THE GATE SRS:AIにはない、人間の心に秘められた力への憧れ

今年は、早くから農業研鑽チームが動き出すことになり、3月に八ヶ岳に行くことになりました。

皆さんと作業をして、止観シートに取り組んで、新たな発見を頂いたのですが、翌日が、山梨の陽春の集いだったので、八ヶ岳に一泊させていただきました。

都会の喧騒を離れて、雄大な大自然、そして満天の星空と向き合っていると、永遠の生命として大いなる存在に生かされている恩恵がしみじみと感じられてきました。

Contents

地上の星での神理実践シートで見えてきた現実

翌朝、早く起きて地上の星で禅定をさせていただきました。

しばらく禅定した後で、GGP(グローバルジェネシスプロジェクト研鑽)で降ろされた最新の神理実践シートに取り組みました。

改めて自分の取り組んでいる、MBSEという新しい技術が、なんで身近な人に評価されないのか取り組んでみました。

(MBSEとは、アメリカのNASAなどの、航空防衛宇宙産業で開発された新しい技術であり、自動車業界にも徐々に導入されつつあります。自動運転や、複雑な制御をするために必要と言われています)

シートに取り組むと、「こんなに頑張っているのになんで理解してくれないんだ、理不尽だ」という、いつもの繰り返しの思いに飲み込まれていきました。

しかし、「すべて出来事には意味がある」という神理を心に、その呼びかけを受けとめていったところ、自分の軸に無理に相手を合わせようとしていたことが見えてきました。

でも、このMBSEという難しいテーマについて、私が5年間かけてようやく分かってきたことを、全く前提のない人にすぐに理解してもらおうとしても、そもそも無理があったことが見えてきました。

まずは、相手の評価の軸に自分を合わせて、相手の願っている問題の解決への道をつけ、その先に自分が取り組んできたことが少しつながることを伝えるだけで良かったんじゃないかな?

天はそのような道へと導かれているのかもしれないと感じられてきました。

更にどのように具体的に変わっていけばいいか求めていったのですが、自分のやりたいことを実現するために、周りの皆さんを巻き込むような形になっており、それで周りの皆さんが、「自分の都合のいいように歪曲している」と言われていたことが見えてきました。

そこから、周りの皆さんの困りごとの解決の為に、自分を使っていただくようにすればいいんじゃないかと思えてきました。

端的に表現すると

自分のために周りを使う → 周りのために自分を使っていただく

という転換が必要なことが見えてきました。

地上の星で、禅定に取り組みつつ、シートに取り組むことで、初めて見えてきたのですが、これまでの繰り返しの限界と、どのように転換していけばいいのかが非常にシンプルな形で見えてきました。

農業研鑽を通しての新たな発見と新たな疑問

また、農業研鑽のメンバーさんとの出会いを通して、もう一つ新たな発見がありました。

その方は、元々、苦・衰退の煩悩を強く抱かれているのですが、「八ヶ岳に雪が積もっているかどうか調べてほしい」と要望を出されました。

要望に応えても応えても、次から次に新たな要望が出てくるように感じて、私は要望に応えられなくなる恐怖を感じました。

その関わりを通して、自分が上司にやっていたことも同じことをやっていたんじゃないかなと思い、上司の頑なな態度を引き出していたのは、自分自身の苦・衰退ベースの快・暴流だったんじゃないかな?と自分の姿が客観的に見えてきました。

自分としては、自分の願いしか見えないために、全体のために役立つことを提案しているつもりだったのですが、提案を出せば出すほど、上司にとってはそれが圧迫になっていたのではないかということが感じられてきました。

この関わりは止めようと思ったのですが、ただ、ここからどのように変わっていけばいいのかは見えないまま、THE GATE SRSのセミナーに参加することになりました。

THE GATE SRSセミナーでの後智慧の深まり

今回のセミナーは、初日に後智慧の取り組みをすることになりました。

科学のチームの皆さんと、一つ一つ項目に取り組みながら、連歌発想法という先生が作ってくださったミーティングの原則に従って深めていく取り組みとなったのですが、改めて自分自身の姿が客観的に見えてくることになりました。

