東北復興プロジェクト チェルノブイリ放射能汚染の先生メッセージと人類の歴史

1990年の6月号のGLA誌には、チェルノブイリ事故から数年後に、先生が事故によって汚染された地域に生まれた子馬の写真と出会われたときのことが書かれていました。

その子馬には足が8本もあり、そのそれぞれが奇妙にねじ曲がっていたそうです。その他に、顎が鼻までしゃくれた子牛や、左右の目の大きさが異常に違っていたり、目が全く見えなくなっている子豚など4枚の写真があったそうです。

先生が見られた写真そのものではないと思いますが、チェルノブイリにおける奇形の動物達の写真がありました。

Chernobly_Animal

ChernoblyCow

怒ることも、泣くこともできず、生きることすら阻まれている彼らの姿そのものに、彼らの叫びを聞く思いがしたのですと書かれた後で、メッセージが書かれていました。

非常に強い衝撃を受けたので一部抜粋させていただきます。

前半部分は、奇形として生まれた動物たちの悲痛の叫びが書かれていました。
そして、後半部分は人間へのメッセージが書かれていました

「・・・
人間たちよ。あなた方は、永い生命進化の流れの中にある生きとし生ける者の生命の系譜を、その技術と文化によって切断し、すべてを破壊してしまったのです。
あなた方は、何故に、そのような力を持っているのですか。その力は何のために、どのような考えの下に使われるべきものなのでしょうか。
私たちは、この姿をもって訊ねたいと思います。
あなた方は、一体どこへいくつもりなのか、と。」

先生が感じておられる、動物たちからのメッセージが私の魂に突き刺さりました。

チェルノブイリで起きたこともそうですが、福島の原発事故による放射能汚染によって、どれだけの痛み、苦しみがこの世界に広がってしまったのでしょうか。

先生はホルマリン漬けになっている子ども達のことを書かれていましたが、ホルマリン漬けにはされなかった奇形児もいました。

敢えて、写真を載せさせて頂きます。

というのも、彼らは「このままではいけない、人類は変わらなければならない」とその生きる姿を通して教えて下さっているように思うからです。私たちと同じ、神の子である彼らに、最大限の畏敬の念をもって掲載させて頂きます。

PrayChernobly

ChernoblyPain

HugChernobly

愛する我が子がそのような試練を背負って生まれてきたとしたら、どれほど深い苦しみ、悲しみをそのご家族は背負うことになるでしょうか。そして、試練をもって生まれてきたご本人も、どれほど苦しむことになるでしょうか。

このような本当に重い試練だからこそ、試練からの呼びかけを受けとめる「魂の学」が絶対に必要です。


一人でも多くの皆さんに、先生、神理をお伝えしなければならないと、必然を確かにしました。

このメッセージの後に、先生はアインシュタインの人生について書かれていました。

原子力エネルギ-はアインシュタイン博士の特殊相対性理論によって使えるようになったのですが、アインシュタインという一人の人間が生み出した、智慧の結晶としての理論が、人から人へと伝わっていく中で、最終的に恐ろしい破壊兵器を生み出すことになって行った経緯が書かれていました。

ユダヤ人だったアインシュタインは、ナチスによる暗殺を逃れるために、海外へと逃亡します。その途上、日本へ向かう船の中でノーベル賞を受賞したことを知ります。

アインシュタインにとって、日本は長年の憧れの国であり、不思議な国であるのと同時に、愛郷心が強く、優しい国民の住む国でした。

ノーベル賞を受賞したアインシュタインのことを日本人は熱狂的に迎え入れます。日本にはユダヤ人への差別はなく、彼の愛する平和と安らぎがありました。その後、また日本に行きたいと何度も言っていたそうです。

しかし、特殊相対性理論の発表から40年後に、広島に原爆が落とされました。その後、アインシュタインは二度と日本に行きたいと言わなくなったそうです。

どこよりも自分を温かく迎えてくれた素朴な人々を抹殺する結末を招くことになってしまいました。

その苦悩はいかばかりだったでしょうか。

しかし、この背景にも物語がありました。

当初ヒトラーが原爆を開発しようとしており、ヒトラーの手に原爆が渡ってしまったら、大量虐殺が行われてしまうという危機感から、アメリカは総力を挙げて原爆の開発を急ぎました。

アインシュタインは、ユダヤ人として迫害を受けていたこともあり、原爆の開発に賛同して大統領に宛てた原爆開発を勧める手紙にサインしています。

その後、アメリカは原爆を完成させたのですが、そのとき既にヒトラーは亡くなっていました。

原爆を開発する当初の理由であった、ヒトラーが居なくなったので、原爆も使わずに封印することができていたはずです。

しかし、原爆は日本に投下されてしまいます。

先生はアインシュタインのことを「なんでもしてしまう人間の闇の力に弄ばれるように生きなければならなかった一人の人間」と表現されていました。

当初の願いや目的とは裏腹に、人から人へと広がっていったときに、思いもよらない結果を導くことになってしまいました。


その縁起は、現在まで広がってきており、福島の事故も含めて、エネルギー問題、大量破壊兵器の問題へとつながってきています。

今回、先生の御文章をずっと深めていて、原子力と人類という大きな視野から改めて考えさせられました。

それまでは、なんでこんなに恐ろしい技術が使われているのか、全く理解できず、一刻も早く無くした方が良いと考えていました。

今でももちろん、すぐにでも無くした方がいいとは思っています。

ただ、先生の洞察を改めて深めていったときに、ここ数千年に及ぶ、人類の闘争と破壊、支配と被支配、国家間、人種間、宗教観の争いという根深い問題が背景があることが見えてきました。

