春季八ヶ岳いのちの里研修の後で、いよいよ豊心大学のプロジェクトがスタートしました。
事前のプロジェクト集会において、今回は特に、ウイズダム※の滅である、プロジェクトの青写真に皆で徹底してアクセスしていきました。
※ウイズダム:「ウイズダム」とは、あらゆる解決と創造の道を切り開くための智慧であり、その智慧をもたらす、高橋佳子先生が考えられたメソッド(方法)
Contents
ウイズダムの「滅」(願い)への徹底したアクセス
リーダーが作ってきて下さった「滅」に対して、皆で意見を出し合って、作っては壊しし、何度も作り直していきました。
途中で事務局の方から、今年の豊心大学にお込め下さったセミナーのいのちを説明いただいて、先生の願われるセミナーのいのち、プロジェクトのいのちにアクセスしていきました。
そして最終的に次の「滅」へと収斂していきました。
★「2017豊心大学セミナー」野外誘導チームの「滅」
○八ヶ岳いのちの里に集結した豊心大学生に神理漬けの3日間を過ごしていただき、大志を抱いて「再起因」を果たす挑戦へと向かっていただく。
○そのために、私たち野外誘導チームメンバーは、
・先生と「ONE」となり、自らの願いを尽くし、力の限りを尽くして、参加者お一人お一人の肉体、魂をお守りする。
・宗教が真のアップデート※1を果たす稀有なるときに、人間はまさに魂の存在であり、内なる光と闇を見極め、進化した心によって世界の問題を解決してゆく──にアクセスし、セミナー・イン・セミナーのプロジェクトに挑戦する。
・それぞれの超え難きデストロイヤーを同志と共に心の鏡を磨き合って発見し、いかなるカオスも人生創造のユニット※2を組み替えて光転へと運ぶ挑戦を果たす。
※1 宗教の使命のアップデート:GLAホームページの「2017善友の集い」の記事参照
※2 『運命の逆転』第2章参照
遙かなるウイズダムの「滅」(願い)からのプレッシャー
「滅」に対して、今年チャレンジすべきテーマとして、とてもスッキリした気持ちになったのですが、同時に今回の「滅」はかなり高いハードルになったことを直観しました。
特に二つ目の滅について、今という時が、人類史においてもいかなる時であるのか、その時に、私たちが弟子として何にチャレンジしなければならないのかを感じる程に、大変な挑戦をしていることが感じられてきました。
しかし、具体的な中身については分からず、「凄いことが書かれているけど、どうすればこの願いが具現できるんだろう?」という疑問を抱えつつ、それでも大切な働きになりそうだからチャレンジしようという曖昧な状態からからスタートしていきました。
セミナー初日にもたらされた愛を深める祈りによる癒し
八ヶ岳に向かう車中で、沖縄の記事に取り組んでいたのですが、「何で癒されたんだろう」という疑問と、期待していた役割ではなかったことへのとらわれがあることに気づきました。
その疑問への応えを求めて、少し早く起きて、地上の星で禅定に取り組みました。
それが、沖縄の記事の最後に書いた発見へとつながっていたのですが、セミナーの三日目が終わってしまったんじゃないかと思うくらい、深い癒しを既に体験してまうところから、セミナーが本格的にスタートしていきました。
新春の集い沖縄への参加 先生の御光に触れてもたらされた魂の癒し
この記事はセミナーが終わってから書いているのですが、改めて振り返ると、
- 愛を深める祈りによって癒された心が何をもたらすのか
を教えて頂いた、奇蹟のようなセミナー体験へ導かれることになりました。
せっかくの準備が・・・試練の発生
今回、野外誘導チームを担ったのですが、場外誘導チームとドライバーズチームが一つになっての、初めての大型セミナーでした。
事前に開催された春季八ヶ岳いのちの里研修において、それまでエキスパート集団として運営されてきたドライバーズチームの情報が分からず、混乱した事件がありました。
2017春季八ヶ岳いのちの里研修 農業体験による自然との再結と深い癒し
その課題の解決のために、ヴィジュアルに乗り物の情報を表現する手法を生み出したのですが、大型セミナーへの適用も初の試みでした。
豊心大学のセミナーでは、プロジェクトメンバーも一気に増え、関わるプロジェクトも増えて複雑になるので、何も準備せずにセミナーに臨めば大混乱が生じることが予想されました。
そこで、これまでドライバーズを担ってこられた先輩からもノウハウを伝承頂き、それをヴィジュアル化することに取り組みました。
更に、将来のIT化を見据えて、ダイアグラムに処理の流れを記載することにもチャレンジしました。