それまで、目先の問題が非常に大きく見えていたのですが、改めてこの一年間のスパンで、後智慧に取り組むことを通して、手柄を焦る気持ちがあり、その思いで私が上司にプレッシャーを与えていたことが見えてきました。

また、科学チームの皆さんの中にも、論文を提出しても自分が思ったような反響がなかった方や、もっと長いスパンで評価してもらえなかった痛みを抱えている方もいらっしゃいました。

自分一人じゃなく、多かれ少なかれ同じような痛みを抱えている人は多いんだなあと思いながら取り組みを深めていきました。

そして、現状の関わりが捻れている状態では、自分の願っている方向に進めるのは無理があることが感じられてきました。

それよりも、まずは上司の求めていることに地道に応えて、信頼関係ができてから自分のやろうとしていることを後押ししていただけるような関わりに変えていこうと、改めて思いました。

「月の心」の菩提心の書写行の深まり

その翌朝、いつものように「月の心」の菩提心の書写行に取り組みました。

あらためて「月の心」で振り返ってみると次のような発見が訪れました。

『自分の事を認めさせよう、分からせよう、評価させよう、その欲得の心が基にあって、歪曲、独尊、孤立の現実を生み出し続けていることに、自分では全く気づけず、自分を認めさせようと力めば力むほど無理があった。「月の心」で支えられるようになりたい。CGについても「月の心」』

と「月の心」の書写行を通して快・暴流で壊してきたことが痛切に感じられてきました。

脇本教授から頂いた切磋琢磨

二日目は、分野別の研修となり、先生がTHE GATE SRSの場におろしてくださった神理実践シートに取り組むことになりました。

前日の取り組みで、自分の手柄を優先するよりも、まずは上司の意向に従おうと思ったのですが、具体的に何をどうするのかまでは見えていませんでした。

そこで、シートに取り組みながら、これから訪れるカオスにどのように道をつけていくのか求めていきました。

途中でグループミーティングがあり、お隣の脇本教授にも色々とアドバイスをいただくことになりました。

脇本教授は、高橋佳子先生のご著書『最高の人生のつくり方』の第2章でもご紹介されていますが、このセミナーの初日に、21世紀のごみ処理施設のモデルとなる「バリクリーン」が国土強靭化の大賞をいただいたことをお話しくださいました。まさに人生最高峰カオスに向かわれている脇本教授は、レベルが違うなあと恐れ入りながら、アドバイスをいただくことになりました。

私が上司との間でなかなかうまくいっていないことを話したときに、少し遠慮がちに、「人間のことをもっと好きになれるといいのになあ、君の可能性が開かれないのはもったいない」とお話くださいました。

切ないような、悲しいような思いがしみじみと伝わってきて、自分が変われないことが申し訳なく感じられてきました。

そのようなありがたい切磋琢磨をいただきながら、取り組みを深めていきました。

「青写真」のかけらへのアクセス

元々やりたかったMBSEをダイレクトに推進することができないので、半ば仕方なく、その土台となる地道な技術構築をしようと考えていたのですが、シートの取り組みを通して、その可能性が感じられてきました。

それも、自分独りで取り組むのではなくて、皆さんと響働するなかで、一つ一つの智慧の結晶が生み出されていくことが感じられてきたのですが、その輝きはとても強烈で、クリスタルの塊のような、硬質で強い輝きのイメージが伝わってきました。

高橋先生のご著書『最高の人生のつくり方』の2章の「創造の秘密」の中に、青写真にアクセスした、モーツァルト、村上春樹氏、ニコラ・テスラが紹介されているのですが、テスラについて次のように書かれています。

『テスラは、世界中に技術革命をもたらした交流モーターのアイデアを思いついたとき、こう感じたと言います。「そのイメージは、すばらしくシャープで、明確で、金属や石のような確固たる存在感があった」
まさにそこにあった「青写真」にアクセスできたということでしょう。』
(『最高の人生のつくり方』117P より抜粋)

