劇プロジェクトへのチャレンジ3-キリキリの厳しさの中で先生に導かれる恩寵
かけ橋セミナーでの劇の上演が終わり、次なるチャレンジとして、伝研セミナーでの劇の準備が始まりました。 前回のかけ橋セミナ ...続きを読む
2014年10月26日
The Path to Bodhisattva, One GLA Member's Story.
3つの「ち」とは、私たちの心に流れ込む「血」(両親・家族)、「地」(地域・業界)、「知」(時代)という3つの流れのことです。私たち人間は、この世界に生まれて自らの心をつくってゆきます。そのきっかけとなるのが、この3つの「ち」という人生の条件なのです。
私たちは、この世界に生まれるならば、誰もが例外なく3つの「ち」の影響を受けて、自分の心をつくりあげてゆくことになります。
3つの「ち」から流れ込むものの見方・考え方は、私たちが生まれる前から世界にあるものです。生まれ落ちた私たちは、身の回りにある色に染まるかのごとく、自然にそれらのものの見方・考え方や生き方を吸収し、自分の心を形づくってゆくのです。
私たちの心を芽生えさせる3つの「ち」という人生の条件は、この世界に生まれた私たちがどう生きたらよいのか、その生き方をもたらすものです。何もわからなかった私たちが、ものの名前や行動の仕方を吸収するから、現実の中で日々を生きる力を得ることができるのです。
ただし、3つの「ち」の母体である家族と地域、そして時代の価値観は、いずれも発展途上のものであり、誤った信念や矛盾を抱えた考え方や生き方を含んでいます。3つの「ち」が私たちの心に流れ込むことによって、そこに傾きや歪みが生じてしまうのです。
だからこそ、自分の心に流れ込んでいる3つの「ち」の影響や誤った信念、心のつぶやきを見とり、自由になってゆくならば、私たちは新たな心をつくり出し、新たな人生を創造してゆくことができるのです。
出 典
『ゴールデンパス』p.167〜169