情報共有のための雛形はできたのですが、昨年場外誘導のリーダーを担ったSさんは、サブリーダーとして別のフォーマットを準備されており、それらがバラバラなままメンバーに共有されることになりました。
私は、「せっかく資料を作ったけど、やっぱり嫌なのかな、仕方がない、どうせ分かってもらえない」というニヒリズムに呑み込まれてしまいました。
途中でSさんが、「絵は分かりにくいですよね」とポロッと本音をつぶやかれて、やっぱりと更に落ち込んでしまいました。
共有が不十分!! メンバーの不満爆発
一日の終わりに、研鑚チームの方にも来て頂いて、先生の「正見のまなざし(7つの視点)」のご教材を介在として、その日の後智慧が持たれることになりました。
お一人お一人の気持ちを聴いていくと、「共有が不十分で、よく分からなかった」と、メンバーの1/3から不満を訴えられる結果となりました。
一通り話しが終わって、最後にサブリーダー、リーダーの分かち合いとなったのですが、サブリーダーのSさんが後悔を深められ、リーダーのKさんに謝罪されました。
それまで切磋琢磨を受けて硬い表情をされていたKさんも、一気に心のガードが解かれてしまい、お二人とも涙涙の再結の時となってしまいました。
Kさんは、今回のセミナーの直前に起きた御自身の大きな転機と、今回のリーダーのはたらきを担われる必然が深くつながり、改めて心からの赤心をもってリーダーを担う志を分かち合って下さり、メンバーの皆との絆が結ばれていきました。
リーダー、サブリーダーとの「正見のまなざし(7つの視点)」の取り組み
こうしてリーダー、サブリーダーの再結が起こり、砕かれていったのですが、メンバーさんが帰られた後で後智慧に取り組むことになりました。
後智慧を深めるにあたって、メンバーの指摘に応えるためにも、改めて「正見のまなざし(7つの視点)」のご教材にしっかりと取り組んでみることになりました。
輪読しては一つ一つの項目に取り組んで、分かち合うことを重ねて行ったのですが、事態に対する様々な思い込みや、誤解があったことが分かち合われていきました。
私自身も作ってきた資料が否定されたと受けとめて、ニヒリズムに陥っていたことなどを心を開いて話すことができたのですが、Sさんは、そのような思いにさせていたとは全く思われていなかったようで、更に後悔と願いが深まっていきました。
先生のご教材に取り組んだときの、愚かさの自覚の深まり
一つ一つ発見を深めながら取り組んでいったのですが、点検6に到達しました。
点検6には、内容は割愛しますが、発信者が持つべき心構えについて、詳細にお書き下さっていました。
改めて、その内容を自分自身に引き寄せて読んでいったときに、LSLの中で転換が起こりました。
先生は一つ一つの発信に対して、ここまでエネルギーを注いで御準備をして下さっていたのか・・・!?
それに比して、自分達の共有は全くエネルギーを注いでいなかった・・・、だから共有してもらえなかったという不満がメンバーさんから起きていたんだ、本当に申し訳ない・・・。
先生が「発信」に対しておかけ下さっているエネルギーに比して、自分達がいかに安易に情報を共有してきてしまったのか、その後悔が深まっていきました。
それと同時に、ウイズダムの「滅」に書かれていた内容の意味が一気に深まっていきました。
ウイズダムのいのちへのアクセス
この砕かれた思いをもって、改めてウイズダムを振り返ると、書かれていたことの意味が実感をもって深まっていきました。
・先生と「ONE」となり、自らの願いを尽くし、力の限りを尽くして、参加者お一人お一人の肉体、魂をお守りする。
「発信」という働きにおいても、先生と「ONE」となって、先生に倣って、自らの願いを尽くし、力の限りを尽くす必要があった。ここに書かれているのは、そのような意味があったのか、分かっていなかったと砕かれていきました。
・宗教が真のアップデートを果たす稀有なるときに、人間はまさに魂の存在であり、内なる光と闇を見極め、進化した心によって世界の問題を解決してゆく──にアクセスし、セミナー・イン・セミナーのプロジェクトに挑戦する。
は、内なる光と闇の弁別ができなかったために混乱を生じ、世界の問題を解決する力も育めていなかった後悔が深まっていきました。だからこのプロジェクトで、その境地を育むチャレンジをしていることがつながっていきました。
・それぞれの超え難きデストロイヤーを同志と共に心の鏡を磨き合って発見し、いかなるカオスも人生創造のユニットを組み替えて光転へと運ぶ挑戦を果たす。
