GLA合唱団体験_師に導かれて神理と合唱を一つに結ぶ歩みの深まり

菩提心合唱団、今年で6年目の歩みを頂くことになりました。

今回のプロジェクトから、プロジェクトを支える側としてはたらかせて頂き、より深いプロジェクト体験を頂くことになりました。

Contents

仕事のプロジェクトにおける試練の日々

善友の集いに向けての合唱団プロジェクトの期間は、会社でも強い緊張状態におかれる日々が続いていました。

会社の改革プロジェクトにおいて、これまで会社が導入したことがない新しいシステムを導入しているのですが、既存のシステムに携わっている部門から様々な抵抗がありました。

そのため、インフラの手配から、ミドルウェアの設定、アプリケーションのインストール、具体的な操作検証等々、様々な設定を実質一人で担うことになりました。

「もし自分が失敗したら、このプロジェクト自体の成果が出なくなってしまう・・・」そのような、緊張感を抱きつつ、一つ一つ試練を乗り越えていきました。

またプロジェクトのリーダーとして、プロジェクト全体のコーディネーションや部門間の調整もやる必要があり、会社にいる間は充分にシステムに触ることはできませんでした。

そこで時間を捻出して、土日に会社に行っては導入したばかりのシステムへの理解を深め、ようやく会社の役員への重要な報告を成功させることができました。

チームのメンバーからも、「よくあの短期間でここまで結果を出すことができたね」とお互いを讃え合う、振り返りの場が持たれました。

「よく頑張ったね」 というメッセージ

このような試練の日々の最中も、毎日の行は欠かさず取り組んでいました。

朝に取り組む行として、「一日のはじめに」を祈った後で、菩提心の書写行に取り組み、禅定しています。

禅定に取り組む事を通して、存在の重心が育まれて快苦に振り回されることが少なくなり、自らが魂存在である実感を頂くようになってきました。

役員報告の翌朝のことです。いつものように、禅定をしていると、「よく頑張ったね」という思いがふと伝わってきました。

私は幼い頃から、両親から否定され続けて育ってきたために、「どんなに頑張っても認めてもらえない」というつぶやきがあります。

そのため、「よく頑張ったね」という思いが伝わってきたこと自体が新鮮で、何でだろう?という不思議な思いを抱きました。

しかし、会社に行って仕事をするうちに、そのことはすっかり忘れてしまい、夜の合唱団の練習に行きました。

自分が頑張ったのではなく、誘われて歩む道

GLA合唱団の練習では、合唱を通して菩薩への道を歩み深めることが大切にされており、GLAのプロジェクトの基本とも言える研鑽奉仕一如の精神がとても大切にされています。

研鑽への取り組みを通して、境地が深まるほどに、合唱の響きが変わっていく体験ができます。

その日は、合唱の練習が深まる中で、合唱の指導をしてくださっている方から曲作りにおける高橋先生とのエピソードを教えて頂きました。

あるとき、自分が作った曲が先生のイメージにぴったりのものだと感じたことがあったそうなのですが、自分が高橋先生のイメージに近づけられたのではなく、自分がやってきたと思っていたことも一切は先生に導かれての歩みであったことに気づかれ、その瞬間、孫悟空の物語を思い出されたそうです。

自分の力を誇示して、世界の果てまで行ってきたことを主張する孫悟空が、一切はお釈迦様の手の中であったことに気づき、砕かれるシーンがありますが、一切は先生の御手の中であったことに気付かれ、先生とはいかなる御方であるのか全く分かっていなかったと砕かれた体験があったことを話して下さいました。

私はその話を聞いていて、ふと朝の出来事を思い出しました。

私も、「どんなに頑張っても認めてもらえない」という悲壮感を抱きつつ戦ってきたと思っていたのですが、全ては大いなる存在の御手の中で導かれての歩みを頂いてきたんじゃないかと思いました。
そして、合唱団の練習の中で、そのような発見をすることをご存知で、朝メッセージを頂いていたんじゃないかと思いました。

長年分からなかった「生命の余白に」の深まり

この孫悟空の砕きの発見は非常に大きかったのですが、そこに到るためにはいくつか超えなければならないテーマがありました。

とりわけ禅定への取り組みから深まっていった歩みは、貴重な体験となりました。

今期の合唱団では、初の試みとして練習のカリキュラムの中に禅定が取り入れられました。

セミナー以外で、皆で禅定に取り組むのは初めての体験だったのですが、禅定に取り組んでいくと、その場の空気が目に見えて清浄になり、光が注がれているように感じました。

それまで歌っている最中に、緊張して力んでいる人も多かったのですが、禅定を通して清浄な心になると、自然と力みが取れ、歌声が一つになっていきました。

禅定と合唱が深まりつつある中で、あるとき合唱の先生から「私たちは一つになるのではなく、元々一つであったことを思い出しましょう」というご指導を頂いたことがありました。

