宗教への嫌悪感、恐怖心について

先日、知り合いから勧められて日本人の宗教観に対して提言された本を読みました。

その中では、宗教が大量虐殺を行って来たことが書かれており、神の命に従った殺人は、それぞれの教義では正しい行為になっていると説明されていました。
同時に、カルト宗教の危険性についても書かれていました。

これを読んだら、宗教に対する恐怖心や嫌悪感を抱かれても仕方がないと感じました。

しかし、本来人間を神と結びつけ愛や慈悲を教える宗教が、その真逆とも言えるような悲しい歴史を何で作ってしまったのかというと、それは時間の流れと共に、宗教の教え自体が変えられてしまったからだと思います。

宗教が政治と結びつくことを通して、より人々への支配力を強めるために、教祖の神格化がなされていくことで教えが歪められることは多くの宗教で起こっています。そして、政治での目的が、いつの間にか神の命令にすり替わり、殺人も正義となってきたんだと思います。

そのように、宗教を利用して自己の利益を追求する人々によって、教えが歪められ、宗教同志が争っているのが現状だと思います。

高橋先生は、人間の闇についても徹底して研究しておられ、人間が最も愚かな行為を犯してしまうのは、自分に正義があると信じるときであると指摘されています。詳しくは、希望の原理などに書かれています。

kibonogenri

GLAの研鑽では、人間の闇を徹底して自分の内側に見ます。様々な暴力性や残虐性も、自分の内側に発見し、浄化することを通して、現実に生じている様々な問題を解決していきます。

私も日々実践している最中ですが、職場での様々なしがらみから、自分が認められていないという恨みに飲み込まれた事件がありました。しかし、高橋先生が作られたシートへの取り組みを通して、「空の心」の菩提心「何事にもとらわれず、無心に生きる」心を深めていったときに、その恨みから自由になり、逆に自分の未熟さへの申し訳なさが深まったときに、思わぬところから助力者が現れ、事業が大きく進展することになりました。

GLAはそのように、未熟な心から、より高い境地へと人々を導くことによって、自己の確立と世界の調和を同時に達成していくものであり、争いを深めるものとは全く異なると感じています。

宗教間や民族間に、これまでの歴史を通して蓄積してきた怨みや憎悪の情念が世界をおおっていることを感じています。しかし、GLAで学ぶ一人ひとりが「私が変わります」と自分を変革する歩みを通して内なる闇を光に転換し、いずれそういった世界の問題も解決していけると信じています。

2 thoughts on “宗教への嫌悪感、恐怖心について”

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    いつも思います。魂の学について、先生のご講義や、本、教え等を学べば学ぶ程、何と感覚的な事、目に見えない出来事が心の内に起こるのか、と。
    先生は沢山の言葉や文字を駆使して記し、教えて下さる。
    なのに、自分は学びから自分の気づきや体験を、現実的に、又、心の内に起こったことを言葉や文字に表わすことは難しい。
    そう思うと真理を的確に表現される先生は、凄い、凄すぎる!

    そして……このブログに記された伝えたい事は、もっともっとあるのではないですか?

  2. SECRET: 0
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    コメントありがとうございます。

    >いつも思います。魂の学について、先生のご講義や、本、教え等を学べば学ぶ程、何と感覚的な事、目に見えない出来事が心の内に起こるのか、と。

    心の中で起こることを表現するのは難しいですよね。先生は私たちの何百倍も、何千倍もその難しさを感じつつ文章を書かれているんでしょうね。先生の御著書を何度読んでも新たな発見があるのは本当に不思議です。

    >そして……このブログに記された伝えたい事は、もっともっとあるのではないですか?

    自分の表面意識以上に、魂は伝えたいようです。

    そのため、文章を書き始めると、どんどん内容が増えていきます。自分でも分かりかねているというのが正直なところです。

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