見えざるデストロイヤーにやられて、問題を起こしてしまった。チームに生じているカオスに対して、心の鏡を磨き合って、人生創造のユニットを組み替えて、光転に果たす挑戦をすることがつながっていきました。
こうして、滅に書かれていたことが自分達に一気に引き寄せられていきました。
それから、LSLが一つとなって、新しい情報共有のための資料が徹夜で作られていくことになりました。
二日目の禅定 先生との絆の深まり
ほぼ、徹夜に近い状態で、それでも地上の星に禅定に行ったのですが、どうのように祈ろうかと考えていて、ふと前日の出会いが思い出されました。
人生祈念館の前で、誘導のプロジェクトをSさんと一緒に担っていて、禅定について語り合うことになりました。
お聞きすると、Sさんも禅定にかなり取り組まれており、信次先生、佳子先生の御光が自らに注がれている瞑想を深められていると教えて頂きました。
愛を深める祈りには次のような一節があります
常に新しくされる愛のいのち。
新たな出会いに
いのちの花をひらかせる愛。
その愛のきわみのすがたを
救世の悲願を貫いた魂に学びましょう。・・・
それはそのまま
高橋佳子先生著『新 祈りのみち』 627P〜628P
衆生に法を説き続け、多くの弟子を見守られたブッダの姿です。
弱き人々を抱擁し、弱き弟子たちを愛されたイエスの姿です。
そのきわみを超えた慈しみと愛に
あなたの心をいつも重ね合わせてください。
あらためてこの祈りのいのちに立ち返った時に、会員である私たちは、イエス、ブッダを信次先生、佳子先生としてもいいんじゃないかと話し合いました。
そこで、一度実験してみようと思い、「愛を深める祈り」を読んで、信次先生、佳子先生の魂の御名を唱えさせていただき祈りを捧げさせて頂きました。
改めてそのように祈ってみると、自分の中に、信次先生、佳子先生にも、どうせ自分は愛されていないというニヒリズムがあったことが見えてきました。
この思いは、世界そのものに対する、根本的な自分の思いだったんだと思います。
その思いが、信次先生、佳子先生、神様の愛が自分自身に注がれていることが感じられてきました。
そして、頂いている光を、自らをどこまでも透明にしてお届けすることが出来ますようにと深まっていきました。
それは今回のセミナーで育みたいと願っていた「月の心」の菩提心につながっていき、自らを透明にして、どこまでも先生、神様の無限の光を届けることが出来ますようにと深まっていきました。
LSLからの赤心の分かち合いとメンバーへの伝搬
翌朝、リニューアルされて、非常に分かりやすくなった資料がメンバーに共有され、丁寧に説明されていきました。(私の提案も採用されていました)
同時に、昨晩起こった、LSLとしての「正見のまなざし(7つの視点)」で頂いた発見が分かち合われ、先生の具現に比して、いかに自分達が未熟であり、そのために情報共有の問題を起こしてしまった後悔と願いが分かち合われていきました。
分かち合いを通して、LSLとメンバーの間にあった壁が一気に取り払われ、チームが一つとなっていくように感じました。
前日の混乱からすると、格段にチームの絆は深まっていったのですが、宗教の使命のアップデートについては、どうしたら具現できるのか、さっぱり分からない状態は続いていました。
場に注がれた癒やしの光
二日目のお昼は、野外誘導チームとしては大きな働きもなかったので、研鑚の時間がじっくり取られることになりました。
そこで、研鑚チームの方に来て頂いて、再度「正見のまなざし(7つの視点)」に取り組むことが予定されていたのですが、待っている時間に、自然とMTGが持たれることになりました。
事前に、Aさんがかつて止観シートの同伴をして頂いた時に、頂いた気づき発見が非常に大きかったことをお聞きしており、このチームにも必要な内容に思えたので、分かち合って頂けるようにお願いしました。
Aさんは快く引き受けて下さり、初めは思い出しつつ話されていたのですが、途中から祈りの道で同伴を頂いたときの後悔と願いの深い情動を分かち合われるようになりました。
その深い後悔と願いが、同じ痛みを持った方に連鎖し、聴いていた方も涙と共に深い後悔を分かち合って下さいました。
そこで、折角の機会なので、Aさんが体験されたように、止観シートと『祈りのみち』の取り組みを、チームの全員で取り組み、大きな発見と癒しを頂くことになりました。
