生まれる混沌を
いのち孕まれる根源を
どうかそこに遡らせて下さい
それらを呼び覚まして下さい
『新 祈りのみち』「風の心」を育む祈り より抜粋
禅定を通して祈りを深めていったときに、魂の源から光が溢れ出てくることが感じられました。
「そうか、神様が吹かせる『風』、源にある根源の光に回帰すれば良かったんだ!」と思ったときに、「開闢のとき」に込められたいのちが深まっていきました。
それまで「開闢」とは何を意味しているのかよく分かっていなかったのですが、分断された、あの世とこの世の門が開いていくのが「開闢」であり、あの世とこの世の響働が生まれていく曲なんじゃないかと感じられてきました。
その気づき発見を、皆様にも分かち合わせて頂き、最後に、魂の源に回帰する「托身の限界」に挑戦したいと志を分かち合わせて頂きました。
その後の練習で、羽岡さんから更にご指導を頂いて、曲に込められたいのちを深めて頂いたのですが、練習の時から魂の内側からの願いが溢れてきて、涙を流されている方が多くいらっしゃいました。
そうして、合唱の本番の舞台に向かいました。
「開闢のとき」 あの世とこの世の響働による爆発
舞台袖でスタンバイしながら、お一人お一人が自然と手を合わせて祈りの時を持っていました。
前奏が始まって、舞台の中央へと歩みを進めました。
私は、最前列であり、舞台の中央で上手から入ってくるメンバーと合流するのですが、それまで一度も合流のタイミングが合ったことありませんでした。
しかし、本番の時は、殆ど意識せずに中央に向かったのですが、舞台中央でピッタリとタイミングが合いました。
舞台中央に羽岡さんが登壇され、皆の気持ちが一つになり、曲がスタートしていきました。
この曲の歌詞の通り、本当に魂の中心から歓びが溢れてきて、その思いのままに思いっきり歌いました。
3番の歌詞の中に次の一節があります
「人のへだてなく 尽きることのない
光ふり注ぐ 真実に目覚め」
この歌詞は、本当にあの世から真実の光が降り注ぐようなイメージを深めていたのですが、舞台照明の光の中で、あの世とこの世が一つになってつながって、光の空間の中で歌っているような感覚となりました。
曲の練習が始まったときに、羽岡さんからこの曲のチャレンジとして、お一人お一人の内側に宿る神様が歌う曲であると教えて頂いていたのですが、当所、全くイメージを持てませんでした。
しかし、本番の体験を振り返ると、あの世とこの世が一つに繋がって、光に包まれ、お一人お一人の中心にある魂の歓びが溢れ、その底でつながっている神様が歌うような合唱が生まれていました。
「人間のまなざし」の正念にお書き下さった図には、人間の共通の潜在意識の更に奥に、魂の大地としての「神仏の心」が描かれていました。
この図に描かれた神仏の心がにじみ出るような合唱になっていたんじゃないかと感じます。
改めて、想像もできない深みへと導いて頂いていることを感じました。
また、合唱とコンサートの直前のプログラムは、特別御供養のプログラムだったのですが、あの世とこの世をつないで奇蹟のような魂の救済をされる、先生の御働きを見せて頂けるプログラムとなっていました。
「開闢のとき」という歌のいのちにもつながっているように感じました。
合唱団の青写真具現に向かうチャレンジの始まり
「予想もできなかった深みへと導いて頂いたなあ」というのが正直な実感なのですが、その歩みもお一人お一人の神理実践によって導かれていくことになりました。
合唱団の歩みは、音楽に込められた神様の御心をどこまでも深めていく、かけがえのない歩みであると感じているのですが、合唱団についても年初に次のようなウイズダムに取り組んでいました。
「REAT、GLA合唱団のお世話体制を起動し、GLAの文化を世界に発信する土台が強化される」
合唱団とREAT(Renaissance Art Theater)のお世話体制が充実することを願ってのこの一年の歩みとなりました。
それまで、GLAの他のプロジェクトの働きが忙しかったため、合唱団には十分に関わることができませんでした。
それは、他の皆さんも同じで、皆さん本部のプロジェクトを担いながら合唱団のプロジェクトをされており、合唱団の練習に出る際も、肩身の狭い思いをされてきていました。
ウイズダムに取り組みながら、これまで起こった事件についても教えて頂いたのですが、それだけ苦労されながらも、合唱の働きを選んでこられたのは、深い願いと必然があることが感じられてきました。
煩悩から菩提心への転換 主導権奪回へのチャレンジ
その願いを言葉にしていったのですが、「千年続く合唱団を先生とご一緒に創る」という願いへと結晶化していきました。先生の合唱団を作りたい!というのは、きっと幾転生かけて果たしたかった願いなんだと思います。
次に、その願いを壊す煩悩を見つめていったのですが、先生の煩悩地図を前に、煩悩への切磋琢磨の場が自然と持たれていったのですが、これまでの人生で繰り返してきた煩悩への発見へとつながっていきました。
私は、「自分なら何とかできる」という、歪曲、独尊の思いを掴みました。
他の方の中にも、御自身の愚痴を発見されて、「私って、こんなにいつも愚痴を言っていたんだ!」と驚きと共に発見を深められた方、また依存の傾向を見破られ、「依存の心が相手の愚痴を引き出していたんだ!」と発見された方など様々にいらっしゃいました。
そこから煩悩を転換する菩提心をそれぞれ探していったのですが、私は「川の心」の菩提心を定め、転換していきました。
2016年 芸術を通して世界に神理を届ける挑戦へ
ウイズダムを完成させた後に、具体的に提案の資料を形に結んでいっったのですが、すんなりとは通らず、何度か取組直すことになりました。
その度ごとに、ご一緒にシートに取り組んで転換し続け、次第に泰然自若とした心が育まれていきました。
合唱団の歩み自体は、私たちプロジェクトメンバーだけではなく、新曲にアクセスされ、毎回の練習のカリキュラムを考えて下さるTLミュージックの皆さん、様々に調整下さる事務局の担当者の方との響働によって作られていくのですが、それぞれの神理実践の歩みが響き合うように、深まっていくことになりました。
そして、その一切を先生、神様が導いて下さっていたんだと思います。
今年の合唱団の歩みは、感謝の集いにおける「開闢のとき」という曲に結晶化することになったのですが、2016年はどんな歩みになるほか、本当に楽しみです。
これから、神理が世界に広がっていくときに、芸術を通して神理を伝えていける、REATやGLA合唱団は大きな力になっていくと思いますが、その青写真具現に向かって、更なる神理実践を果たして参ります。
最高です。CDは出来ないのでしょうか?自宅で聴きたい
ありがとうございます!
今のところCD化は聞いていないですが、できるといいですね。
合唱団も、10周年が見えてきました。