先生がTHE GATE SRSにおろしてくださった神理実践シートを介在として、改めてカオスと向き合ったときに、このテスラの青写真につながるような、技術の本来の可能性の姿がありありと見えてきたように感じました。

休憩時間に頂いた仲間からの切磋琢磨

先生ご公演前の休憩時間に、科学のメンバーでスターバックスに行くことになりました。

まだ、科学的に現象が解明されていない、プラズマと金属の反応について、調べられている話などを聞かせてもらったり、入会してまだ3年ほどの方が、ご家族との奇跡のような再結が生まれたり、それぞれの実践を分かち合っていきました。

そんな中で、上司からもらった切磋琢磨のことを話したのですが、

「歪曲しないように」「自分の都合のいいように解釈しないように」「もっと地に足をつけて」「言っていることが難しくてわからない」

と切磋琢磨を受けていると話したら、皆から「それはありがたいことだね」と予想外の反応をいただきました。

自分は上司から切磋琢磨をいただく度に、「それって快・暴流ってことだよなあ、いたたたた」と思いながら聞いており、煩悩地図も知らないのに、なんでこんなに的確に煩悩をついてくるんだろう?と思っていたのですが、ありがたい同志を頂いているのかなと感じられてきました。

高橋先生の御講演 人間の心に秘められた究極の力-先生への憧れ

そのような想いをいだきつつ、先生のご講演に向かいました。

今回も、先生は新たな視点から人間の心の成長についてご講義をくださいました。

感覚、感情、思考、意思という心の働きが育った時に、どのような力が発揮されるのか教えていただいたのですが、AIにはない、普通の人からすると超能力のような人間の力の素晴らしさを感じ、大変に憧れました。

同時に、先生はまさにこのような心の力を発揮されていることが感じられて、改めて先生がモデルであると思いました。

最近、試練が訪れた時に、「先生だったらどうされるだろうか」と求めていくと、自分には想像できないような道が開かれていく体験があったのですが、先生の具現に倣わせていただくことの大切さを改めて心深くに刻ませていただきました。

会社での新たなる神理実践スタートと、応援してくれる世界との遭遇

翌朝、早速ミーティングがあり、セミナーで感じた願いを具現する方向で、これからの仕事の進め方について提案させていただきました。

またいつものように、足を引っ張られるようなことを言われるんじゃないかな?と恐れをいだきつつ、伝えていったのですが、予想に反して、「できるだけ丁寧に取り組んでください」とコメントをいただくことになりました。

更に、一緒に智慧の結晶を作っていきたいと感じたエンジニアからも、お願いしたわけでもないのに、その後、積極的にスキルを提供くださり、私の方からもMBSEに関連するスキルを共有化することになりました。

自分ひとりの手柄を捨てて、快・暴流を浄化して、皆さんが願われる青写真の具現、全体の進化を願って進めようとすると、世界は本当に応援してくれるんだなあと実感させていただきました。

またすぐに、カルマにつながる思いが出てきて、「歪曲-独尊」の受信発信でNoをいただくこともあると思いますが、Noは青写真からずれている呼びかけと受けとめて、世界の秩序に従った具現へと軌道修正をしていけるようになりたいと思いました。

2 thoughts on “THE GATE SRS:AIにはない、人間の心に秘められた力への憧れ”

  1. 感覚、感情、思考、意思の深化とその力ってとても興味深いです。批判→正論を共感→愛語に転換してるつもりが、依存→契約になっている。これは願いなのか執着なのか。托身なのかあきらめなのか。「私が変わります」の興味は尽きません。

    1. Junjinoさん、私もどうやって変わればいいか、ずっと模索中なのですが、今年の合同セミナーをお受けして、善我を育むことの極意を教えていただいて、宿命の洞窟から脱出する道へと誘われたように感じました。菩薩への階段を一歩一歩導いていただいている恩寵を改めて感じました。先生とご一緒に歩ませていただけるこの時を大切にしたいですね。

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