その場に訪れた具体的な癒しについては、個人的な内容が多いので割愛させて頂きますが、宗教の使命のアップデートについてお説き下さった内容を、まさに体験させて頂くような場を頂くことになりました。同時に、先生の御心に托身し、先生の愛に自らを合わせようとしたときに、何が起こるのかを見せて頂いたように感じました。
先輩からの「正見のまなざし(7つの視点)」の極意の伝承
研鑚チームのIさんは、かつて証券会社におつとめだったのですが、金融関係の大きな試練を「正見のまなざし(7つの視点)」で転換された歩みを、10年ほど前に神理実践報告されていました。
新しい会員さんの多くはご存知なかったので、お願いしたところ、「正見のまなざし(7つの視点)」にどのように取り組まれたのか、神理実践報告の如是我聞を、かなり詳しく教えて下さいました。
改めて、数十億円、数百億円・・・という大きな仕事の試練においても、神理に従えば力がある実感が深まりました。
分かち合いの最後に、Iさんは豊心大学セミナーへの願いを語ってくださったのですが、今年が最後の先生との出会いかも知れないという条件を抱えた豊心生への溢れるような愛情を声を詰まらせながら語って下さり、チームは更に一つになっていきました。
チーム力の向上による問題解決
その後も、先生ご講演後のホテル誘導や、翌日の入学式の準備、LSL不在でのお風呂誘導など、試練は様々にあったのですが、まるで一つの生命体であるかのようにそれぞれがフロントに立って問題を解決し、参加者の皆さんとの出会いも深められていきました。
二日目の夜も、LSLでその日の後智慧と、翌日の準備が取り組まれ、気づくと夜が明けていました・・・。
三日目の禅定
最終日も、地上の星の近くで、禅定に取り組ませて頂きました。
人生を受納するための祈りに取り組んだのですが、過去の自分自身の痛みと向き合って、受納することへと誘われて行きました。
この祈りをお受けすると、いたたまれない気持ちになって、真正面から取り組みたくない気持ちになってきていました。
とらわれこだわりを流して、先生、神様の光を届けるパイプとなることと、人生を受納し、痛みを光に転じていくことは一つであることが感じられてきました。
痛みがあったから、神理を求めたし、痛みを抱える人の同伴者になりたいという願いも抱くようになったんだな。
痛みに光が注がれて、世界を照らす光へと変えることが出来ますように。そのことに取り組み続けたいと感じました。
豊心大学入学式の感動
最終日も、炎天下の中、誘導の働きをさせていただきました。
途中で、今年初めて豊心大学セミナーに参加された方のために、豊心大学の入学式が執り行われました。
外に待機していた皆さんが、会場内に入って行かれたのですが、プロジェクトの皆さんが拍手で送り出して行かれました。
私は、少し離れた場所にいたのですが、その場に注がれている祝福の光が離れていても伝わってきて、一緒に感動を体験させて頂きました。
私にも現れていた頂いた功徳の発見
こうして充実したセミナー三日間の歩みが閉じられていきました。最後、この三日間を一緒に過ごせた皆さんのことが、とっても大切に思えて、別れがたい思いを抱えつつ、それでもプロジェクトは終わっていきました。
セミナーが終わった後で、セミナーのスタッフの方と話す機会がありました。
「開口一番、顔の表情が全然変わったね」と言われて驚きました。
というのも、一緒にPJを担っている皆さんが、癒されるほどに、顔の表情が全く変わっていかれて、心からの笑顔に変わっていかれるのを傍から見ていたのですが、自分の顔は見えないため、自分が癒されていることには気づいていませんでした。
場に、先生、神様の光が注がれることを願いながら、その癒やしの光は、同時に私自身に届いており、癒されていたことを感じました。
セミナー後に現れた光転の連鎖
セミナーが終わった後も、愛を深める祈りを続けていきました。
祈るほどに、信次先生、佳子先生の愛が自分に注がれていて、その存在を近くに感じるようになっていきました。
もう何もいらない・・・。そのような思いになっていきました。
そして、信次先生、佳子先生の願われている世界の具現のために働かせて頂きたいと思うようになりっていきました。
すると、世界に変化が起こっていきました。これまでどうしても進まなかった、仕事のプロジェクトが一気に進み始め、多くの助力を頂いて、企画書までできてしまいました。
一瞬快暴流になりそうになったのですが、そうではなく、信次先生、佳子先生の開かれんとされている世界に対して、これまで自分の煩悩がストップをかけていたんだなと思いました。
自らを浄化し続け、愛に応えてきたいと思います。