2016年劇役者への挑戦 永遠に刻まれた神理劇「波濤を越えて」完結

命がけで臨まれていた先輩の志との出会い

舞台裏に戻ってきても、鳴り止まない会場の拍手がずっと続いていたのですが、舞台で演じさせて頂いていた私たちも、裏方の皆さんも一つになって拍手をさせて頂いていたのですが、鑑真を演じられていた川津さんが戻ってこられました。

その時に一層大きな拍手が起こったのですが、その瞬間、川津さんに対する感謝の思いが溢れてきてしまいました。

川津さんが肉体の限界と闘いながら、舞台に立たれていることは知識としては分かってはいたのですが、一見するとお元気そうにも見えていました。

しかし、その瞬間、川津さんの大変な状況が心深くに伝わってきて、川津さんがどれほど厳しい試練を乗り越えて、一瞬一瞬の演技にいのちがけで臨まれていたのかが言葉を越えて伝わってきました。

私は和上の弟子のお役を頂いており、ずっと一緒に旅をさせて頂いてきたのですが、この期間、一緒に弟子として歩ませて頂いた感謝の思いが溢れてきました。

後智慧期間に、川津さんから病状についてお聞きすることができたのですが、川津さんは心臓の一室が壊死していて、その状態で3週間以上生きていた例は、世界でも前例がないということでした。その川津さんが生きて、舞台に立って、主役を演じられたということは、本当に奇跡的な状態であり、いつ倒れてもおかしくないような中で演じられていたことが分かっていきました。

川津さんが魂の願いを生きて、舞台で演技をされるために、先生が川津さんの肉体に光を注ぎ続けて下さっていたことが、愚鈍な私にも伝わってきました。本当に奇蹟の舞台を、ご一緒にさせて頂いていました。

先生からこのお役を頂いたこと、伝道者研鑚セミナーという先生と「魂の学」を求め続けてきた皆さまが参加されている舞台で演じさせて頂いたこと、裏方の皆さんや、役者の皆さんと響働にチャレンジし、プロジェクトができたこと、その感謝の想いが一気に溢れてきて、止まらなくなってしまいました。

そして、司会のSさんが、司会に立たれたのですが、Sさんも嗚咽が止まらず、先生と共に新しい国づくりのために生まれてきたという、魂の願いの原点に回帰されて、その魂からの思いを直接会場に伝えて下さり、会場の皆さんもその思いで一つとなっていました。
Sさんの思いが象徴するように、その後も劇を観られた皆さんの感動の声が、ずっと届けられることになりました。

後で聞いてみると、大の大人が、涙を流していたというレベルじゃなくて、声を上げて嗚咽されていたという声を聞かせていただきました。
こうして、きっと千年先まで伝承されていく神理劇「波濤を越えて」が成就されていきました・・・。

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