豊心大学での、母と先生との対話を通して、深く人間不信の思いを癒して頂いたのですが、更に自分自身にとって超えがたき魂のテーマに直結するような先生との出会いを頂くことになりました。
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実践報告から見えてきた転生を超える魂の物語
豊心大学セミナー二日目の夜に先生のご講演がありました。後半に、経営者の方の実践報告がありました。
本当に感動的な内容でしたが、実践報告の内容はGLA以外では発言しないという原則があるので掲載できないのが残念です。GLA会員の方は映像が販売されるまでお待ち下さい。
ただ、実践をお受けしていて私自身の発見が深まった部分がありました。
経営者の方が、厳しい試練を先生と同行二人で乗り越える際に、自分を守っている甲冑がガラガラと落ちるような体験をされていました。その後、更に神理実践を深められる中で、業界の常識(嘘の考え)を超える新しいアイデアによって会社は回復し、黒字へと転換して行かれていました。
そして実践報告の最後の方で、先生は、転生の歩みについて証して行かました。これまで何度か、その方の実践報告は聞いたことがあったのですが、転生の歩みについてお聞きしたのは初めてでした。
その方は、過去世で鎌倉時代に北条家の武士として生まれられており、あるお坊さんとの出会いによって武士をやめて出家されていました。
その時の後悔を行き直すときが来ていることを先生は告げられました。
社長として世間の目に縛られていたところから、甲冑ががガラガラと落ちて、神理の用務員になろうと願われたことは、転生を超える必然があったことを感じました。
その実践報告をお受けしていて、今向き合おうとしている大きな試練についても、私にとっても同じような転生を超えるテーマがあって、必然として訪れているんじゃないかなと思うようになりました。
しかし、強い確信があってそう感じている訳ではなく、何となくそう感じるという程度でした。
写真は八ヶ岳いのちのさと 地上の星
セミナーでの高橋先生のお仕事
そのような気づき、発見を頂きつつ、セミナーが終わっていきました。
セミナーの間中、先生は想像を絶するような激務をこなしておられたことが後日分かりました。
先日の伝研集中の場で分かち合われたのですが、先生は、二日目に3時間近くご講演をされ、三日目も2時間近くのご講演をされていました。そして、その後の1時間以上にわたって、退場時に、数百名の方お一人お一人との出会いを果たして行かれました。
私の母と先生の出会いも、時間にすると20秒に満たなかったと思いますが、それでも本当に深く癒されました。
一人一人と魂の深い出会いを果たされるためにも、かなりのエネルギーを注ぎ続けられているのではないかと思います。
そして、セミナー修了後も、何名もの方々との深い出会いを果たしていかれたそうです。
お一人お一人の魂を、極みを超えて大切にされ、同時にGLA共同体に対して方針を出され、具体的なお世話のシステムを整え続け、セミナーをボランティアで支えられる皆さんへのご指導までして下さいました。更にその上に、セミナーを支えたスタッフに対して、ご指導の場を持って下さることになりました。
改めて、先生の生きておられる時間と空間の密度は、私達常人とは全く異なる世界なんだと感じます。
御著書「魂の発見」から見る「前世の記憶を思い出す」ユニバース体験
その後、セミナー中にユニバース体験と遭遇することになりました。
GLAの場では、ユニバース体験を頂く機会が多くあります。
ここで、ユニバース体験についてあまりご存知でない方も多いと思うので、先生がどのようにユニバース体験について書かれているのか、先生の御著書から確認したいと思います。
「魂の発見」の82Pには『一瞬にして「願い」「必然」「理由」を明かす「ユニバース体験」』という章に、以下のように書かれています。
「・・・
そんな私たちが、心の底で何を願っているのか-。その本当の願いに近づくことができるときがあります。
一瞬にして自分が何者であり、どこへ向かって歩んでいるのか、何を大切にして生きるべきか、そうした一切を悟ってしまう体験があるのです。自然の中で、毎日の仕事や思索の中で、私たちに訪れる特別な瞬間-。