原爆でいえば、ヒトラーの存在が引き金となっていますが、ヒトラーを生まざるを得なかったドイツの歴史が背景にあります。

ここで先生がお説き下さっている、因縁果報の神理で洞察してみます。

こう考えると、原子力は、人類の科学的な進化の中でもたらされているのですが、それはあくまで縁でしかなく、因は人類の意識にあることが分かってきました。

もう少し分かりやすくいうと、人類の中には、これまでの歴史で蓄積されてきた闇の想念が渦巻いています。人類全体のカルマのエネルギーとも言えると思います。

その闇の想念が、原子力と出会ったときに、原発が生まれ、原子爆弾が生まれてきたと考えられます。

例え、原子力の発見がなかったとしても、因としての意識が変わってないので、別の領域で同じような危険な兵器や爆弾を作ってしまったと思います。

問題の根本原因は、人類の闇の想念であり、その背景には何千年というスパンで蓄積されてきた闘争と破壊の歴史があります。

高橋先生はその闇のエネルギーを「3つのち」と現されています。

先生は、昨年の講演会で、新時代問題群としてエネルギー問題、貧困問題、環境問題、テロ、・・・。を挙げられており、そのどれ一つをとっても人類を滅亡へと導きかねない大変に重い問題であると言われていました。

だからこそ、人類全体の意識を次なる次元へと導く、「魂の発見」が今必要であると話されていました。その深意を今回は改めて深めさせて頂きました。

5 thoughts on “東北復興プロジェクト チェルノブイリ放射能汚染の先生メッセージと人類の歴史”

  1. SECRET: 0
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    初めまして。**(GLA)と申します。

    原発についてのコメント、拝読させていただきました。
    私も、原発は止まって欲しい・・・ です。
    でも、とても複雑な心境です。
    私の住んでいる所は、原発銀座と呼ばれる小さな町です。
    市民の大半が原発関連の仕事をしている・・・様な地域です。
    原発が停止してからは、実質上の肩たたきや、休みを取らされて、給料カットという話も聞きます。
    地域経済も大きな影響を受けています。それに伴い、雇用も悪化している状況です。
    私自身も、近隣県を含めて、転職活動をして約1年になります。ほぼ毎日、ハローワークに通っていますが…… 地元は全職種合わせても1日に2~5件。1件も出ない日もあります。
    一方、雇用保険の説明会には沢山の人が来られてて、失業者はどんどん増えている・・・のが現状です。
    それから・・・実は~ 震災のあった 3.11 私自身、もんじゅを管轄している事務所に事務員として派遣されていました。
    震災後に行われた市議会などの議事録の作成にも携わりました。
    結局、地域経済など目先のことで、推進方向で採決… って感じでした。
    事務所には、反対派の人たちも沢山バスに乗って来られました。
    何で、そのタイミングで??? 
    それまでは、全く違う業界にいた私が何で??? 受け入れ難いです。
    この先、どうなるんだろう・・・
    先が全く見えない!!本当に、苦し~い!! です。 
    心が潰れそうになります。
    ・・・でも、やっぱり、原発は廃炉になって欲しい! です。
    私が中学生の頃、社会の授業では、原発で何か事故があった時は、原発に向かって走れ~!! って。。。 
    キチンとした教育は、受けて来なかった・・・
    安全!安心!! と思い込んでいた。。。
    そして、世間話程度に~原発関係で働く人は、早く結婚して子どもを作った方が良いって。(奇形の確率がやっぱり)
    甲状腺の病気も統計的に多い… とか。
    悲しい現実です。
    原発を抱えている自治体は多かれ少なかれ、同じような状況だと思います。
    悲しい・・・ けど、やっぱり知って欲しい現実です。
    神理の眼差しで見つめると、どうだろう・・・
    何を呼びかけられているのだろう・・・
    福島の方の事を思うと、本当に心が痛みます。
    この事態に、制約しか見えません。
    でも、可能性・光を信じたい… 信じて、立ち上がりたいです。
    超!苦・衰退の私、自分にカツを入れる! そんな思いで、メッセージ送らせてもらいました。 長々と~失礼しました。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    本当にそうですね。
    表面上、結果として生まれてきたものを無くしてもその本当の原因である、私達人類に蓄積されている「闇の心」に真正面から向かい合わない限り、違った形でそれは噴出することになるのだと思います。
    考えさせられるブログ有難うございました。

  3. SECRET: 1
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    私も大学の支援プロジェクトでほぼ毎月、福島原発から5キロ地点の川内村へ入って、役場職員、住民に対する支援活動を行っています。
    この福島の教訓を経て、原発ではないエネルギー開発をして、一刻もはやく原発をやめることが大事だと思います。

  4. SECRET: 0
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    > 私も大学の支援プロジェクトでほぼ毎月、福島原発から5キロ地点の川内村へ入って、役場職員、住民に対する支援活動を行っています。
    > この福島の教訓を経て、原発ではないエネルギー開発をして、一刻もはやく原発をやめることが大事だと思います。

    厳しい環境の中お疲れ様です。

    エネルギー問題は、人類にとっても最大の重度困惑のようです。
    21世紀を希望の世紀とするためにも、早くこの問題を解決したいですね。

  5. SECRET: 0
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    > 私も大学の支援プロジェクトでほぼ毎月、福島原発から5キロ地点の川内村へ入って、役場職員、住民に対する支援活動を行っています。
    > この福島の教訓を経て、原発ではないエネルギー開発をして、一刻もはやく原発をやめることが大事だと思います。

    厳しい環境の中お疲れ様です。

    エネルギー問題は、人類にとっても最大の重度困惑のようです。
    21世紀を希望の世紀とするためにも、早くこの問題を解決したいですね。

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