今回は、伝道についての挑戦です。
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伝道の試練と鍛錬
先生、神理を世界に広げていくことはGLA会員の願いなのですが、今の時代は世間を騒がせる様々な宗教の被害も多く、マスコミからはそのような情報しか流れないため、一般的に宗教というだけで悪い印象を持たれることも多々あります。
GLAの本当の実態をご存じになれば、決してそのような印象を持たれることはないのですが、お伝えする私達の未熟もあり、時に誤解を受けることもあります。
そのため、自己の成長と関わりの智慧を育むために、特にジェネシスプロジェクトで研鑽するGLA会員にとって、伝道は大切な鍛錬の機会にもなっています。
そのような試練をどのように超えていったかという物語です。
伝道の失敗から生じた逆縁
数年前に、派遣会社のお二人に先生講演会に来て頂きました。
その後、グループが別れ、昨年またご一緒にお仕事をすることになったのですが、仕事のスタイルの変化に対して強烈に批判を受けることになりました。
その流れの中で、講演会に誘ったことが、私の仕事を脅かす武器として使われることになり、一時は業務から外されそうになりました。
どのような批判や武器を使われようとも、自らの未熟として受けとめようと努力します。
しかし、自分が命よりも大切と思っているGLAを悪いように批判され、私を攻撃するのに使われたと感じてしまい、大変ショックでしたし、怒りの思をどうすることができず、やがて怒りは絶望に変わりました。
その後、距離をおいて、自分からは話しかけたりしなくなり、同じ教育の仕事をやっていても、心の中では切ってしまい、関わらなくしました。
「空の心」の菩提心による恨みの浄化
どうにもならない思いを抱えつつ、昨年の11月から2度目の「空の心」の菩提心の書写行に取り組み始めたのですが、いつの間にか、とらわれこだわりを手放す気持ちになっていました。
また直感的に、彼らと一緒に仕事ができる時間も限られているのではないかと思い、このまま別れてしまったら絶対に後悔するとおもいました。
そこで、再結することを願って、GGPの3枚のシートに取り組みました。そして、絶対に許せないと思っていた恨む心と対峙し、浄化していきました。
その後、思い切って出会いの場を設定し、宗教をやっていることを攻撃されたことに対して許せないと思い、その後距離を置いたことや、最近、気持ちの変化が起きたことなど話していきました。そして、最後に訪れた思いは「迷惑をかけてごめんね」という言葉でした。自分でも正直驚きました。
最後は和やかに、お互いの誤解があったことを話し合い、別れることができました。
伝道者のモデルとしての稲造
その後、相手の方が私の信仰を個人批判の材料として使用したということは、何か自分の伝道においても、GLAを伝えるときに圧迫を与えていたんじゃないかと反省しました。
丁度この期間、新渡戸稲造の反芻をやっていたのですが、稲造も誤解を受けたときには言い訳せずに引き受ける生き様を示していました。
また、稲造が人生をかけてイエスを伝えたように、私も先生の名を高め広げていく伝道者になりたいという願いが自然と溢れてきました。
伝道の必然を深める
今回の新年の集いでは、現在ご一緒にお仕事をしているメーカーの営業のFさんが来ていただくことになっていました。
昨年の12月に、秋葉原で食事をしながら仕事の打ち合わせをして、その後「彼の地へ」をお渡しして先生をお伝えしており、共感して下さっていました。
直前に、Fさんに来て頂くことに対して、GGPで頂いた必然深度を深めるシートに取り組み、Fさん御自身の中に、高橋先生と出会う必然があることを発見し、Fさんが先生と出会える事への歓びが深まりました。
このFさんとのお仕事は、会社のシステムを根本から変えてしまうほどのインパクトがある内容なのですが、これまでFさんの会社と全く取引がなかったため、一個人として進めるには非常に難易度が高いプロジェクトです。
そこで、講演会の前にFさんに少し早めに来て頂き、ご一緒にウイズダム基本編に取り組みました。ウイズダムに取り組むことで、願いと現状と心を分離していったのですが、Fさんはウイズダムの原理がシンプルでありながら実用的であることに驚かれていました。
前半のプログラムに対しても、ご家庭の中で様々な困を抱えておられたこともあり、色々発見することが多かったと言われていました。
そして、自己診断に御自身で取り組まれ、快暴流、苦暴流の煩悩が自分にあり、これで現実を壊してこられたことへの気づきを深められ、もっと知りたいと言われて、祈りの道をご購入されました。
その後、先生のご講演にも大変に共感され、とても分かりやすく、自分に当てはまるところが多かったと言われており、観音の心の神理カードを頂かれ、聞く行をやっていきたいとおっしゃられていました。
会員登録の歓び
そして、帰られる時間となったのですが、偶々近くにいたF社のYさんを紹介しました。
Yさんは、プロジェクトとしてインタビューをされており、Fさんは質問に答える中で、今日の学びで気づいたことやGLAの学びに共感したことなどを、深めていかれました。
インタビューの最後に、名前を聞かれたところ、「まだ登録もしてないんですけど」と言われました。
「えっ」と思い、Yさんと顔を見合わせました。
そして、じゃあ会員登録して帰りましょうかとお声をかけ、簡単に入会のシステムをお伝えし、入会して頂くことになりました。
私にとって、家族以外で入会して頂いたのは初めてでした。
更なる神理実践へ
仕事において、これまでやってきた教育のプロジェクトが十年経ち、環が結ばれてきているのですが、Fさんとのお仕事は次の十年をかけるプロジェクトになると予想しています。
これから、非常に難易度が高いプロジェクトを成就するために、ご一緒に神理実践できることは大変に心強いと思いました。我が社の困に対しても、Fさんには観音の心で困を吸い込んで頂き、私は頂いた神理カードの「風の心」でプロジェクトを起動する御縁となっていき、共創していきたいと願っています。
そして、もっと多くの人に、先生、神理をお伝えし、ご一緒に国難を超えていきたいと願っています。