・・・(中略)
さらに、瞑想の中で味わう光との遭遇や臨死体験も、その一つと言えるでしょう。
・歓喜(歓び)と慚愧(後悔)を同時に経験する。
・自分と世界のつながりを直感する。
・人生でつくり上げたあらゆるこだわりが氷解する。
・自分が生まれてきた理由、自らの存在理由に目覚める。
・当たり前の前提に対する強い違和感があらわになる。
・未来に対する強烈なヴィジョンを抱く。
・価値観が大きく変わり、人生が一変する。
・求めていた解答のインスピレーションを受ける。
・前世の記憶を思い出す。
・・・(中略)
これらの体験に遭遇するとき、私たちは、言葉を超えて、自分が何者であり、自分が何のために生きているのか、自分が本当は何をしたかったのか、自分にとって大切なのは何だったのかを直観するのです。それらは、私が「ユニバース体験」と呼んでいる「魂」の次元と接触する経験です。(拙著『魂の冒険』第1章参照)。」
更に、「魂の発見」の188Pには『宿命はなぜあるのか-前世と今世をつなぐ』という章の中に、前世の体験と、今世の人生がどのようにつながっているのか、詳細に書いて下さっています。
普通に生きていたら、過去世の記憶の扉が開くことは決してないと思いますが、先生が過去世の記憶の扉を開かれる場に立ち会う機会を頂きました。
2000年を超える魂の物語とイエス様からの公案
先生は、お世話をしている皆さんをねぎらわれ、セミナーの振り返りからお話しされていったのですが、セミナー修了後のある親子との出会いについて話されました。
お母さんのご病気が癒されるように光を注いで行かれたときに、その親子が過去世の記憶を思い出されたことを話されました。
先生は、会場の後方の席に座られていたその親子の所に歩いて行かれたのですが、そのときに、異言で語りかけられました。
すると娘さんは、魂に秘められていた非常に強い後悔と願いのエネルギーと共に、先生に訴えるように異言で話し始めました。
先生は側に行かれて、その場で魂の対話が始まっていきました。
先生は、娘さんが異言で何を語っているのかを証して下さったのですが、その親子は2000年前に、姉妹としてイエス様と出会われていたそうです。過去世では、お母さんがお姉さん、娘さんが妹だったそうです。
そして、イエス様に「汝の敵を愛せよ」と言われて、お姉さんはそう生きたらしいのですが、妹さんはそのことが分からず、最後まで生きる事ができなかったということでした。
その後数回転生しているときも、「汝の敵を愛せよ」をずっと魂のテーマとして抱えられていたということでした。
異言での対話の後で、先生に誘われるままに、少したどたどしい日本語で、転生を超える後悔と願いを語られたのですが、何の飾り気もない魂から溢れる一言一言に込められる深い情動が伝わってきて、聞いている私達も、転生の願いが呼び出されるようで涙を禁じえませんでした。
これまで、その方の実践報告にも大変励まされていたのですが、その背景には、2000年を超える魂の物語があったことに衝撃を受けました。
私にとっての「汝の敵を愛せよ」からの呼びかけ
同時に、「汝の敵を愛せよ」という言葉が、私自身の魂にも突き刺さりました。妹さんが何度も転生をして求め続けて来られたように、私にとっても「汝の敵を愛せよ」という言葉の真意を求めて転生してきたのではないかと思いました。
というのも、仕事において取り組んでいるテーマというのは、自分のグループの業務内容や、関連する部署の業務内容とオーバーラップする内容であり、一つ間違うとこれまでやってきた施策を全否定するような内容だったからです。
自分の考えとしては、もう敵対関係になって相手を全否定してでも、無理矢理プロジェクトを起こすほか選択肢はないと覚悟していたのですが、それでは「汝の敵を憎んで切り捨てろ」という結果となってしまいます。
ご指導の後は、未だそこまで切実に受けとめてはいなかったのですが、何か大切な公案を頂いたと感じつつ八ヶ岳を下りていきました。その後、それから来る様々な試練において徹底してこの公案と向き合うことになりました。