その瞬間、場の空気が一変しました。

「一つになるのではなく、元々一つだった・・・」そのことを多くの人が、頭ではなく、体験として実感してしまいました。禅定を通して深まってきた体験が、結晶化した瞬間でした。

その後の合唱は次元が全く変わってしまい、更に美しい響きに変わっていきました。

このような稀有なる体験を頂きながら、ふと先生が20代半ばで書かれた「生命の余白に」という御著書の一節が思い出されてきました。

かつて『私』は空を住処とし 境をもたず 流れる理のままに

相対の世界に 固定の枠をあてがうことなく

智慧のあらわれをこそ 自らの身体となしていた。

智慧とはただなることであった。

私は樹々であり 山であり

海であり 月であった。

私は彼であり 人々であった

『生命の余白に』(三法出版)
生命の余白に
生命の余白に

この一節は、実在界で魂として存在していたときのことが書かれているようなのですが、どのような感覚なのかさっぱり分かりませんでした。

しかし「元々一つであった」という言葉を頂いたときに、何故かこの御著書に書かれていたことが思い出され、すっと心に落ち、体験としての理解につながりました。

あの本に書かれていたことは、本当だったんだ・・・。

そして、先生は、私たちには到底分からない、遙かに高い境地にいらっしゃって、「生命の余白に」をお書き下さっていたんだなと思いました。

不思議なことに、他にもこの祈りの意味が初めて分かったと言わる方がいらっしゃり、同じような体験を頂かれていました。

二つの発見のつながり

この二つの発見は、どこかでつながっているような感覚があったのですが、分からないままGGPに参加し先生の御講義の反芻をお受けしました。

先生は最後に「皆さんの歩みをずっと見守っています」とお話し下さっていました。

この一言で、バラバラに見えていた二つの体験がつながりました。

「生命の余白に」の中に書かれていた、魂の感覚を深くご存知の先生・・・。

そして、孫悟空の物語に出てくるお釈迦様のように、見守り導いて下さっている先生・・・。

到底計り知ることはできませんが、先生とはいかなる御方であるのか、その一端を垣間見させて頂いたように感じました。

菩薩への祈り 静かに深まりゆく神理実践への願い

このような神理実践の歩みを深めつつ、生み出されていった善友の集いの合唱は、歌っている自分達がびっくりするほど綺麗な響きになり、多くの皆さんから感動の声を頂きました。

合唱が終わった後は、参加者として会場で先生のご講演をお受けすることができました。

ご講演の最後に「菩薩の祈り」をお受けしました。

祈って下さっている先生の御心に心を合わせ、集中していきました。祈りが終わった後も、先生の祈りがずっと心に響き続けてていました。

何か大切なことを教えて頂いたような感覚はあったのですが、輪郭がぼんやりして掴みきれませんでした。

そこで、感想シートに取り組みながら、頂いたものを明確にしていきました。

祈りの最中に、先生が試練について語られていた所は、仕事上の試練が何度も心に浮かんできていました。

現在、仕事の神理実践として、多くの頭脳明晰な皆さんがチャレンジしながら挫折してきた改革プロジェクトに挑戦しています。

そのプロジェクトへの挑戦自体が先生に導かれての歩みであり、転生かけて知りたかった智慧を、OJT(on the job training)で、体験させて頂く歩みであったことが見えてきました。

合唱の練習を通して、一切は先生に導かれての歩みであったという実感は、菩薩の祈りを通して、菩薩への道を歩みたいという転生かけた願いと、現在の仕事のミッションワークへとつながっていきました。

菩薩道
1994年に頂いた神理カード

「生命の余白に」に挟まれていた、1994年に頂いた最初の神理カード。ずっと探していて、やっと見つかりました!

時の羅針盤・133 − 神理で交流する の深まり

高橋先生は4月号の時の羅針盤の中で善友について次のようにお書き下さっています。

「善友」を得るということは、その人生のすべてが転換する土台を得ることに等しいからです。

時の羅針盤・133 − 神理で交流する より抜粋

人生のすべてが転換するとありますが、本当にその通りだなと思いました。

GLA会員として、高橋先生という最高の師に導かれ、菩薩への道を歩ませて頂く恩恵が更に深まっていきました。

頂くばかりで本当に申し訳ないので、頂いた功徳を報恩としてお返しする、お世話同伴に尽くす歩みに向かって参ります。

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