GLAの歴史の振り返り 地獄滅消の法 → 菩提心発掘への歩み
今回は、GLA会員のライフスタイルの一つとなっている書写行についてです。 GLAでは、2009年にGLA創立40周年を迎 ...続きを読む
2012年4月18日
The Path to Bodhisattva, One GLA Member's Story.
「菩提心」とは、「本当の自らを求め、他を愛し、世界の調和に貢献する心」。私たちは、自然の姿に託された「12の菩提心」に心を合わせてゆくことで、その輝きを自らに写し取ってゆくことができます。
「菩提心」とは、もともと仏教で「菩提=悟りを求める心」のこと。「魂の学」では、その精神を受けとめつつ、さらに広く、「本当の自らを求め、他を愛し、世界の調和に貢献する心」を意味します。「菩提心」は、自分を成長させようとするだけでなく、自分をはみ出して、他を想い、全体のためにはたらこうとする心なのです。
菩提心が放つ様々な輝きを、「魂の学」では、私たちが古来より心を寄せて親しみ、生き方を学んできた自然の姿に託しています。それは、「月の心」「火の心」「空の心」「山の心」「稲穂の心」「泉の心」「川の心」「大地の心」「観音の心」「風の心」「海の心」「太陽の心」という12の心に象徴されます。この「12の菩提心」のどれもが私たちの中に眠っていて、私たちは、その1つ1つを磨いてゆくことで、それらの輝きを放つことができるようになります。
たとえば、大切な事態に向かうとき、心の中にとらわれやこだわりがあれば、それは必ず、自分の認識や判断に歪みを与えてゆきます。そこで、「自らの中にあるとらわれやこだわりが、川の流れに浄化されて、自由な心に近づくことができるように」と、「川の心」の菩提心を想い、念じることによって、事態を切り開くための智慧を取り出すことができるようになるのです。
出 典
『12の菩提心──魂が最高に輝く生き方』